持続可能なパーム油と認証されても、その認証自体が実態と異なる現実。不明瞭な説明は、典型的なグリーンウォッシュであり、実際に現地を訪れた監督たちが現実を見せつけてくれます。
企業が嘘をついても、規制はなく嘘をつき放題。認証が騙す手段となる。
ラベルには多くの嘘があり、企業が作り出した。あらゆる情報が溢れ、根本的な情報は消費者には与えられていない。
「目の前にある惨状と、自分が口にしているチョコが結びつかない」と言う台詞が全てを示していると思います。
消費者が企業に問いかける必要性、消費者が会社を選ぶ必要性を感じました。
「もの分かりのいい消費者ではだめ」と問いかけます。
多国籍企業が政府に圧力をかけて、土地を奪い強制移住が行われ、低賃金労働に従事せざるをえなくなる。
映画の中で、新植民地主義と指摘。
なぜ安いのか、それは安い労働力があるから。
大規模な環境破壊で、国を超えて莫大な利益をえる。
現代の奴隷制。
希望も提示していました。
先住民が、戦い、自分たちの土地を返される事例もあるそうです。
労働者自らがビジネスを行い、公共の利益を考える、経済の民主化、労働者への公正な分配を、とチョムスキーさんは語ります。
既存の経済の代替モデルとして、人や環境に優しいあり方。豊かさとは、自分たちの土地で自由に暮らし、自然からの資源を教授する。
参加者の方で、エシカルな商品を扱っている方からの感想です。
「映画が映し出した現実は、
パーム油のための森林火災や
石油採掘のための環境破壊
重油の流出を化学薬品を撒き
海の底に沈めて証拠隠滅
心が痛むひどい状況を知り
何が一番良いのか改めて
考えて選んでいきたいと思えました。
また本当に知るためには
やはり自分の足で出向くことができたら
一番の真実だと思うので
いつか落ち着いたら
自分の目で確かめにいきたいです」
知ること、ドキュメンタリー映画の醍醐味ですね。
ancient beat clubさん 22/04/11 21:20
参加者は「世界一長寿で幸せの島」と聞いて、とてつもない秘密があるのかもしれない、と期待を持っていたようだったが、答えは、何気ない普段の生活、日常の心の在り方、考え方にあるのだということに気づいたようだった。健康でもっといきたいと思えるのが幸福だとしたら、日本に住む私たちは幸せなのだろうか?世界一の長寿国でありながら、それを幸せと単純に喜べない人が大勢いる現実を見ると、私たちも地域の中でもっとできることがたくさんあるのではないだろうか。上映時間57分の比較的短い映画だったが、とても示唆に富んだ映画だった。
映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』
NPO法人フィール・ザ・ワールドさん 22/04/11 21:06
とても考えさせられる、とても素晴らしい映画でした。
「行動は変えられるが、本来の自分は変えられない」と泣きながら訴える姿は、胸に刺さります。たまたまそうだっただけで、愛する人との結婚を否定される辛さ。想像を超える痛みと思います。
「愛する二人が安定した関係を築く、結婚は保守的なもの」
担当する保守派の弁護士が語っていた言葉です。
また、映画の中で、差別により、える利益はない。結婚は公民権であり、結婚の再定義を争うもの。個人の権利であり、プライバシー、幸福追求の権利を妨げてはならない。憲法の役割で重要なことは、排除されていた人たちに権利が広がること。
憲法の重要な役割も目から鱗です。
日本でパートナー制度が人口の半分を超える自治体で作られています。
しかし、この映画では、逆に登録は不平等であり、結婚の権利が奪われると述べられていることは、日本の遅れのように感じてしまいました。
映画『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』
ancient beat clubさん 22/04/11 21:03
現在の社会情勢を受けて、この作品を上映しました。
ウクライナで起きている悲劇に対して、私たちはなんと無力なことか。
ニュースを聞くにつけ、心を痛める毎日の連続です。
ところが、この作品を観て、あらためて勇気をもらいました。
