ハマスの人質拉致から半年がすぎ、イスラエルによるパレスチナ人に対する虐殺、それも3万人を超える死者の中に子どもたちの犠牲が伝えられ、この映画のなかの人たちがどうしているのかと、ため息しか出ません。
昨年11月にこの映画の上映を考えました。上映の4月には、なんとかせめて停戦になっているのではないかと希望を持っていたのですが、さらに大半の人々が飢餓状態に追い込まれる状況に、どう自分たちが動いたらいいかと、焦りに似た気持ちになります。救急隊の方が「パレスチナ以外の国に怒りを持っている」のような言葉を吐いたことに、胸が痛かったです。
毎年、春の討論集会という小さな会を開きますが、今回それほど人が集められなかったことに、パレスチナの人々に後ろめたい思いです。若い人たちの将来が破壊されるどころか、今の命さえ奪われるイスラエルの蛮行に、会場からも怒りの声が上がりました。それは私たちにも向けられた怒りでもあることを、また自覚しなければと感じています。
戸恒香苗さん 24/04/08 22:34
40〜70代までの年代の人達にご参加いただきました。映画から勇気をもらったという感想がありました。早速地域のために考えていたことを行動してみようという意見もあり、楽しい会となりました。
岩井駅前交流拠点 boccs(ボックス)さん 24/04/08 20:49
世界的アーティスト 草間彌生さんの人生と芸術を追いかけたドキュメンタリー映画。
芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、
第二次世界大戦下の日本での生活、
単身アメリカへ渡った以降も芸術界における人種や性の差別、自身の病など、、、
様々な困難に立ち向かってきた草間さんの人生を知ると、作品の見え方がまた変わったように思います。
”生きる”ためのエネルギーを感じます。
ドアレスアートオキナワの代表 呉屋マリヤさんと参加者の皆さんで、映画の後にトークセッション。
”アート”について、様々な角度から深く考えを共有し合いました。
素晴らしい時間となりました、ありがとうございました。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:48
慣習として今の時代にも続く人身売買。
ひとりの人を売り買いすることが当たり前に起きている現実。
何ができるか答えは見つけられませんが、
まずは事実を知り、理解すること。
たくさんの人に事実を知ってもらいたいと思います。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:43
今回上映したのは、シリア紛争により家族が離れ離れとなり、苦しい生活を強いられる中でも再会を目指す難民一家に密着したドキュメンタリー映画でした。
故郷を離れ、命がけで他国の難民キャンプを目指すも、苦しい生活を強いられる罪のない人々や子どもたち。
子どもたちの明るい未来、人間の尊厳を切に求める声。
私にとっては容易に想像し得ない、悲惨な紛争と難民の実態に、言葉を失いました。
この映画を見て、難民となり、生活や家族との別れに苦しむ人々の生の声を聴いて、昨今も続く世界の紛争や災害など、ニュース等で状況を耳にした時、それらを単なる事象として捉えていないだろうかと、改めて自分に問い直しました。そこには、私たちと同じように大切な家族がいる人々や、罪なく平穏な生活を奪われる人々がいて、一人一人が生きています。
私たちが紛争や災害の事実を知った時、そんな人々がいるということを、また、どんな気持ちなのかを少しでも想像しようとすることで、宗教や文化の垣根を超えて様々な人を受け入れることができる、助けようとなにか行動にうつすことができるのではないかと思いました。それらはちっぽけなように感じられますが、そんな想像力や行動が広がっていけば、社会全体としても変わっていくのではないかなと、どうか変わっていってほしいなと思います。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:39
持っていないモノに目を向けるのではなく、持っているものを分け与えること。
協力することは麻薬を使うのと同じくらい気持ちがいいことと言われている。
私の記憶に残った言葉です。
幸せの定義は人それぞれですが、まずは私の周りにいるたくさんの人たちに感謝し、小さな幸せをたくさん教えられる私でありたいと思います。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:34
今回の上映会は、3月15日から6月9日まで開催されている第8回横浜トリエンナーレの応援プログラムとして開催させていただきました。草間さんのネームバリューもあり、通常会以上に(当館では毎月1回、上映会を開催)各メディアに取り上げられたりSNSで発信されたりして、当館を初めて訪れる方方にも鑑賞いただきました。草間さんのニューヨーク時代の活躍やその後の低迷期など、知られていない芸術家の半生が紹介されていて、とても貴重な記録映像でした。彼女の、精神的ダメージに悩まされつつ、芸術的探究の手を止めないピュアな姿勢に胸を打たれ、自分自身、感動で何度も泣きそうになりました。アンケートでも「涙が出た」「感動的だった」と感想を寄せる方が多くいらっしゃいました。語り口も進行も、とても分かりやすかったのですが、作品鑑賞と同時に、彼女のドラマティックな半生を追っていくにはいささか、スピードがアップテンポでしたので(そのリズムがまた、映像作品として優れているのですが、、、)、再上映会を開いて草間作品をじっくり味わいたいし、多くの方に観て欲しいなと思わせる秀作でした。皆さん、美術館を巡ってみたくなったとも口々におっしゃっていました。
みどりアートパークさん 24/04/08 11:52
終了後の「わかちあいの時間」で出された参加者からの感想です。
・起きていることが受け入れられない。パレスチナの人々の生活と自分の生活にギャップがあって混乱している。現実を自分の中につなげられない。
・毎月、北九州から福岡市に来てパレスチナに関するドキュメンタリー映画を観ている。日本でも政治は何をしているのかと思うことが多い。しかし諦めずに声を上げ続けていく。自分たちは無力ではない。
・ガザ地区の人々はより良い暮らしをしたいのかと思ったけど、(普通の)日常があればいいと望んでいる。日本人も科学技術を求めず、日常に幸せを得たらいいのでは?
