新着上映者の声

・500円なので当然赤字なのですが、昨年の別テーマの上映会は
 17名だったことから、大成功とスタッフ一同大喜び。
・観客からは、感動した、何回でも見たい映画、元気が出ると好
 評価で、ありがとうの言葉もいただきました。
・初見のスタッフもいたので、今後の活動に力をもらいました。
・展開が早いため、字幕を読むので精一杯、出演者の顔がわから
 ない。「吹き替え」のほうが良かった。(スタッフの意見)
 <これは、担当の阿部が最初の思い込みで、字幕のみと勘違い
 の結果。送付書をよく見れば防げた。残念>
・観客、スタッフとも意義ある一日でした。感謝

映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』

阿部進さん 23/07/03 16:18

建築関係の方にもおすすめ

 毎月SDGsや水環境、自然環境の課題をテーマにした映画をお届けしている自ら考える上映会。6月は映画『コペンハーゲンに山を』を上映しました。

こちらは2020年にデンマークで制作された、比較的新しい映画です。デンマークは2013年、「首都コペンハーゲンを2025年までに世界初のカーボンニュートラルな首都にする」と目標を掲げたように、環境への意識が高い国です。

 2011年、デンマークの首都コペンハーゲンで行われたある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペで、デンマークの建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所が考えた、飛び抜けて奇抜なアイデアが採用されました。それは巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものでした。

映画では処理場建て替えの過程を順を追って紹介していますが、様々な困難や課題にぶつかりながらも解決していく様が見られます。

 そして、市民に良く思われていなかった「ごみ処理をしながら有毒な物質を出す建物」が、市民が楽しく集える場所になる、さらに環境に配慮しつつゴミ焼却により発電もしているという、まさにサステナブルな社会を実現する施設に生まれ変わりました。

建築物としての観点からも多く語られており、上映会には建築関係の方も数名ご参加いただき、建築家ならではの視点でご覧いただけたようです。
やはりどの業界でもSDGsを意識することが当たり前の世の中になっていると感じます。

参加者様の感想の一部をご紹介します。

* * *

・ごみ処理場とレジャー施設を分けずに一体化することで、ごみ問題に人々が関心を持つきっかけになると思います。

・建築事務所の上司が物事に対して柔軟な姿勢だったのがとても素敵だった。

・日本でこのような奇抜なアイデアが通るのかと考えた。自由な発想を受入れることが大切。

・街と人々とのつながりを考えた。

* * *

感想共有タイム
毎回ご好評の感想共有タイム
幅広い年齢層の方にご参加いただき、日本との比較や身近な施設のことを考えたというお話や、ごみそのものを減らしたいという気持ちになった、などのご感想をいただきました。

興味を感じた点はそれぞれ違っているからこそ、他の方のお話を聞くことで新たな視点で考えられるという声をいただいています。

同じ場所で映画を見て感想を共有したことが、考えたり行動するきっかけになれば幸いです。

映画『コペンハーゲンに山を』

みずから考える上映会さん 23/07/03 08:46

ふらっと誰でも参加できる映画祭に

ホテル内のレストランにて開催。
予約なしでもお越しなれるように整え、
だれでも大歓迎のスタイルで開催をさせていただきました。
ホテルの宿泊の方がふらっとご入店くださり映画祭に参加いただけ新たなお客様の層にリーチできたのかなと思います。

映画『happy -しあわせを探すあなたへ』

haishopソーシャル映画祭さん 23/07/03 07:42

下川すまっこシネマ 2023.6月上映会 「プラスチックの海」(短縮版)

初めは「プラスチックの海」の通常版(字幕)の上映のみで計画していたのですが、こどもたちにも見てもらう機会になればと吹き替え短縮版の上映もすることにしました。
当日は行楽日和の晴天で、こんな日に子ども連れで来る人はいないかも…と不安になったのですが、6組の家族が参加してくれてとても良い時間となりました。

参考した方からも好評で、
「小学生2人がいる今の自分の家庭環境では、約20分という長さと日本語吹き替えはすごくありがたかった。こどもたちも内容を理解したみたいで、親子の間だけでなく兄弟同士の会話の中にもゴミのことが自然と話題になっていたよ。すごくよかった!ありがとう!!」
と感想をいただきました。

約2年間上映会を続けてきた中で、参加してくれる人をどうやって増やしていくかが課題となっているのですが、この映画のように子どもと一緒に観ることができると家族連れの参加が増えていくかもと思いました。

映画『プラスチックの海』

下川すまっこシネマさん 23/07/01 10:16

下川すまっこシネマ 2023.6月上映会 「プラスチックの海」(通常版)