私たちが、本当に平和を望むのであれば、それは可能である。
このことを私たちに教えてくれたのは、他ならぬコスタリカの人々でした。
平和国家コスタリカの歩みも、順風満帆だったわけではありません。
他国からの圧力などで、再軍備に進もうとしたこともありました。
そんな時、進むべき方向に国を引き戻したのは、コスタリカの人々の力でした。
それにしても、平和国家を築くために、紛争を起こさなくてはいけないというのは、なんという皮肉でしょうか。
武力によって反対勢力を駆逐した上で平和国家を建設するというのは、まるで秦の中国統一を見ているかのようです。
そこに共通するのは、法による支配という思想です。
私たち現代の日本人が安心して暮らせるのも、法によって守られているおかげです。
青信号で安心して道を渡れるのも、赤信号で車が停まるからです。
法の下ではどのような立場の人も平等に扱われるというのは、当たり前のようでいて、実はとても大事なことです。
ただし、法が有効に機能するためには、法を犯したものを罰する力の存在が不可欠です。
日本が安全に暮らせるのも、警察の力が非常に優れているからです。
「赤信号みんなで渡ればこわくない」がまかり通る世の中では、安全は保障されないわけです。
かわぐちかいじさんの漫画「沈黙の艦隊」では、原子力潜水艦が抑止力として世界平和を保障することが描かれています。
それでは、今の世界平和はどのように保障されているのでしょうか。
悲しいことに、常任理事国のロシアが当事者となっていては、国連としての抑止力は発揮しようがありません。
本来は、常任理事国こそが抑止力とならなくてはいけないのに。
また、国際法という観点からも、ロシアのみならずアメリカなどの大国は、この枠組みに参加していないのです。
ここで思い出したいのは、やはりコスタリカの歴史です。
大国からの圧力があっても、国民一人一人が平和であることを選択しました。
コスタリカでできたことを、地球レベルに置き換えてみたら。
私たち世界中の一人一人が、心から平和を望むことができれば、それは実現できる。
このことを信じて、決してあきらめることなく進んでいきましょう。
ウクライナだけでなく、世界のすべての地域で戦闘がなくなりますように。
現在、ウナギネマでは、新規会員募集中です。
月に2本ソーシャルシネマをオンライン鑑賞できて、年会費1万円(2023年3月まで)です。
ぜひこの機会にウナギネマへの入会をご検討ください。
詳細は以下のリンクからご覧いただけます。
http://www.unaginema.com/
次回のウナギネマは4月23日(土)『ミッドナイト・トラベラー』
アフガニスタンからヨーロッパまで5600km。
安住の地を求めて旅する難民家族が3台のスマホで自らの旅を撮影した前代未聞のセルフドキュメンタリー!
詳細・ご予約はこちらからどうぞ!
https://2022unaginema02.peatix.com/
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 22/04/11 19:20
私たちNPO法人Sharing Caring Cultureは、横浜市内在住の外国人家族のコミュニティ支援をしています。外国人も日本人も対等にフラットな関係で運営をしており、今回は、子育て情報冊子制作プロジェクトの報告会に併せて、日本社会のダイバーシティ&インクルージョンを推進する団体として、人権啓発を意図して「ハーフ」の上映を行いました。
外国人メンバーの中には、当事者としてミックスルーツの子どもを育てている家族も多く、親子で上映会に参加し、とてもよかったと語っていました。矢野デイビッドさんのどちらのルーツかを選ぶのではなく、どちらのルーツも持っているからこそ、やれることがある。二つの国の架け橋になること、それが自分のミッションだと語っていた言葉に勇気づけられたそうです。
また、地域で外国人支援の中間支援を行う団体の職員の方は、自分たちがイベント企画する際に、つい、その人の国籍で判断し、その国の文化を伝えるイベントを依頼してしまうけれど、人によっては、自分のアイデンティティに揺らいでいる人もいて、簡単に〇〇の国と規定できない人がいることを理解しないといけないと語っていました。
