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コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

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監督:渡辺智史
監督:キャスパー・アストラップ・シュローダー
監督:ジョナサン・カイザー
監督:デイヴィッド・ギャレット・バイアーズ
監督:カール-A・フェヒナー

コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

ジャンル 環境 教育 平和 政治経済 人権 多様性 社会変革 問題解決
時間 90分 / 57分 製作年2016年  監督 マシュー・エディー、マイケル・ドレリング

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー。

Screening Information

2026/09/23
[ 広島県 ] コスタリカの奇跡上映会
2026/09/27 ~ 2026/09/27
[ 東京都 ] WORK CINEMA DIALOGUE:Season2 #01 『コスタリカの奇跡 〜積極的平和国家のつくり方〜』
2026/10/24 ~ 2026/10/24
[ 千葉県 ] 「コスタリカの奇跡」@千葉県袖ケ浦市
2026/10/24
[ 東京都 ] 池上ナイトシアター上映会

上映会 開催者募集

About the film

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー

世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。そんな数少ない国の一つで、1948年に常備軍を解体した国がコスタリカだ。コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、無料の教育や国民皆保険制度を実現し、環境のために国家予算を振り分けてきた。その結果、地球の健全性や人々の幸福度、そして健康を図る指標「地球幸福度指数(HPI)」2016の世界ランキングにおいて140ヶ国中で世界一に輝いているのがコスタリカである。またラテンアメリカで最も安全とされている国でもある。

『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのかを詳しく説明する。アメリカでは公的債務、医療、そして軍事費が日増しに増大していっていることとは対照的だ。この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、ジャーナリストや学者などが登場する。世界がモデルにすべき中米コスタリカの壮大で意欲的な国家建設プロジェクトが今明らかになる。

More info

1953年、アメリカのアイゼンハワー大統領(当時)は、軍産複合体を批判する有名な演説「鉄の十字架」別名「平和に機会を」で「世界は別の道を選ぶことはできないのだろうか?」と問いかけた。今日のコスタリカに、その「別の道」を見いだすことができる。

コスタリカは1948年に常備軍を撤廃。1949年には憲法にも規定された。以来、軍隊に頼らず、条約や国際法、そして国際機関との関係を強化しながら国際的な関係性の中で独自の安全保障体制を構築していった。

莫大な予算が必要となる軍事費の支払いから開放されたコスタリカは、この予算をよりよい教育や国民皆保険制度の実現のために振り分けてきた。1948年12月1日に軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールの「兵士よりも多くの教師を」というスローガンは有名だ。

このように、コスタリカは国際的な連帯や国際法を基にした平和国家建設への道を決断し、70年近く常備軍を持つことなく平和を維持し、繁栄してきたのだ。本作は、コスタリカを根底から揺るがした1948年の内戦の頃から軍隊廃止までの道筋を紹介する。コスタリカはこれまでの数十年で幾つかの重大な危機を乗り越えてきた。しかし、現在直面する危機が最も手強いものかもしれない。

「20世紀半ば、ホセ・フィゲーレス・フェレールが非武装を「制度化」した。
その後継者たちは、教育や医療、福祉を充実させることで、非武装を「文化」
にまで昇華させた。
21世紀の現在、彼らは環境問題に取り組むことで、その文化をさらに発展させようとしている。」
- 足立力也(『丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』著者)

「改憲をめぐって自衛隊の存在が論じられている今こそ、70年前に軍隊を解体したコスタリカの画期的な取り組みから学ぶべきことが大いにあります。日本の全国民にぜひ見て欲しい貴重なドキュメンタリーです。」
ー ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

Data

原題 A BOLD PEACE 製作年 2016年
製作国 アメリカ・コスタリカ 制作 ソウル・フォース・メディア、スパイラル・ピクチャーズ(制作協力)
配給 ユナイテッドピープル 時間 90分 / 57分

Cast & Staff

監督 マシュー・エディー、マイケル・ドレリング 製作総指揮
プロデューサー マシュー・エディー、マイケル・ドレリング 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト ホセ・フィゲーレス・フェレール オスカル・アリアス・サンチェス ルイス・ギジェルモ・ソリス クリスティアーナ・フィゲーレス

Review(24)

17/05/19 18:12

「この映画を、コスタリカの自宅で見た。
見終わった後、あたたかい涙が流れた。
でもそれは、コスタリカが「奇跡」を成し遂げたからではない。
「軍隊は必要ない。敵がいないし、敵はつくらないから。
問題が生じた時は、話し合い(外交)で解決する。」
そんなある意味、当たり前のことを、
コスタリカの政治家と国民とが一体となって達成し、
このクレイジーな世界で、淡々と保持し続けている。
それでいいんだよね、という安心感
ありがとう、という感謝の念
コスタリカに暮らして感じる心地よさ
そんなものが入り混じって、涙が流れたんだと思う。
この映画をきっかけに、多くの人の意識がコスタリカ
そして愛と対話に包まれた世界に向くことを、祈願している。」

