この先は6度目の上映となります。震災の記憶が鮮明だった時期は感傷的な気持ちで観ていましたが、10年経ち、コロナ禍を経験した今は、「人が生きること」と「人の力強さ」を映し出した作品と感じました。
上映後のトークゲストとしてLUN発起人の高田佳岳さんに登壇頂き、当時のお話や現在のお気持ちを伺いました。
現地に入り惨状を目の当たり、「花火を打ち上げる」という気持ちが折れかけていた高田さんの原動力となったのは、花火を楽しみにしてくれた目の前の少年の笑顔。最後は彼が喜んでくれればそれでいい、と覚悟が決まったそうです。
「同じことが起これば、また同じこををするか?」という問いに彼は「NO」と答えました。ネガティブな理由ではありません。「当時、広告代理店でエンタメの営業マンをしていた自分にできることを探しただけ。今の自分にできることを探して行動すると思います。」と話してくれました。彼が10年間でまた進化した証だと感じます。
15分間という短い時間でしたが、高田さんのメッセージは参加者の背中を押してくれたと思います。
映画『LIGHT UP NIPPON -日本を照らした奇跡の花火-』
Likoさん 21/02/26 12:29
難民キャンプの様子を克明に知ることができた。大変厳しい暮らしの中で、過去のつらい出来事も背負いながら生きる人たちの様子は衝撃的であった。と同時に、人間が生きるには笑顔や希望が欠かせないということも感じた。人は笑わなければ生きていけない。
また、そんな厳しい暮らしの中で男女の格差のない状況が生まれているのも印象的だった。働き方、役割などの男女差がない。究極に厳しい状況がそうさせているのではあるが、日本をはじめとする先進国にある格差が、難民キャンプにはないというのは複雑な気持ちである。
キャンパスSDGsシネマ(NAGAHAMA・HIKONE)さん 21/02/24 14:33
「0円キッチン」ではコミカルに食品ロスについて取り上げられており、構えずにとても楽しく観ることができました。
未来の食材、昆虫食についても興味深かったです。
環境に大きく影響(水、エネルギー、地球温暖化)する肉食に比べて、昆虫食はお肉の代わりにもなるタンパク質も豊富で、その飼育方法についても紹介されていました。
動物(魚含め)の命も、日々たくさん捨てられています。
世界に77億人いる人口は、2050年には97億人に増加すると言われています。毎年世界で13億のまだ食べられる食物が廃棄されていますが(かたや、8億人以上の栄養不足で苦しんでいる人がいる)このような状況が続けは食糧危機に陥ります。
世界も日本も島も繋がっていて
決して人ごとではないと感じました。
のせたかこさん 21/02/24 01:16
ほぼほぼ定員の中、今日は10代から80代までの幅広い年齢層の方々が3町から足を運んでくださいました。
本当の豊かさとは何か?をテーマとし、経済を第一優先とする「グローバリーゼーション」よりも「ローカリーゼーション(地域、地方化)」の重要さを指摘し、地域の中で循環させる社会システムのヒントが散りばめられていました。
有限な資源の中、経済成長には限界があると警笛を鳴らしており、また興味深いデータとし、経済成長が成長するにつれて、様々な要因により人の幸福度(幸せを感じる度合い)が低くなっているというデータも紹介されました。「心の経済の危機」です。
「人間同士、大地や自然、自分との命のつながり」を実感できる場が生まれることによって、人は幸せを感じるのではないかと解いていました。
今回は意見交換会の時間が持てなかったので
また次回は持てるようにし、より深く皆で切り込んでいけたら有意義な時間になると思いました。
のせたかこさん 21/02/24 00:50
あれから10年経つというのに、あまりにも当時の映像が鮮明で、言葉が出ませんでした。
今も変わらない原発事故の爪痕に、私達は原発のない社会を目指すために声を上げ続けないといけないと改めて思いました。
コ-プ自然派奈良さん 21/02/23 20:18
エディブル・シティは、様々な意見はあるかと思いますが街中で暮らすライフスタイルを考える上でも見ておくべき作品だったように思いました。
上映後の意見交換会とゲストトークで、都市型農園の事業を行われている方に参加いただき、どのような取り組みをされているかをお話しいただきました。
