足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り。
その所を失わざる者は久し。
死して而も亡びざる者は寿し。
老子の言葉、そのままを表すドキュメンタリー映画だと思いました。
私たちは気が付くとないことを嘆き、悲しむ傾向にあります。
あるもので満足するという感覚が鈍くなっているのです。
この映画はそのことを気づかせてくれる貴重な時間をくれました。
一度見て終わり、にするのではなく、この感覚を忘れそうになったころ、もう一度見たい映画です。
映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』
一BAさん 19/10/27 10:25
安さと流行におされて誰もが新しい洋服・流行りのファッションをとりいれ、消費するようになった昨今。
消費者が袖を通すまで、どんなルーツを経て手元に洋服が届くのか、消費者の誰もが感じようとしない、見ようとしない現実を垣間見ました。
安く手に入るということは、洋服にいたるまでの素材・技術・労働力が安価に買い叩かれているという現場のリアルな声をとりあげています。
下請けは、なるだけ安くという強い力を持つ発注元の要望に答えるため、労働者が安全に働ける環境を軽視、大規模な崩落事故により多くの労働者が死亡したり、薬品被害による病気の発症、障害を持つ子どもが生まれたりと、第三世界では健康被害に悩まされています。
これは、消費大国の一国である日本も無関係な話ではなく、遡れは、高度経済成長期の日本であった公害が、産業や場所を変えて、多数の発展途上にある国でおこっているのだと認識させられます。
安さの裏側にある「怒り」「嘆き」「悲しみ」「苦しみ」を感じ、今一度、消費するという行為について考えるきっかけをつくってほしいと思います。
群馬県桐生市で開催したのは、繊維の街とよばれるがゆえに一緒に考えたいと思ったからでしたが、『消費』全てにおいて、無駄があるすぎる行為があるのではと感じざるを得ない内容でした。もっと幅広く各地で上映会が行われることを願います。
映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
NPO法人キッズバレイさん 19/10/26 11:25
いろんな意味で面白くて、映像も綺麗で、楽しめる作品でした。参加者の皆さん、とても面白かったという感想でした。見せたいところ、見せたい人しか写っていないとしても、生活の工夫やインタビューで垣間見える人々の感性は新鮮でした。
浦田千恵さん 19/10/26 02:49
画面に釘付けになる演奏シーンも愛らしいデイヴィッドさんとギリアンさんの日常の様子や周辺の人たちのインタビューも、興味深く楽しめました。特に、デイヴィッドさんが発する言葉がとても良くて、字幕で良かったと思いました。
浦田千恵さん 19/10/26 02:34
グローバライゼーションはもう貧富の格差を増大させ、環境汚染も加速させている。新しいライフスタイルとして、ローカライゼーションへのアプローチを進めていかねばならない。一人ひとりが意識してライフスタイルを変えていくことが求められている。
久保山武さん 19/10/25 16:54
ごみ問題や処理場についての話だけだと思っていたのですが、ごみアートに関わる人々の生き様、そこから出てくる言葉が素晴らしく、感動しました。
連日上映した中で一番良かったという声が多くきかれました。
amakoさん 19/10/22 15:25
種子の90%以上が失われているという事実にまず驚くとともに、種子や植物の鮮やかな映像がとてもきれいで感動しました。
世界で行われている多様性を守る取り組みや、アメリカを中心とした種子の歴史がよく分かりました。遺伝子組み換えや農薬・除草剤など日本では無頓着な人もまだ多いので、よりたくさんの方に見てもらえると良いと思いました。
種子に限らず、今は買うのが当たり前となっているものの多くが、昔は自給できていたという事実に改めて気づかされ、生きるのにそんなにたくさんの貨幣は必要ではないと感じました。
amakoさん 19/10/22 15:22
今やコモディティとなっているコーヒーが、とても丁寧かつ熱意をもって私たちの元まで届いていることを知りました。
映画の中では労働問題や各国間の格差についてそれほど直接は語られませんが、コーヒーのすばらしさというソフトな観点からそれを学ぶことができました。
SDGs映画上映会さん 19/10/21 16:51
島での生活は本当に自給自足で
島の人たちは、楽しそうに暮らしていました。
それを観て、大変そうと思うのか、楽しそうと思うのかは
人それぞれだと思います。
色んな意見が持たれると思うので、手応えが持てる映画だと思いました。
映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』
どんぐりの里シアターさん 19/10/21 16:38
今回のドキュメンタリーは、立ち直った後からのものでした。
それまでもたいへんだってと思われます。そこからの夫婦の素晴らしい絆が素晴らしいと思います。
キネマ ケノービーさん 19/10/21 14:19
※ 上映者の声投稿数で集計