コスタリカ在住 平和環境活動家 丹羽順子
https://www.imakoko.org/

17/07/05 19:43

ひろこ さんのレビュー
感動 学び
悲しい戦争を繰り返してはいけない、
人は誰しも平和に生きる権利がある、
これまでも戦争で引き起こされる悲劇を扱った映画にはたくさんふれて、争いに反対であるという意識は強いと思っていた。
しかしながら、この映画を観て改めて、自衛隊がすぐそばにあり同級生や親せきにも関係者が多数いるという環境で育った私には、それが日本における「武装」であるという意識が薄いのかもしれない、とある種の怖さを感じた。
コスタリカのいまを暮らす人々にとっては「常備軍」が普通ではない。大半のコスタリカの人々は生まれた時から平和が普通(戦争が病気)。本当にいい国!みんなで見習おう!冒頭の明るい映像とはウラハラに、その理想的な国家が強力なリーダーシップ、闘い、そして歴代のリーダーに引き継がれてた努力の賜物、そして諦めなかった民意の勝利であることを知り、心が揺さぶられた。
実は見せかけの平安であること、気づかないうちに、普通の感覚が異常の渦にまぎれしまっている日々。気づいた瞬間から、薄い紙を一枚一枚積み重ね続けるような行動が必要だと気づかされた。

17/07/06 18:38

YU-MI さんのレビュー
感動 学び
「平和を維持するためには軍備や核による抑止力が必要」という誰が決めたのか分からない“常識”は、必ずしも正しくはないということ。事実、常備軍を持たずとも平和を維持している国家がある。この映画は、コスタリカが軍備撤廃を実現する道のりを通して、世間で常識とされていることが本当に正しいのかどうか疑い、勇気を持ってそれを覆し、理想を実現する素晴らしさを教えてくれる。
世の中の“当たり前”に挑むことは簡単なことではない。それは、押し寄せる川の流れの中で自分だけ逆走するようなものだ。けれども、強い人の意見や大衆の潮流に流され、思考停止して常識に従うのではなく、本当に正しいのか、疑ってみること。他により良い道はないのか、探ってみること。自分の頭で考え、それが正しいと確信しているのであれば、勇気を持って実行すること。それが大切なことだし、そうすることによって、常識的には無理だと思えるような理想でさえも実現することができるんだ!という勇気を、この映画からもらえた気がする。
平和維持のための常備軍の存在の他にも、「常識としてまかり通っていている、でも、本当はおかしなこと」は世の中にたくさんあると思う。コスタリカの存在は、常備軍の必要性に一石を投じるだけではなく、そんな常識を覆して理想を実現する勇気を、私たちに与えてくれる存在だと感じた。

17/07/07 23:19

MIKI さんのレビュー
感動 元気 役立ち 学び 人生変わる 泣ける
最初から最後まで、涙が止まらなかったです。
心の中で思い描いていた理想って、現実になるんだ!他の国では、なってるんだ!!!
という衝撃的な出会いでした。

そして何より思ったことは、「では、自分は自分に矢印が向けられているのか?」ということ。

このような素晴らしい映像をみたその先に、
でも日本はこうだよね。という評論家にならずに、
「だったら私はこうして、未来を変えていこう」
という実践者であれることが何よりも大切だと感じました。

この映像に出会えて本当によかったです。



17/08/16 15:11

kenshi さんのレビュー
感動 元気 役立ち 学び
軍を持たない国が存在する、という事実に衝撃が走った。
周りの国から狙われる可能性もある中、軍を撤廃。
アメリカからの圧力を受けたときも、中立宣言。
この勇気ある判断にとても心打たれた。

ただ非武装化するだけでなく、
ヨーロッパ諸国にいざというときの協力を求めて
活動する政府の動きにも、平和先進国の面影が見えた。
また、武装を試みる動きがあったときは、国民が強く非難する、
という、この「伝統的に平和を維持しようとする国民性」に強く惹かれた。

現実は絶対そう甘くない。
しかし、本気で全世界がコスタリカのように軍を撤廃して、
武器や兵士を育てるためのお金を教育や医療費に回したら
どれだけ素敵な世界が出来上がるのだろうか。

あの国が武器を作るから、その国に負けない武器を作る。
そのために巨額のお金を投資する。
こんな負の連鎖はいいことなんてまったくない。
わかっていても、そう解決することができない問題。
まずは、コスタリカという非武装を制度化している国がある、
ということをもっともっと多くの人に知ってほしい。

理想のまた理想でも、
いつか全世界がコスタリカのように
軍を持たず、平和を想う国になることを願う。

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
コスタリカの歴史に驚いた
コスタリカについてほとんど何も知らないまま映画を見ました。
最初は情報量が多すぎてただ「すごいことをした国」ということしか分からなかったのですが、自分でも本を読むことで改めてよく取材されて作られた作品だということが分かりました。
軍隊を放棄することが安全保障になることを示した国があることにリスペクトを感じます。
参加者の方も感銘を受けていました。
日本にできることも多々あると感じました。
良い作品をありがとうございます。

