新着上映者の声

種について考えるきっかけに

農業関係者も多い地域だったので、来場者の皆さんがそれぞれ感じたことを上映後にシェアすることができ、とても実りある時間になりました。

映画『シード~生命の糧~』

あつみシネマさん 23/10/06 16:42

登場する人々の生き生きした表情

 SDGsや水環境、自然環境の課題をテーマにした映画をお届けしている自ら考える上映会。9月は映画『できる- セ・ポシブル』(2019年 フランス)を上映しました。

エコロジーに熱心な若いフランス人カップルが、2011年の東日本大震災以来これまでのライフスタイルを見直し、よりエコロジカルで持続可能な暮らし方に移行した日本人が多いことにに注目。
8か月の間日本を旅し、エコロジカルな活動を行う場所や活動家たちを紹介するロードムービーでした。

2人は15か所もの場所を巡り、持続可能な未来のためのヒントを発見していきます。

上映会の参加者さまもおっしゃっていましたが、特に印象的だったのは映画の中で持続可能なくらしに取り組む人々が、とても生き生きとした表情で楽しみながら実践していること。

登場人物のコメントでは
「すべての人間が地球が大事な家だと思って、みんなが変えようと思ったら変えられる」
「1人1人が変われば社会は変わる」
など、タイトルの通り『できる』という信念を感じる言葉が多かったです。

それも押しつけがましくないポジティブさで、やらなければいけないというよりも自らの意思で行動していることが伝わり、とても楽しまれていました。
世の中にはさまざまな課題がありますが、確かに一人ひとりの意識で少しずつでも解決に近づけるという気持ちになれるような映画でした。

今回も上映後、みなさんと感想を共有しました。他の方のお話を聞いて、共感したり自分とは違う視点で映画を見直したりしています。感想を一部ご紹介します。

 * * *
・日本での取り組みということで身近に感じることができた。
・資源ごみを分別したり、雨水をためて使用したりと自分でできる範囲で自分なりにやっているが、映画に出てきたほどはできていないなと感じた。勉強になった。
・無農薬で野菜を栽培したり、知らないところで行われていることが、自然や人々のためになっていると感じた。
・自分ができることから取り組みたいと思った。
* * *

すでにできることから実践されている方も、これからしたいと思われた方も素晴らしいと感じました。

この上映会で一緒に映画を見て感想を共有したことが、みなさんにとって水環境や自然環境の課題を知り、考え、行動する第一歩になれば幸いです。

映画『できる - セ・ポシブル』

みずから考える上映会さん 23/10/06 15:33

夏休みこども上映会2

大阪市下水道科学館にて小学4年生~中学3年生を対象に開催した「夏休みこども上映会」の2日目です。

今回も上映作品は映画『プラスチックの海』。
プラスチックによって海にいったいどんなことが起こっているのか、映画を通じて知っていただきました。

昨年フルバージョンを大人向けに上映しましたが、今回は子ども対象ということもあり、22分のショートバージョンで上映。
作品としてはフルで見た時と同じくらい学べるもので良くまとまっていて、集中力が続く長さでとても良かったと思います。

開催日は朝からこの映画を見に来館した親子もいらっしゃいました。
中には小学6年生で起業してビーチクリーン活動をしているというお子様も。
そんな意識を持った参加者から、ただ館内で映画をやっていたからという理由だけで参加した人まできっかけは様々でも、ほとんどの人がしっかりと感想を書いてくださっていました。
それぞれ何かを感じていただけたようです。

感想に「人間は自分の家に虫が1匹入ったら嫌がるのに、他の生物の家にはゴミを入れるなんて。」というものもありました。
なかなか気づかされることも多かったです。

”今日からこうしたい、こんな世の中になったらいいな”と思った人には「わたしたちのSDGs宣言」というものを書いていただきました。一部をご紹介します。

\わたしたちのSDGs宣言/
 **********
・つかわないものは買わない
・明日から海に行ったらゴミひろいをしていこうと思う。
・これからゴミを出さないように日々考えて行動する。
・プラスチックに代わる材料を見つけることが大切
・ポイ捨てをしている大人がいたら注意する。
・明日からゴミを捨てない。捨てている人がいれば注意する。海はみんなの庭だから。
 **********

