ファッションを軸に資本主義社会、経済に全体について、環境や農業に至るまで感じることができる作品でした。
参加された皆さんも自分たちが着ている服のことも見つめなおしていらっしゃいました。
最近では直すよりも新しいものを買ったほうが安いからと直して使う人が減り、利用者が減るから、お直しする職人さんも減っているという裁縫業界のお話も参加者さんから聞けました。
昔は靴下に穴が開いても、祖母がきれいに繕ってくれて長く履いていたけれど、繕い方も教えてもらっておけばよかったなど修繕、手直ししながら長く使いたいという想いが共有されていました。お直しワークショップを同時開催しても楽しそうですね。
経済という渦の中で、コマーシャルに踊らされないようにしたいという意見もありました。
映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
しまのぱんsouda!さん 24/04/15 16:00
みなさんが思い思いに映画の感想、平和について、戦争はどうしたらなくなるかなどの意見を葉っぱや木の実などの型どった色画用紙に書いてもらい、樹の幹の絵に貼り付け希望の樹を作成しました。映画を見た方はもちろん、見てない方もこの樹の絵を見ることにより、平和について考える、戦争について知るよい機会となりました。
ユイの館さん 24/04/14 14:58
2021年当時でも、ガザ地区では国境での抗議デモが銃撃され、空にはドローンが飛び交い、しばしばイスラエル軍による空爆が襲うという戦乱の巷でしたが、そこに住む人々は、どこにでもあるような穏やかな暮らしを営む、ごく普通の市民であったという当たり前の事実に、この映画は気づかせてくれました。海岸の風景の美しさも印象に残ります。主人公リッカルドを囲む現地の若者たちの描写は、さながら青春映画の趣きでした。いま、このような市民の日常のささやかな幸せが、無惨にも破壊されてしまった現実の悲惨さを思い知らされます。戦争が、ごくありふれた普通の暮らしとささやかな幸せを打ち砕いてしまう様子を描く点では、アニメ映画「この世界の片隅で」にも通じるところがあるように感じました。「ガザ・サーフクラブ」「ガザの美容室」など、ガザの日常生活を描くドキュメンタリー映画も、機会があれば取り上げてみたいと思います。
鈴木不二一さん 24/04/12 22:46
紛争の絶えない地域でワインを作り続ける。
内戦のない私たちの生活からは到底考えられません。
「戦争があっても現実的に生きることが大切」
戦争があろうがなかろうが、酵母の働きは変わることはない。
良質のブドウを無駄にしないため、作り手たちはワインを作り続ける。
人生の本質を彼らは教えてくれます。
カリスマ的存在のセルジュ・ホシャールの言葉は非常に含蓄にあふれています。
爆弾が落ちるたびにワインを一口飲んだ。
そして気づいた。
ワインを口に入れてしまえば、あとは脳しか使わない。
爆弾が落ちてくるところでは爆弾の味になる。
ワインは人生そのもの。
最後の一口を飲んだ時に涙がこぼれたと。
ある時は、午後いっぱいかけて1本のワインを飲もうと言います。
同席者が感想を述べようとすると「まだ早い」
すでに飲み始めて3時間も経っているのに。
まだ最後まで飲んでいない、これからも変わるのだと。
私たちは「いま」の状況でいろいろと判断を下します。
人間関係においても、相手を「いま」の関係で見てしまいます。
しかし、セルジュに言わせれば「まだ早い」
これからその人はいくらでも変わる可能性があるのです。
幸せとは何か。
よく生きるためにはどうすればよいか。
そんな問いの答えになるものが、たくさん見つかる映画です。
ぜひ機会があれば、みなさんもご覧ください。
次回のウナギネマは4/26(金)〜29(月祝)の4日間です。
上映作品は『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』。
ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー
詳細はこちら
http://unaginema.com/2024/03/24/2023ウナギネマvol-12『ザ・トゥルー・コスト-~ファスト/
ぜひこちらの作品もお楽しみに。
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 24/04/12 08:36
個人的には2度目でしたが、主催者としてはもちろん始めての視聴となりました。
おだやかな革命、の「革命」の部分は地域での再生可能エネルギーの開発、ということを指すのだということが、感想シェア会で(自分の中)で判明して、なるほどそうだったのか〜と久しぶりに腑に落ちました。というのも、登場した地域の大半に縁があるせいか、ただエネルギーの話だけでなくその周辺のことも含めて圧倒的な共感を感じていたからでした。
おだやかな革命を起こせる地域とそうでない地域の違いはなんなのか、ということを考えつつも、自分自身が革命そのものを生きることをしていこうと、改めて心に誓ったのでした。
とは言え、革命という言葉はいささか刺激的なようで、参加者からはとまどいの様子というか、「…キューバ?」といったような反応が多かったのも事実ですが。
山小屋シネマさん 24/04/11 20:03
監督の堀潤さんをお招きし、上映後、撮影した当時のエピソードなどをお聞きしました。10年以上経っても、解決していないことや、今、あらためて気づくことなどを参加者のみなさんとシェアいたしました。映像を映画として残すことの意義を感じました。
御苑でシネマさん 24/04/09 12:17
続編ということで、3月4月と2作品続けての上映でした。
前編に比べて痩せ細り、どこか気力も無くしてしまっているかのように見えるハーブ。彼を献身に支えるドロシー。
少し寂しい展開となりましたが、アートに対しての姿勢は衰えることなく精力的で、生き生きしていました。
アパートの一室いっぱいに詰め込まれたコレクションが全米に渡り、それぞれの場所で日の目を見ることになった壮大なプロジェクト。映画で紹介されていたのはほんの一部に過ぎませんが、相当な時間と労力だったと思います。
それでもアートに対して真っ直ぐ向き合い、軸がぶれないふたりは素敵だなと正直に感じました。
生涯を通してこんなに夢中になれるものがあるふたりが羨ましい!
iroirocinemaさん 24/04/09 10:32
ハマスの人質拉致から半年がすぎ、イスラエルによるパレスチナ人に対する虐殺、それも3万人を超える死者の中に子どもたちの犠牲が伝えられ、この映画のなかの人たちがどうしているのかと、ため息しか出ません。
昨年11月にこの映画の上映を考えました。上映の4月には、なんとかせめて停戦になっているのではないかと希望を持っていたのですが、さらに大半の人々が飢餓状態に追い込まれる状況に、どう自分たちが動いたらいいかと、焦りに似た気持ちになります。救急隊の方が「パレスチナ以外の国に怒りを持っている」のような言葉を吐いたことに、胸が痛かったです。
毎年、春の討論集会という小さな会を開きますが、今回それほど人が集められなかったことに、パレスチナの人々に後ろめたい思いです。若い人たちの将来が破壊されるどころか、今の命さえ奪われるイスラエルの蛮行に、会場からも怒りの声が上がりました。それは私たちにも向けられた怒りでもあることを、また自覚しなければと感じています。
戸恒香苗さん 24/04/08 22:34
40〜70代までの年代の人達にご参加いただきました。映画から勇気をもらったという感想がありました。早速地域のために考えていたことを行動してみようという意見もあり、楽しい会となりました。
岩井駅前交流拠点 boccs(ボックス)さん 24/04/08 20:49
※ 上映者の声投稿数で集計