日本と似ているようで、何かが決定的に違っているのは?
みんなのピースシネマ 2026年08月24日
ピースシネマの夏のテーマは、”戦争・平和”です。
8月は長崎広島の原爆投下日と、終戦日なので、「コスタリカの奇跡」を上映しました。
今回もシェア会では、奇跡的運命的だが、必然的に出逢った素晴らしい参加者さんが集まり、盛り上がりました。このシェア会が、本当にみんなのお蔭でより深い素晴らしい場となるので、毎回不思議です。参加者の方から、”皆さんそれぞれ自由にお話しされていて、話しやすい素敵な場ですね”という言葉をもらい、本当に嬉しかったな。そんな場を作っていく事を、私たちピースシネマはは目指しています。
なんと、東京から来てくれた男性の方は、今年の4月にコスタリカへ、コスタリカの国家や憲法、法廷などを学ぶツアーで行ってきたばかりだという。今、現状のコスタリカはどうなのか?など、沢山の貴重なお話を聞かせて頂きました。
コスタリカでは、学校の教育の一環で、選挙をして生徒会をきめていること。立候補者は、何をやるのか学校政策を考え、政党を作り戦うそうです。だから、政治がとても近い存在で、学生のころからやり方を学べているとか。すごいなぁ。日本では、先生は政治的な事はタブー。大統領が、2月の選挙でアメリカ寄りの人に覆されてしまったのだが、一期しかできない為に、また次に希望を持つことが出来ること。
選挙管理委員がしっかりと働き、不正や不当から国を守っていること。国民が法通りでない事が起こっている!と、誰でも国を訴えられるしっかりした法的機関がある。みんな、明るく陽気な性格で話してくる。
”コスタリカ”とは、コース=海岸、タリカ=豊な という意味なんですって!
コスタリカの素敵な挨拶、”pura vida(プーラビダ!純粋な人生!)”も教えてもらった。シンプルに生きること、人生の小さな事も大きな事も楽しむこと、喜び、平和、幸福を大切にすること、楽観的でいいエネルギーを発信することなんだとか。素敵な挨拶ですね。
ピースシネマでも、みんなと最後は、プーラビダ!でお別れしました。人が生きていくうえで、一人ひとりが守られているという安心感、本当に当たり前な基本的なこと、大事なことですね。

来月は、9/15㈫13:30~「アイアム ア コメディアン~テレビから消えた男」上映会。
15:30~シェア会@きょうのおやつとコーヒー
ウーマンラッシュアワーの村本大輔ドキュメンタリー映画です。政治的発言を過激に漫才で鋭く突っ込む、村本。真髄を真正面から突くあまり、日本のメディアからは消えてしまうーーー。あなたは日本の問題から目を逸らしてはいませんか?自分で考えていますか?是非とも遊びに来てください!お待ちしています◎

国際法について知りたくなった
aida 2026年08月08日
数々テーマにして対話したい箇所があったが、国際法が要になり機能している場面が多く、驚いた。
日本は憲法という素晴らしい法がありながらも、それが脅かされていたり、国内の司法はほぼ機能していない。

すべてをやることは日本だと難しそうだが、ヒントになることが沢山あった。

非武装中立の国があったとは!
愛媛大学 2026年08月01日
軍隊を持たない非武装中立が、単なる理想ではなく、現実論であることを実感した。日本もこれができたら良いのに。日本とどこが違うのか。アメリカの圧力に屈することなく、コスタリカ国民が平和主義を維持し続けたことは素晴らしい。国際法をどこまで信用できるか、今その信頼性が揺らいでいるのではないか。コスタリカ」と「happy」の組み合わせは面白く、有意義な発想、など様々な感想が寄せられました。

福祉と治安のリアルボイスから深める、国家の立体的な気づき
弊社にて映画『コスタリカの奇跡』の上映会を開催したところ、今回もたくさんの方々が集まってくださいました。その後に設けた上映者様を交えたディスカッションでは、一人ひとりの異なる視点やバックグラウンドが反映された、多面的で幅広い感想や意見が活発に交わされました。その中では、まず作品の背景にある「アメリカからの圧力」という国家間の複雑な力学について意見が交わされました。その上で、かつて実際にコスタリカに居住していた経験を持つ方から、現地を知る人ならではの貴重なリアルボイスが共有されました。「当時は病院が無料だったものの、人が多すぎて混雑しており、貧富の差が開いていく中で、結局は有料の病院に行かざるを得なかった」という、福祉国家の理想と現実のギャップが生々しく語られました。さらに、現地を歩いたからこその「治安は確かにいいけれど、街に警察がものすごく多くて緊張感があった」という、映画のきらびやかな側面だけでは見えてこない複雑な空気感についても言及がありました。国家の平和や豊かさの表裏にある課題について、参加者それぞれが立体的な気づきを深められた充実したひとときとなりました。