当事者や支援者のほか、地域の行政職員の方々も上映会に参加し、ミックスルーツの人たちの一括りにはできない心境や背景を知る貴重な機会になりました。
AKOさん 22/04/11 15:20
シャドー・ディール第一回目の上映でした。ウクライナ侵攻など今の情勢にあったものなのでもう少し集客があるかと思ったのですが思ったほど集まらず残念でした。
ただ観られた方はどちらとも今の情勢を考えたうえで気になったとの事で、考えさせられる内容だったとおっしゃっていました。特に今ニュースで観るような(戦争)の内容とは全く異なる面からみた戦争を知れた事が良かったという言葉を頂きました。
Sibilankaさん 22/04/11 14:59
現在のウクライナ・ロシアの問題ともリンクして考えられる
とてもタイムリーなタイミングでの開催となりました。
いつ私たちも国外退避せざるを得ない状況になるかわからない中で、難民の方、そして受け入れる側どちらにも想像を絶するような状況下にあることを知ることができました。
スマホで撮影しているからこそ、より臨場感のある感覚でミルコ音ができたという感想も中にはありました。
様々に意見を交換する中で、私たちにできることは、とにかく知ることを諦めずに世界を見るときの解像度を上げていき、学んだことを社会に発信し続けるということでした。
平和である社会には何が必要なのか改めて考えさせられた映画祭となりました。
haishopソーシャル映画祭さん 22/04/10 11:09
ロシアのウクライナ侵攻で武器ビジネスへの関心が高まり、盛況だった。アメリカも相当悪いことをやってきている、武器を売るために戦争を起こすなんてバカげている、市民の命で金儲けするなんて許せないーなど、みなさん憤慨した様子でした。
大牟田カルチャー映写室さん 22/04/10 10:45
今回は、上映企画ボランティアさんと作品を選定し、広報と当日の運営にも携わっていただきました。
また、当日のボランティアとして、中学生1人にも撮影などを手伝っていただきました。
映画は、台北でカフェをオープンした姉妹が、物々交換のしくみを取り入れ、物を通じた様々な人のエピソードや価値観に触れ、自分の人生を見つけていくというストーリーです。
上映後には参加者の皆さんの自己紹介と感想をシェアしました。映画が少し難しかった、今の自分と重ねて観ることができた、物々交換が面白いと思った、マッチングが肝だと思った、
台湾の風景が懐かしかった、映像が美しかった、など、同じ映画を観ても人によって感想も様々でした。映画だけでなく、他の人の感想を聞くことで印象が変わったという人もいました。
市民活動センターも日々、市民の方からのボランティアや寄付の申し出と、地域のお困りごとや団体のニーズをお聞きし、マッチングしています。そこにはそれぞれのストーリーがあり、それに触れることによって共感や参加が生まれます。このカフェのようにお気軽にご相談を持ち込んでいただければと思います。
上映会の後は、映画のテーマの物々交換にちなんで、本の交換会を開催しました(希望者のみ)。皆さんがそれぞれ持参した本を机に並べ、どれが誰の本かはわからない状態でインスピレーションで1冊選びます。その後順番に、その本を持ってきた思いや、その本を手に取った理由をお話していきました。皆さん本の話をしながらも、ご自身の価値観や関心、人となりがにじみ出ていて、短時間なのにぐっと距離が縮まりました。
またこういった企画を皆さんと一緒にしていきたいと思います。
【参加者アンケートより】
●物語は読み聞くだけのものではないことが分かった
●最後の皆さんの感想から自分なりの映画の感想が導き出された
●今後の生き方や考え方価値を考えさせられる内容で良かったです
●僕は少し難しいと感じてしまう部分もあったのですが、映画会などであまり見ないような作品でとても良かったです
みのおcinemoさん 22/04/07 10:48
農という観点から社会がどんどん良くなっていく様子が見てわかりとても面白い映画でした。
ありがとうございました。
池田航介さん 22/04/06 16:10
※ 上映者の声投稿数で集計