6人の方に来ていただきました。蓄積されたデータとともに、蛋白摂取が発がんに関与する可能性や、菜食により心血管疾患が治癒した個々のケースの紹介がありとても興味深い映画でした。牛肉などの畜産が、生態系や温暖化に与える影響は大きく、結局人の健康も害していることはあまり不思議ではないようには思いますが、当たり前に買って当たり前に食べているので、衝撃的でした。近年の医学論文でも菜食での心血管病、腎臓病の発生率が低いことは示されているようで (CJASN May 2019, 14 (5) 682-691, Journal of the American Heart Association. 2019;8, BMJ 2019;366:l4897)、人のためにも地球のためにも人間の野放図な食生活の見直しは必要なのでしょう。アメリカの栄養ガイドラインや学校給食メニュー決定にかかわる人たちが食品業者との癒着があった話もあり、いろんな業界でこのようなことがある中、個人個人が広い視野と良識をもって自分の食べるものに責任を持つことも大切だと思いました。
来ていただいたみなさんも、完全菜食への切り替えは難しいけど、野菜中心の食事に興味が出た様子でした。
映画『フォークス・オーバー・ナイブズ ― いのちを救う食卓革命』
utakoさん 19/11/08 15:50
連休中日でしたが、遠方からの若い方の参加もあり、6人の方に集まっていただきました。
映画に登場する見たこともない色や模様をした種たちには心をうばわれました。モンサント(現バイエル)による遺伝子組み換え作物の台頭、企業による種子の特許権取得というように、企業経済のために、自然のものである植物が人為的にその基本構造から変えられ、それを企業が独占し大量生産していく仕組みが現在も進行形で進んでいるのはおそろしいことです。モンサントは除草剤ラウンドアップ(発がん物質グリホサート)とラウンドアップ耐性遺伝子組み換え作物をセット販売しており、近年世界各国がその危険性から使用を禁止する中、日本政府は制限せず逆に残留基準値を緩和しているようです。誰のためにもならず、健康を害し環境のためによくないことが、”世界に十分な食料を供給すること” を名目とした大企業により政治的判断にも影響を与えながら公然と行われ、私たちの生活の隅々まで入り込んでおり、逃れるのが困難になっていると感じました。20世紀にじつに9割以上もの種子が失われているという中、種を守るために懸命に頑張っている人たちも登場しました。来ていただいた皆さんからも、できるだけ体にいいもの、大地にいいものを選んでいきたいという意見がありました。人間も植物とそう変わらない自然の一部だという当たり前の事実に立ち返らねばならないのだと思います。
utakoさん 19/11/08 15:45
非常に見やすい映画となっていました。
実際、廃棄されるだけの食べ物でもしっかり見てみると
まだまだ料理に使えるものが本当に多くて、
自分たちが普段どれだけ無駄に買い物をしたり、その買ったものを
無駄にしているかよく分かりました。
世界でこの作品のような活動が広まれば良いなと思いました。
観に来られた方も作品のことを褒めておられたので、一度は上映した方がいい作品だと思いました。
どんぐりの里シアターさん 19/11/08 10:18
日本を好きで、日本を学びたいフランス人カップルのロードムービー。
日本国中に、持続可能な暮らしへの取り組みが確実に広がっていることを知った。
会場では、その波を身近に感じている人、どこか遠くの出来事と感じている人で、感想が異なっていたのが興味深かったが、未来に希望が持てた作品だった。
とんだばやしシネマプラスさん 19/11/08 09:12
今回の上映会では参加者は貧困という問題に対する問題意識を向上させ、イベント後の周りの参加者とのディスカッションで気付きや意識の共有を通して社会を良くしていこうという考えを育てることができました。参加者はインドネシア、日本、グアテマラ、マレーシア、バングラデシュ、スリランカの6カ国の学生、地域の方々で、グアテマラで実際に起きている貧困問題を幅広い国の人々と共有することができました。また、開催者側は、企画を通して企画力向上や貧困に対する問題意識を深めることができ、両者共に成長できた機会になったと感じております。
皆木健太アブラハムさん 19/11/07 20:08
天劇ゆがふシネマとして、初めての上映会開催。
事前の告知は、島内にポスターを貼る、Facebookでイベントページを作成、シェア、そして繋がりの中での直接のお声がけなどをしてお知らせをしました。
ここではイベントに予約していくというスタイルが馴染まないため、予約不要・当日直接来館OKの参加方法に。
会場の看板を急遽手作りで友人にお願いしたり、会場づくりは子ども連れで来てくれた時に座りやすいようにマットを持参したり、手作りのあたたかい野草茶やお菓子を用意して、少しでも心地よい空間がつくれたらと準備しました。
当日開場してみないと参加人数がわからないのは、正直ドキドキなところもありましたが、以前から何度かイベントを行っている経験から、15人前後と予測していました。
結果、メンバー以外で14名の方(+子どもも2名)が参加。
メンバーですでに繋がりがある参加者さんが多く、やはり直接の声かけが参加へと結びつきやすいことを感じました。
プログラムは、
・主催団体と映画のご紹介
・映画上映
(トイレ休憩)
・感想シェア(3人1グループ×2回)
・次回のご案内
という流れで行いました。
映画自体、情報量と文字量がとても多いので、観た直後のみんなの反応がどうかなと思っていましたが、感想シェアの時間では、時間になってもグループでのお話が止まない様子などから、たくさんの受け取りとシェアがあったと感じました。
主催の私自身を含め、参加者同士は初対面も多く、狭い島内での新たな出逢いの場にもなりました。
終了後も、参加者さんから声をかけてもらい、「また来たいです」との声もいただきました!
主催の反省点として、少し荒削りな説明の仕方と感想シェアの組み立て方だったというのがありますが、自分自身も終始リラックスして楽しんで参加できました。
また、こうした上映会にはメンバーの協力が欠かせません。一緒に場をつくってくれる、トランジションアイランド西表のメンバーがいることに改めて嬉しさを感じました。
第二回目の上映会も、楽しみです!
トランジションアイランド 西表さん 19/11/06 17:51
貧困と向きあって必死に生きている人々の存在をリアルに感じた。自分が金銭的に余裕がない中で、他人に優しく出来ることは、心が豊かな証拠ではないかと思った。
岡川祐美子さん 19/11/05 17:27
ついこの間、大きな台風があったばかり。
ボランティア活動に参加している人も何人かいて、この映画を見ながら、果たして自分の支援は、被災者の役に立っているのだろうか、と考える人もいました。
身近な地域の生活復興のボランティアと、発展途上国の寄付行為は、全く違う種類のものではあるけど、何が必要なのかを冷静に考える時だと思います。
Tomoaさん 19/11/04 18:36
食料の自給自足はよく言われますが、これからはエネルギーも含め様々な自給自足が必要なのだと思います。
再生可能エネルギーの普及が大切だと思う一方、地元の人を無視したメガソーラー開発や、映画には出てこなかった太陽光発電や風力発電のデメリットなども問題になっています。エネルギーの使い方、生活の仕方なども含めて、変えていかなければと思います。
地域の人と観て、そんなことを考えられると良いと思いました。
映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ~』
amakoさん 19/11/03 15:48
※ 上映者の声投稿数で集計