「プラスチックの海」はコロナ禍に一度オンライン開催をしました。その時に、この映画を観たことによって自身の生活のあり方を変えるきっかけとなったスタッフから「もう一度みんなで見る機会があってもいいかも」との提案があり、今回、リアル上映会を開催することにしました。

一度オンライン上映会をしていたこともあり参加者数はそんなに多くなかったですが、観終わったあとは、プラスチックによる海の汚染問題を切実に感じ、どうしたら良いだろうか…という会話が自然と会場内で起こっていました。

<参加者の感想>-----------------

ゴミの分別をしても結局はプラスチックの総量が減るわけではないので、そもそも作らないで他の物で代用していかなくてはならないと思う。もう限界を超えている事態をみんな知るべき

-----------------

若いころに知った地球のキキを何とかしたいと思っていたのに、いつのまにか中年で、このまま老いてゆく(次世代に先送り)ことになっていたと思うけど、やはりそれは申し訳ないと感じました。観に来て良かったです。

-----------------

思っていた通りプラスチック製品の行き過ぎた使用による環境汚染は深刻で、決して楽しむための映画ではなかったけれど、自分達人間の今持つ「当たり前」の生活スタイルから抜け出すためにはまず事実から目を背けず、知る事と更に知識を得る事は非常に大切なことだと改めて思いました。
こうした映画を選び、提供してくださるすまっこシネマスタッフの方々に感謝します。
ありがとうございました。

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映画『プラスチックの海』

下川すまっこシネマさん 23/07/01 09:56

環境問題に万人が納得する正解はない

前回に引き続き、人工芝のプラスチック問題などに対する違和感を指摘するむきもあったが、環境問題に万人が納得する正解はない、それよりみんなが議論することが大切、という前向きな意見が出てきた。

映画『コペンハーゲンに山を』

タイニーシアター・ガイアさん 23/06/30 21:26

障害を乗り越えて実現する決断がすごい

エコクリティシズム的には生物の扱いはどうなのか、とか、人工芝のスキーってマイクロプラスチックはどうなの、という意見はあったものの、障害を乗り越えて実現する決断がすごい、日本では考えられない、世界の注目を集めることが議論の高まりにつながる、など、いろいろな意見が出ました。

映画『コペンハーゲンに山を』

タイニーシアター・ガイアさん 23/06/30 21:22

2023ウナギネマvol.3『1日1ドルで生活』

2023ウナギネマvol.3『1日1ドルで生活』

「貧困の原因は人でなく環境」
この一言がズシンと心に響きます。

一般的なアメリカの家庭に育ったクリスとザックのふたり。
両親がそろい、スポーツや趣味に時間を使いながら過ごした学生時代。
そんなふたりが、貧困の現場でその生活を実際に体験します。

舞台は中米のグアテマラ。
住民の多くが貧しい暮らしを送るその村で一夏を過ごします。

支出の大きな部分を薪代が占めたり、
寝床ではノミに身体中をくわれたり。
食費を抑えたために十分なカロリーがとれないことも。
あんなにバナナを美味しそうに食べる姿はこれまでに見たことがないほどです。

日雇い仕事などで収入が不安定な生活にできるだけ寄り添おうと、その日の収入をくじ引きで決めることにします。
大きい数字が出たときはいいのですが、0や1が続くと、生活はたちまち行き詰ります。

クリスは途中で感染症と寄生虫にかかり、病院で診察を受けます。
体調不良の原因がわかり、薬を飲めばいいとわかっているのに、その薬代がありません。
病院には行ったけれど、結局、薬を購入できずに帰ることに。

このような不安定な生活の中で現地の人たちは365日、実際に生きている。
日雇いの仕事がもらえなければ、悪天候で作物がとれなかったら、たちまち命が危うくなる。

こんなギリギリの暮らしをする人々を支えるがグラミン銀行。
一般的な銀行ではお金を借りられない人でも、簡単な手続きで融資が受けられる。
それを元手にして新しく仕事を始めたり、学校に通うことができるようになる。
そこで見られる笑顔のなんと輝いていることか。

仲間内でお金を出し合い、それを順番に受け取る「貯金グループ」の存在も大きく役立っています。
12人のグループでひとり12ドルずつ出し合い、その合計144ドルを順番にもらっていくシステムです。
家屋の修繕や結婚などの行事など、一時的に大きな出費をする際にとても有効です。
日本でも、沖縄にある「模合(もあい)」は同様の仕組みです。

1日1ドルの生活が2ドルになったら?
私たち日本で暮らす人にはあまり違いがないけれども貧困層には大きな違いが生まれます。
ほんの少しの収入の違いが、特に子どもたちに大きく現れます。

What can I do to help?
私たちはいったいどのようなことができるのでしょうか?

