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ソニータ

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ソニータ

ジャンル 教育 人権 多様性 社会変革 問題解決  口コミ数 5件 時間 91分 製作年2015年  監督 ロクサレ・ガエム・マガミ
review!
5

《サンダンス映画祭2016 ワールドシネマ部門グランプリ&観客賞ダブル受賞》
《アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)2015 観客賞》
《シェフィールドドキュメンタリー映画祭2016 ヤング審査員賞》ほか受賞多数

沈黙のかわりに私は叫ぶ。

絶望の淵に立たされたとき、あきらめない少女の歌は奇跡を引き寄せる。
家族のために結婚を強いられる魂のラッパー、
ソニータは歌い、自らの運命を変えていく――

2017 年10 月21 日(土)、アップリンク渋谷他にてロードショー

Screening Information

2018/01/28
[ 千葉県 ] makuhari.cinema #05 映画「ソニータ」上映会&シネマダイアログ
2017/12/17
[ 長野県 ] 恋する虜 映画上映会
2017/12/15
[ 広島県 ] ハチドリシネマ「ソニータ」上映会

市民上映会 開催者募集

Synopsis

 ソニータの理想の両親はマイケル・ジャクソンとリアーナ。もしパスポートを持っていたら名前はソニータ・ジャクソンにしたいと言う。スクラップブックに書いた夢は有名なラッパーになること。しかし、現在の彼女のファンはイランの首都テヘランの子ども保護施設の子どもたちだけ。パスポートも滞在許可証もなく、アフガニスタンのタリバンから逃れてきた難民の彼女は、不法移民としてこの施設で心の傷を癒やすためのカウンセリングや将来のアドバイスを受けている。

 一方で彼女の家族は全く別の将来を準備していた。アフガニスタンに住む親は、16歳になったソニータを、古くからの習慣どおりに見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は9,000ドル。夢を追いかけたいソニータに結婚する気はない。しかし、家族との関係も失いたくない。そんなジレンマを抱えながらも女性が歌うことが許されないイランで、ソニータはどうしたらラッパーになる夢を叶えることが出来るのだろうか?ロクサレ・ガエム・マガミ監督は、取材対象の人生に関与すべきかどうか悩みながらも、同じ女性としてこの問に答えるようにソニータの夢と人生に深く関わることとなる。ラップのビデオクリップを製作すると、運命を変える出来事が起きる。果たしてソニータは人生を変えるチャンスをものにする事ができるのか?

Story

作品背景

 2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が発生。その年の10月にはアメリカを中心とした多国籍軍がアフガニスタンに侵略しタリバン政権が崩壊した。タリバン政権崩壊後のアフガニスタンでは2002年6月に移行政権が発足し、2005年には議会選挙が行われるなど、新しい国家作りが進んでいた。しかし2003年以後、徐々にアフガニスタン南部を中心に勢力を回復していったタリバンによるテロや攻撃が増加していった。同時に危険が増すアフガニスタンを出国する難民も増加の一途をたどることとなる。10歳の頃、家族と共にイランへと逃れた少女ソニータも、そんな難民の一人だ。国際連合難民高等弁務官事務所によると2016年末の時点でイランに暮らすアフガニスタン難民は約95万人。不法滞在者を加えれば、その数は数百万人にも及ぶともいわれる。

 ソニータはテヘラン郊外の貧困地域に帯在許可書なく不法滞在する難民の一人だ。滞在許可証も保証人もいない彼女らにとって、住む場所を確保することすら難しい。誕生時から公的な書類で誕生の記録が存在しないため、正確な誕生日もわからない。また、アフガニスタンから逃れたイランでも、ヒジャーブ(頭に被るベール)を身に付けないと逮捕されたり、女性だけで公の場で歌うことが禁じられているなど、子ども支援団体で教育を受けながら、ラッパーの夢を叶えようとするソニータの環境は厳しい。

 ソニータの母は兄の結納金を得るため、16歳になったソニータを無理やり知らない男性と結婚させようとする。母本人もソニータよりもずっと若い頃に同じように結婚している。アフガニスタンでは、親に言われるがままに結婚することが古くからのしきたりとなっているのだ。確かな統計を取ることがアフガニスタンでは難しいが、18歳未満で約半数の女性が結婚すると言われ、アフガニスタン独立人権委員会によると60~80%の女性が親が決めた相手と結婚している。いわゆる強制婚である。ソニータが保護されている施設の子どもたちも次々と結納金と引き換えに結婚が決まっていく中、ソニータはアフガニスタンの少女たちが抱える悩み、悲しみや怒りをラップに込めて歌い始める。そして次第に才能を開花させ、運命を変えていく。 

