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ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

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監督:ルーシー・クラフト、ケレン・カズマウスキー、キャサリン・トールバート
監督:ティム・コール
監督:リック・グレハン
監督:ダーヴィド・グロス、ゲオルク・ミッシュ

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

ジャンル 環境 教育 人権 社会変革 問題解決
時間 93分 製作年2015  監督 アンドリュー・モーガン

ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー

華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実とは?リヴィア・ファース、ヴァンダナ・シヴァフェアトレードブランド「ピープルツリー」創設者サフィア・ミニー等登場。

ファッションを取り巻く悲惨な状況には何度見ても涙が出る
― サフィア・ミニー(ピープルツリー代表)

なぜピープルツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
― エマ・ワトソン(女優)

Screening Information

2024/06/07 ~ 2024/06/08
[ 滋賀県 ] 【ザ・トゥルー・コスト】宮前舎の上映会/(6/7-8)

上映会 開催者募集

(c)TRUECOSTMOVIE

About the film

これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

More info

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またまたフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。

Data

原題 THE TRUE COST 製作年 2015
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 特別協力:ピープルツリー  協力:Dr.Franken 時間 93分

Cast & Staff

監督 アンドリュー・モーガン 製作総指揮 リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
プロデューサー マイケル・ロス 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト サフィア・ミニー ヴァンダナ・シヴァ ステラ・マッカートニー ティム・キャッサー リック・リッジウェイ ほか

Review(23)

15/11/15 10:53

kyousei1977s@gmail.com さんのレビュー
感動 役立ち 学び 人生変わる 泣ける
この映画を観て
全ての人々が心を揺さぶられるだろう
自分の過去行動に対して
後ろめたさなどを感じるかもしれない
しかし暗くならないで少しづつでも行動を変えていこう
この映画を見て地球の裏側で起こっている
現状を家族、恋人、友達に伝えて知ってもらい
一人ひとりが自分で考え行動を変えていくことが大切だと思う
改善に関わっているピープルツリーやエシカル協会の
活動に微力でも関わっていって欲しい
映画を観て誰かに伝えるだけでもいいんだ!

映画の内容は
ファストファッションの縫製工場で起こった
8階建てのビルの倒壊事故
1100人以上が死亡し、負傷者は2500人を超えた
この事故ではない「事件」を
アンドリュー・モーガン監督が制作したドキュメンタリー

ファストファッションの製造はコストを極限まで下げるため
海外の工場でつくられている
作業環境は劣悪で、低賃金はもちろんのこと
何千人という女性がまるで監獄のような作業場所で
密集して作業させられている状況で起こった大惨事

語られることのなかったファストファッションの闇の部分を
・資本主義社会の異常さ
・不要なものを過剰なプロモーションで買わせるシステム
・コストを極限まで下げるために行われている搾取
・最低保障賃金を上げて欲しいという声をあげた従業員に対する理不尽な暴力
・服の製造過程で排出される廃液や大量の農薬散布による環境破壊
・汚染された地域で暮らす人々への健康被害
・ピープルツリーに代表される、環境にも人にも優しい雇用を生み出す活動
といったように様々な角度から取材し編集した映画である

映画の終わりの方で
ピープルツリーに関わってやりがいのある仕事を
賃金保障されて働いている女性たちの笑顔が印象的で
笑顔で居られる社会、日本は豊かなのだと改めて感じる
現地の人たちも笑顔になってもらいたいと
心から願う

もう一度繰り返すが、この映画は
ファストファッションに関わった自分に対する
罪悪感を抱かせるものではないし
行動が起こせるから偉いとか
何もできないからダメとか
それは知ってから自分自身で考えればいいことなんだから
まずは今の社会で起こっている現状を知ろう

15/11/11 10:32

シネマベリ二子玉川 さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
自分自身を表現する手段の「ファッション」。
どこのブランドのどの服を選択するかは私たちの自由。しかしその何気ない、無意識な意思決定の背景で血が流れていることを、私はこの映画で初めて知った。

安い服を買い回してクロゼットを膨らますこと、着倒すまで着ないで廃棄することを見直そう、ではない。
低価格の服の企画、生産、流通の事業が、グローバル化した世界でどんな構造で成立しているか、華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実についてドキュメンタリー映画を通して伝え、問題提起しているのがこの映画【ザ・トゥルーコスト ファストファッション~ 真の代償~】だ。

私の昨今のテーマで、過日のミニ講演でもお話しした【豊かさと幸せのものさしが変わった】ことに通じる主題であり、本当に深く染み入る映画だった。消費(しすぎる)社会への警鐘。