この問いに対するクリスの一言がこちら。
「貧困の人よりも貧困でない人のほうがはるかに多いだろう。
そのひとりひとりが1人を支えることができれば。」

small changes make big impacts
世界を変えるには、私たちひとりひとりの小さな変化が必要なのです。

鑑賞後、参加者の方々も様々な気づきを共有してくれました。
・学べないことで、職につけないという環境をなんとかしたい。
・こどもたちが働かざるを得ない状況が続くのがつらい。
・スタッフがこれまで経験したことない生活をすることに意義があるし、それを映画で追体験できることにも意味がある。

1時間程度の短い上映時間ですが、1人でも多くの方に観ていただきたい作品です。

次回のウナギネマは、7/21(金)〜23(日)の3日間です。
上映作品は『草間彌生∞INFINITY』。

60年代のニューヨーク。
女性芸術家が単独で個展を開くことが不可能とされた時代、草間彌生は苦境の中でも創作活動を続け、不可能を可能に変えていく。
これは天才芸術家の。そして1人の女性のパワフルでドラマティックな人生が詰まった感動のドキュメンタリー。

詳細はこちらから。
http://unaginema.com/2023/06/27/2023ウナギネマvol-4『草間彌生∞infinity』/

映画『1日1ドルで生活』

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 23/06/28 15:59

環境保護の賛成派/反対派の両方の立場も観れる映画だと思いました。

参加者は、おとな15名、こども3名、計18名でした。

【参加者の感想】
・オサ半島の緑あふれる景色や生き物たちの映像が常に背景に流れていて、癒された

・コスタリカのことは、軍隊を持たない国として知っていたが、環境保護の分野に関して具体的に取り組みなど知るのは初めてだった

・保護派と開発派、どちらの立場も扱われていた

・軍隊の廃止を実現させた国としての背景が伝わってきた

・観る前は、国立公園ができるまでの歩みを取り上げた作品だと思っていたが、メインがその後の話だったのが意外だった

・環境保全のために国立公園にするというスタイルは、今は世界的には推奨されていない。国立公園であるがゆえに、かえって自然保護とは逆の方向に利用される事例もある

・森は、人の手で特別なことをしないと残せない

・生物多様性の大切さ
例えば「この木は食べられる実をつけるから価値がある」というのではなくて、存在すること自体に意味があることをわかっていないと失われていく。多くの種類の植物や生き物が存在するということ自体に価値がある
↑これが理解されてない現状なので…
多様性を守るためには、木の本数ではなくて、種類の数に応じて報酬があるとか、そのような制度があればいいかも

・観光客が海外から多く来ることが、本当に長期的にみても持続可能といえるのか

・映画は2015年のものなので、観光業を大きな収入源としたオサ半島がコロナ禍を経て現在どうなっているのか気になる

・観光業だけに頼るのは心配と感じた

・価値観は人によって様々。価値を見出す人と見出さない人がいる

・自然を守ることは、合理的を超えた人の想いだけで成り立ってると思う

・自然は力強いので、人に守られるようなものではないのでは

・汚染源となるものに課せられた税金を、自然保護のための資金にあてるという仕組みが良いと思った

映画『最後の楽園コスタリカ ~オサ半島の守り人~』

ママパパシネマ実行委員会さん 23/06/28 15:33

6/24「もったいないキッチン」上映&感想会

”もったいない”精神に魅せられたオーストラリアの食材救出人ダーヴィドが、日本を旅してサステナブルな未来のヒントを発見する映画です。
まとめて廃棄される、まだ食べられそうな食材の山にとてもショックを受けました。
自分が食べるものが、どんな道のりの上に食卓に上っているのかを考えていきたいと思いました。

今回の感想会では、『もったいないキッチン』のディスカッションガイドを用いて、クイズなどをしながら意見を交換しました。
その意見の一部をご紹介します。

・食料自給率のことを考えると、将来的には虫を食べる必要があるのかもしれないが、まだ抵抗がある。
・食品ロスのために、自分ができることはやっていきたい。
・消費期限、賞味期限切れの食べ物が食べられると言っても、やっぱり不安を感じる。
・それぞれのセクションの最後に、登場した方が「もったいない」といって終わるが、この言葉に込められた実感、本気度は、やはり実践を伴っている人ほど深く発せられているように思えた。
・目隠し精進料理体験で出てきたお坊さんが、「食品ロスはなくなると思うか」と問われた際に見せた、否定・迷い・希望が逡巡するような表情が印象的で、言葉として「すべての人が意識をもってこれに当たればその道は不可能ではない」といった内容のこたえを出しておられ、自身の考えと共通する部分がとても大きく安心した。道は困難だが、それは達成できないことではない。
私たちは自分たちの世界をよりよくすることができる。

映画『もったいないキッチン』

大東市 アクロス&DIC21さん 23/06/28 14:50

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