Data

原題 Sonita 製作年 2015年
製作国 スイス・ドイツ・イラン 制作 TAG/TRAUM 共同製作:INTERMEZZO FILM、 ロクサレ・ガエム・マガミ、NDR、RTS、SRG SSR、DR
配給 ユナイテッドピープル 時間 91分

Cast & Staff

監督 ロクサレ・ガエム・マガミ 製作総指揮
プロデューサー 原作
脚本 音楽 ソニータ・アリザデ、セパンダマズ・エラヒ・シラジ
撮影 編集
キャスト ソニータ・アリザデ ロクサレ・ガエム・マガミ

Review(5)

17/11/13 16:00

夢を追う情熱と、魂のラップに感動した。ソニータの笑顔が見れて良かった。(@tomonorimuraoka )
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昨日から『SONITA』のラップが頭から離れない。言葉にビートがのった瞬間に起きるケミストリー。これが音楽という文化なら人類ブラボーと拍手したい。(@sugally )
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17/11/13 16:01

「ソニータ」観てよかったわー。途中十代の娘たちが当然のように交わしてる会話とか慣習とか、なんともいえない気持ちになるけど、世界は色々なんだなぁとあらためて思った。(@IsMyPeach )
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また今年ベスト級きたわ。強い少女の姿に何度も泣いた泣いた。イランで厳しい生活を送るアフガニスタン難民の少女。貧しい生活や女性は結婚時に「売る」ものというアフガンの風習に苦しみながらも、ラッパーとして成功することを夢見て明るく振る舞う。(@marutabatsuo )
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変えられる!声をあげ続ければきっと動かせる!って希望が湧いてくる(@YiXingnarunaru )
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17/11/13 18:25

公開中の『ソニータ』は間違いなく私の今年の映画10選に入るドキュメンタリー。
まだ幼い女の子が家を守るためにお金と引き換えに嫁ぐこと、未来を選ぶ自由、イスラム圏の女性はなぜ頭にヒジャブ(スカーフ)を巻くのか。
ソニータの切実なラップが胸を締め付けるけど、彼女がそのラップで切り開いた未来は希望を見せてくれる。もっともっと広まってほしい映画。
今作は数カ国の共作ですが、イランは良質な映画を定期的に届けてくれるね。
ソニータを観て、大好きな『ペルシャ猫を誰も知らない』や『ペルセポリス』(これはフランス制作でイランが舞台)を思い出し、久しぶりに観たくなった。
(@laylaokuhama)
※インスタグラム投稿より代理投稿

17/11/13 18:26

映画『ソニータ』を渋谷アップリンクで鑑賞。ラップで涙したのは初めてでした。
勇気と強さに感動するドキュメンタリー映画。
イランに滞在する難民ソニータ。将来の夢はヒップホップアーティストだという。
同級生が強制結婚を強いられる中、ソニータはその憤りを魂のラップに刻み歌いあげる。
滞在許可書はなく、女性は歌うことができない国。
全てが逆境のなかで、撮影監督やスタッフをも巻き込んで行くストーリー展開。
ラップ一つで人生を切り開く姿に涙なしでは見られません。
オススメの作品です。
(@koichi.taka)
※インスタグラム投稿より代理投稿

17/11/13 18:28

『ソニータ』イランで暮らすアフガニスタンからの難民、ソニータ。
女性が歌うことを禁じられたイランで、ラッパーを夢見る少女を追ったドキュメンタリー。
辛い社会で生きる子供が被写体であっても、本来はドキュメンタリー映画の監督がそこに助けを出すのは、ドキュメンタリーとしては間違いだと思う。
作中で監督自身も言っている。でもきっと誰もが助けてあげてほしいと思うだろう。それは彼女を救うことが、彼女を救うだけでなく、もっと大きな可能性に繋がる期待をしてしまうから。
音楽をもって伝えることの意味が確かにあって、それが純真な夢であることに、感動なくしては観られない。本当に観て良かったと思うし、観てほしい。悲観ではなく希望の詰まった映画でした。
(@dr.lime)
※インスタグラム投稿より代理投稿

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