街中では空き地ができると駐車場に変わるケースが多いのですが、ゲストの方は地主の方とお話をして農園を作られています。無農薬の貸し農園として区画を分けて運営をされている実例を教えていただきました。
上映作品とは、また違う形ではありますが農業を通して食について考えたり、コミュニティが出来上がっていく様子はとてもこれからのまちづくりや、ライフスタイルを見直すヒントを教えてもらったように思います。参加者は、農園に変える取り組みについてや、農業とコミュニティーについての問題点などいろんな質問をされていました。
エディブル・シティを見たからこそ、いろんな話ができた上映会でした。
ココウェルのちいさな映画館さん 21/02/22 11:31
SDGs上映会を定期的に実施しているが、今回は作品にひかれてきた来場者がほとんどだった。作品制作に協力した生協関係者は2回目の観賞で「記憶が薄れてきたのでもう一度」と。以前、「0円キッチン」の上映会に来た人は、同じ食品ロスがテーマながら「日本的なテイストがたっぷりで全く違う作品だった」「監督が遠慮がちに見えた」と感想を述べた。
みどりアートパークさん 21/02/22 10:01
日本では考えられないような虐げられた環境の中で、自らの信念を貫いてラッパーへの道を切り拓いたSONITAの勇気に感動しました。一方、NPO/NGOや個人の力ではどうしようもない社会的な課題の大きさに対し、日本人である私たちに何が出来るのか、を考えさせられる映画でした。
映画視聴後には、人権NGOで働く方のお話を聞き、参加者の皆さんと共に対話を行うことで学びを深めることが出来ました。
GRiD CINEMAさん 21/02/21 20:37
先進国の豊かな生活の陰で、沈みゆく3つの地域を描いた作品。
ツバルの人たちのくったくない笑顔と伸び伸びとした暮らし振りが気持ちいいのですが、温暖化による海面上昇のため世界で最も早く沈むと言われています。
彼らは何も悪いことをしていないのに。
先進国の豊かな生活のつけが彼らにまわっている。
世界はなんて理不尽なのだろう。
交流会である参加者が語った言葉に、一堂うなづくしかありませんでした。
以下、交流会の声をまとめましたので、どうぞご覧ください。
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・生まれ育った大好きな島から移住しなくてはいけないとは。
・ナウシカを思い出した。戦争のあとの沈んだ国のイメージ。
・ツバルは一番先に沈むけど、他の国もそのうち沈むのだろう。
・人間だけでなくいろいろな動植物までもが沈んでしまう。
・アラスカでは家が崩壊していたが、現実に起こっている問題なのだと思うとより深刻に感じられた。
・最近ではEV化が進められているが、電池を作るためのレアメタルを日本の企業が熱帯雨林を伐採して採掘していると聞いたことがある。
・一貫してその土地の暮らしが描かれていたが、これは文化ということだろう。島が物理的に沈むだけでなく、その土地で培われた伝統的な文化も失われていくのだ。
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 21/02/21 07:44
素敵なラブストーリーの結末は切なかったけれど、タイトル通り「ふたりからの贈りもの」でした。
アートは誰のものなのか?
アートを誰でも体験できる社会。
アートをもっと自由に体験できる機会。
既成概念を取り払って、もっと自由にアートを体験する機会を誰もが持てる社会になったらいいね〜など、上映後は感想を話す時間を持ちました。イギリスでは美術館や博物館は無料だそうです。
公務員として慎ましく暮らしながら、5000点ものアート作品をコレクションしたふたり。最後に公共に還し、心から満たされているようでした。その想い、願いを全米50カ所の美術館が歓迎します。とても素晴らしいプロジェクトだと思いました。
ヴォーゲル夫妻のコレクションをネットで誰でも見ることができるというのも素敵です。
ふたりの人生を映画にしてくださった佐々木芽生監督に感謝です。
浦田千恵さん 21/02/20 22:50
※ 上映者の声投稿数で集計