だからこれはファッション業界を題材にしてはいるが、そこだけの話ではないと言える。

是非、11/14から公開の渋谷のアップリンクへ

16/01/18 20:58

ミウラパン さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
「私たちの血で出来た服なんて誰にも着て欲しくありません。」

劇中、バングラデシュの衣服工場で働く女性がインタビューの中で発した一言が胸に突き刺さり、特に印象に残っています。

ニュースでは報道されないであろう、ファストファッションの裏側。

そんな実情がある中、この映画ではフェアトレードブランド「ピープルツリー」のサファイア・ミニーさんの活動に密着していて、アウトドアブランド「パタゴニア」の副社長のリック・リッジウェイさんら、ファッション業界の著名な方々が環境への取り組みや企業の責任について語っています。

行き過ぎた消費社会の影響で、地球規模の環境破壊が起こり、過酷な労働環境が生まれてしまった現実。
それらに憤りを感じながらも、地道に現状を打破するべく取り組む人たちの姿に一筋の光を見ました。

また、衣類も食べ物と同じで、どこでどのように生産され、人間と自然にどのような影響を与えるかなど、それらを知り少しずつでも意識して行動し、人の健康と自然環境に良い方を選択して行くことが大切だと改めて痛感しました。

今からでもすぐできること。

・人や環境を傷つける大量生産の服は買わない。

・服を買う前に必要か不要かじっくり考えて買う。

・ファストファッションの逆、スローなファッション、質が良く長持ちする衣類を選ぶ。

・新品よりまず、リサイクル品をチェックしてみる。

など、一人ひとりのちょっとした心がけで世界は大きく変わるんじゃないかと、この映画に教えられました。



16/03/29 09:20

渡部建具店 さんのレビュー
学び
「ザ・トゥルー・コスト」は社会問題をテーマに取り上げていますが、純粋に映画として楽しめる作品です。
ドキュメンタリーにありがちなお勉強臭さがありません。
それでいて、臭いものには蓋をしろで見て見ぬ振りをし続けてきたものの蓋を開け、映画鑑賞者に現実を見せてくれます。
監督の気づきと提案、それを伝える方便としてのデザイン。
映像の見せ方とそれを補う音楽が、メッセージに柔軟さを与えています。

なにを買うか
どれを選ぶか
その時、大切にするものはなにか
それは言い換えると、どう生きたいかであり、
どう在りたいか、であると思います。
めまぐるしく過ぎる日常を
どう効率よく過ごすか、
そればかりにとらわれていると
指針となる数値、金額が行動決定の動機となり
手にとる服にまつわるものへの想像力が働かない。
それは服だけでなく、食もエネルギーも同様に。
想像力の欠如とは、バーチャル化を意味するのではないかと思います。
人間関係の希薄化ではなく、
情報を多く収集すれば的確な判断ができると勘違いしている、
養老孟司さんが言うところの脳化社会に陥ること。
身体感覚を失くし、バランスを欠いた状態。
土から離れ、
手間ひまかけることを忌み嫌い、
育みが内包する愛情を知らず知らずのうちに手放してきたのではないか。
フランスで起きた悲しみは、
手にした利便さの裏にある悲しみから生まれたのではないかとも思います。
グローバリズムの下に進むグローバリゼーションとどう向き合うか。
新機種が発売される毎に買い替えることは、
一般市民を爆撃することに加担しているのと同意であると思います。
なにを買うか、は
今すぐ始められる急がば回れの大きな一歩だと思います。

大き過ぎる課題が次々と現れる現代、
消極的ニヒリズムに
陥りそうにもなりますが、
この映画が撮られたこと、
日本に広めたいと思う配給会社があること、
上映をしたいと思う人がいて、
それを時間とお金を使って見にきてくれる人がいる。
そこに大きな希望を感じます。

追記
上映回数を重ね、観ればみるほどに考えるテーマを与えてくれる作品です。
自分が一体どういう社会構造の上にいるのか。
そこに疑問を持ったのなら、どんな選択肢があるのか。
経済、環境、人権、産業革命後に見てみぬふりをしてきたもの、
保身による個人主義が作り上げ維持している社会構造と、
それとともにある自分自身の姿を写し出されます。

15/11/15 14:31

中村茜 さんのレビュー
感動 元気 学び 人生変わる 泣ける
賢い消費者になりたいと思いました。
人間が生きるために必要不可欠なものであり、人々が楽しむものであるはず洋服を生産している裏側に、こんなにたくさんの人を犠牲にしていたのかと思うと、悔しさ、疑問がたくさんこみ上げてきました。どうして、自分の身に着けているものの裏側に気を配らなかったんだろう。どうして、多くの人が問題に気づいているのに見て見ぬ振りをしてしまったのだろう、と。