最後のものは映画の中の「海は生き物たちの庭」といった表現が響いたようです。

お子様たちのSDGs宣言がすばらしく、館内に夏休み中展示しました。これを見て、来館者にもまた気づきがあればいいなと思います。

映画『プラスチックの海』

みずから考える上映会さん 23/10/06 14:58

夏休みこども上映会1

毎月当館で開催している「みずから考える上映会」を、夏休み特別企画として小学4年生~中学3年生までを対象に開催しました。この上映会では、SDGsや水、自然環境についての課題をテーマとした映画を上映しています。

今回の上映作品は『プラスチックの海』。

最初にSDGsとは何か、というお話から入りましたが、「言葉は知っている」、「環境にいいこと?」「持続するなんとか・・」など、みんな少しはご存知の様子。すっかり浸透しているようでした。

SDGsは環境問題のイメージが強いですが、他にも貧困、教育、ジェンダーなど、様々な世の中の課題について考えられていることをお伝えしました。

今回はその中でもプラスチックによる海洋環境問題についてのお話。

きれいな海の映像や、カニがプラスチックを食べてしまったり死んだ鳥のおなかから大量のプラスチックが出てきたシーンなど、お子さんたちは真剣に見ていて、それぞれに感じたことがあった様子でした。

映画を見終わって、「これからこうしたい」「こういう世の中になってほしい」という気持ちになった人に『わたしのSDGs宣言』を書いてもらいました。一部をご紹介します。

\わたしたちのSDGs宣言/
 **********
・SDGsは知ってるけど、大切なものだともっと分かった。
・将来3RやSDGsに貢献したいと思った。
・家で使ったものでまた工作などいろいろ工夫しようと思う
・しっかりゴミをゴミ箱に捨てて、リサイクルできるものはリサイクルをする。
・環境問題に詳しくなれた。もっと取り組もうと思う。
・レジ袋を遠慮する。
 **********

夏休みはもう1日開催しました。
次のレポートに続きます。

映画『プラスチックの海』

みずから考える上映会さん 23/10/06 14:27

平和を実現する方法

2023年、ピースデー(国連平和の日)に合わせて沖縄・宮古島で開催されたピースフォーラムにて、有識者の皆さんの平和構築対話を進める中で参考上映されました。
コスタリカは「軍隊のない国」として知られています。いかにしてコスタリカが軍隊を廃止する道を歩んで行ったか、そこには未来の人類社会のヴィジョンが示されていると感じます。フォーラムでは、コスタリカの平和構築の歴史や背景となる考え方を皆で学び、日本はこれからどのように平和を構築していくべきかを皆で議論しました。映画そのものに素晴らしい情報が詰まっていますが、それをどう受け止め、どう活かすか、皆で対話をする場を設けることで平和な社会の実現につながると感じました。

映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』

谷崎テトラさん 23/10/06 11:46

「もったいない市~ぶどう編~」と同時開催

隣のスペースで「もったいない市」を同時開催していたため、音の問題も多少ありましたが、日本語吹き替え版だったので見易かったという感想が多かったです。
「もったいない」という精神をもつ日本でのフードロス問題に改めて衝撃を受ける人が多かったです。
「コンビニ廃棄物はとても難しい問題。買う側の意識も変えていく必要があります。スーパーでムダに買い過ぎないように気を付けてみたい」などの感想も。

映画『もったいないキッチン』

ラボラトリオツルーガさん 23/10/06 11:19

自分たちの問題としてとらえたい

グローバルの状況と自分たちの日常を結び付けて考える良い機会をいただいた。

映画『プラスチックの海』

グリーンシネマかまくらさん 23/10/06 11:15

リピーター増

0円キッチン、もったいないキッチンと続けての上映会を開催しましたが、参加人数は少なかったものの、2日連続で来てくれた人が増えました。
親子(お母さんと小学生)で初めて見に来てくれた方も0円キッチンを字幕で全て見て、しっかりとした感想をたっぷり書いてくれた上に、興奮冷めやらずということで、翌日も「もったいないキッチン」を見に来てくれました。

映画『0円キッチン』

ラボラトリオツルーガさん 23/10/06 11:11

プラスチックの海を見たあと、
間髪いれずに、マトリックスを見直しました。

1999年9月11日に
日本で公開されたマトリックス。

「マトリックス(Matrix)」は
ラテン語の「母」を意味するmaterから派生した語で、
転じて「母体」「基盤」「基質」
「そこから何かを生み出す背景」などの概念を表しています。
この映画では、コンピュータの作り出した仮想現実を
「MATRIX」と呼んでいました。

主人公のネオが「救世主」と呼ばれており、
確かウィルスに言及する場面があったような憶えがあり、
プラスチックの海を見たあと、改めて観てみました。

それは、マトリックスの中でエージェントと呼ばれていた
スミスのこんなセリフでした。
 人類の分類を試みていた時だった。
 人類は哺乳類ではないことに気づいたのだ。
 すべてのこの星の哺乳類は、
 無意識に周囲の環境と調和を取って発展してきた。
 だが、人類は違う。
 ある地域に移動すると、
 人類は自然の資源を使い尽くすまで増殖する。
 そして、生息地域を広げることで生き延びてきた。
 同じような生きる有機体が、
 この地球上にももう1種類いる。
 わかるかね?ウィルスだよ。
 人類は病気なのだよ。
 この星のがんだ。
 君たちはペストで、我々が治療するんだ。

わたしたち人間が、ウイルスと同類だというのは、
なかなかな衝撃的な発言ですが、果たして本当でしょうか。
プラスチックの海を見たあとのこの言葉は、
胸に刺さります。

ウイルスの恐ろしいところは、二倍、二倍と、
ネズミ算式に増殖することです。
一個のウイルスが、三十回の複製で十億個に、
五十回で千兆個になります。
このウイルスが、のどに炎症を引き起こすと咳が出て、
ウイルスは新しい体に乗り移り、
そこでまた爆発的に増えるのです。
これが感染です。

さて、ここで想像をしましょう。
長さ2mのウイルスがいたとします。
これだけでも〝とんでもない〟ですが、
それがどんどん増殖して、六十兆個になったとします。
これは全部あわせると、地球を四百万周する長さです。
それらが合体した怪物が目の前に現れたら、
どうしますか? 
実は、その怪物こそが人間なのではと思うのです。
私たちの体を構成する細胞と、
ウイルスとの違いは、他の体への乗り移り方です。
人間の体を作る「染色体」という名のウイルスは、
精子または卵子に乗って、
新しい体(=自分の子ども)に宿ります。
ウイルスは、直接、新しい体(=他人)に
口や鼻から侵入します。
人間とウイルスは、物質的には、
その程度の違いしかないとも言えるのです。
ウイルスも細菌も牛も豚も人間も、
生物はみな同根であり、
命の重さは平等だということが常識になる時代が、
いつか来るでしょうか。

人類がこのままただ自分たちを大量コピーし続け、
宿主である地球のことを想わなければ、
いずれ駆逐されてしまうときが来るのかもしれません。
プラスチックの海と、マトリックスを観て、
改めてそんなことを考えました。

もう時間はないのですね。
多くの人にこの映画を見て、
考えてもらわねばと思っています。

映画『プラスチックの海』

ohtaqsanさん 23/10/05 18:46

「プラスチックの海」上映会感想

アンケートを実施した結果88%の方からよかった、とてもよかったと回答がありました。
プラスチックを減らす必要を強く感じたという意見が多く寄せられました。

映画『プラスチックの海』

ecotsuka511@gmail.comさん 23/10/05 12:53

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※ 上映者の声投稿数で集計