今や、グローバルなつながりなくしては洋服は作ることができなくなっています。しかし考え方を変えたら、洋服は世界と密接に関わっているものだからこそ、それに対する考えや行動をすこし変えたら、世界はより良い方向にむかうのではないかとおもいます。

おしゃれ=たくさんの服を持っている人ではなくて
おしゃれ=その洋服にあるストーリーを真剣に考えて、心から大切にできる、賢い人だと思い、そんな人にないりたいと思いました。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
大阪市下水道科学館 2022年11月19日
みずから考える上映会『ザ・トゥルー・コスト』を開催しました。

みずから考える上映会は、水環境や自然環境に関するSDGsや社会課題をテーマにした映画の上映会。みんなで映画を見て、私たちの生活と自然環境とのかかわりや課題を知り、何ができるのか考えるきっかけにするイベントです。


第2回の今回の上映会では『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』を上映しました。
服飾業界の裏側に焦点を当てたドキュメンタリーですが、皮革製品の工場排水についての場面もあり、処理されていない排水の流域の住民の多様な健康被害の様子も映し出されていました。
大阪市民の下水道の役割や歴史、その未来をお伝えしている当館では下水の役割や重要性について考える入口ともなりました。

感想共有タイムやアンケートでみなさまから教えていただいたことを共有いたします。

………………………

・1つ1つの消費を、もっと丁寧にしたい。

・自らの消費の仕方について改めて考えさせられた。

・1枚の服には作り手、材料生産者、水などの環境と多くの関わりがあると感じた。

・(今回の映画を見て消費と労働、環境問題のかかわりについて)知れてよかったです。この映画を何回も見て咀嚼したい。

・消費のトレーサビリティーが重要だ。

・衝撃だった。安いからと言って服や商品を買いがちだったが、少し高くてもその先につくる人がいることを考えてものを買いたいと思った。

・規模の大きな問題。ファストファッションを買うことはあり、何気ない日常だが、何も考えない事こそが問題を生んでいる思う。

・SDGsについて仕事でも取り組んでいきたいと思っていたところだった。

・根深い問題と感じる。資本主義を選んだ国が問題をうんでいるし、途上国とフェアな関係が築けていない。フェアトレード商品を買おうと思うものの、あまり売っていなかったりする。メディアにも取り上げられないのでみんな知らない。

………………………

などなど、切り口が多様な本作品で多くの感想を伺うことができました。

私たちが使う商品やサービスは、それを買う顧客あって成立しています。環境問題、労働問題は遠くの途上国の貧しい人たちのことと切り離さず、私たちの使う商品、サービスがどうやってくるのかを考える会となりました。


ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。今後ともみずから考える上映会は月2回開催してまいります。ご期待ください。




わかりやすさ120%
1room cinema 2022年10月30日
内容は衝撃的
ファストファッションだけではなく、ハイファッションからアパレル業界全体の話にあたると思います。
(この映画はアパレルで取り上げられているが、あらゆる業界にも共通する内容だとおもう)

この映画の製作は2015年
現在2022年
鑑賞後に参加者の方と話したけど、いち消費者として大きな変化は感じられない
一体この約7年で何が変わったのか
個々のブランド努力はあっても、利益主義の業態にはかわりはないのだろうと思う。
ファッションは大好きだし服に異常なほど興味があるが、ファストファッションは服としての関心はない。
けど、それによって世界の発展途上国、貧困層の方たちの収益になるのなら応援したいが
映画の内容からして奴隷扱いの仕事としか思えない。
これでは企業と中間業者と安く買える消費者しかハッピーではない。

もっとフェアなやり方で仕事の発注をしてほしい。
そうすると自然にファストファッションというスタイルにも変化が出るのではないかな。

この映画は少し過激だけど、
学校教育でも取り上げてほしい内容だと思う。

みんなで考える機会に
すいた市民環境会議 2022年10月08日
ファストファッションの切り口から、サプライチェーン、オーガニックコットン、経済システムいろんな問題がつながっていることを改めて認識しました。
参加者の皆さんも、上映後のWSにて「この問題を知ってしまったからには何ができるか」新たな意識が芽生えたようです。
ファストファッションの店員さんや企業本体に問いかけてはどうかとの話もありました。
2015年の映画とのことで、その後世界はどうなってるのか続編も気になるところです。私たちも世界の移り変わりを注視したいと思いました。ありがとうございました。


消費者の意識の重要性を認識させられる映画でした
やぶきSDGs懇話会 2022年09月17日
終了後の第一声は「ショックでした」というものでした。ファーストファッションは日常生活に普通に浸透しているため、安いものを買うことに何も疑問を持たない人が普通です。まさにSDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」を理解するために、とてもいい映画だと思いました。しかし、参加者が少なく、もどかしさを感じます。