・自分は戦前の生まれ。終戦時、中国では日本人が襲われたが、中国人への接し方が良かった人たちは中国人に助けられた。関係性が良ければ助けられる。ソ連兵は略奪し女性を襲った。戦争で負けた国には正義はない。自分の生き方を誇りとして持っていたら良い。
・映画の中で、女性が「若い時は兵士になろうと思っていたが、今は、武力では解決しないことに気付いた」と言っていた。やるせなさを感じた。沖縄にも通じる。
・祈りのある文化の人たちだが、希望が見いだせない。外の人が救えると思うが、自分たちはどうしたらいいのか。イスラエルを支援しているアメリカを日本は助けている。その流れをどうしたら止められるのか。
・政治は腰を上げない。今のままでは止められない。日本が立ち上がらないと何も変わらないと思う。
・救急救命士の「パレスチナ以外の全ての人に怒りを感じる」という言葉を突き付けられた気がする。自分たちで解決するのが基本だと思うが、この状況では外からの干渉が必要だと思う。原爆を他の人に体験させないようにと活動している方々がいるのに、なぜ武力を選ぶのか。
・言葉にできない。子どもが犠牲になった場面は衝撃的だった。子どもが先に死ぬのは想像できない。一番不幸なこと。
・どの戦争もそれぞれの言い分があるが、勝った方も負けた方も犠牲が大きい。歴史を学ばなければならない。
・イスラエルのことも気になっている。迫害され続けた歴史を持っているイスラエルの人々こそ平和を訴えるのに世界で一番相応しい人たちだと思うのに、なぜそうなっていくのか。戦争に勝者はいない。ウクライナでも女性と子どもが犠牲になっている。
・昨年中東に行った。自分と年齢が変わらない人が犠牲になった。生まれた場所が違うだけで、爆撃から逃げなければならない人たちがいる。パレスチナに住んでいるという理由だけで、その人は何もしていないのに殺される。アラブの人はそのアイデンティティーを理由にテロリストのように報道されているが、フレンドリーな人たちだった。
・考えさせられる。ウクライナ、ガザ、思ってもみなかったことが起きている。人間は進化していない。差別的なことはいけない。広島の被爆体験者の話では、被差別部落に救援の手は来なかったという。究極の状況でも人間は差別をするのだと思った。
・ガザの中でも貧富の差があることを知った。若者を含めて全員に希望がない。(壁に)石を投げても仕方ないのにやらざるを得ない状況がやるせない。中学2年の娘の立志式で、皆将来の希望を述べた。日本の子どもはいろいろな希望を持てるが、パレスチナは閉鎖されている状況。いろいろ考えさせられた。
・究極の状況で、自分に何が選択できるのか言えない。戦後何かしら後悔した人と同じようになるかも。年を経るごとに自分の非力さを感じる。
・世の中が良いほうに変わるかと思っていた。この世界に我が子を送り出すのをあきらめそうになるが、大河に一滴を落とそうと自分に言い聞かせている。
・イスラエルではどのように伝えられているのか。イスラエルでも国内で踏みにじられている人たちがいる。ロシアでも。属性では語れない。どこからの情報をどう聞くか。
・自分が住んでいる遠い国の問題で、できることがないと思っていないか。自分が住んでいる選挙地の政治家に一筆送ることが有効と聞いた。しかしハードルが高い。知恵をいただきたい。
・→ずいぶん前にアメリカの大統領宛に手紙を出したら、返事が届いた。こう思う、ということは出していい。
・他国の問題ではない。イスラエル空軍ではパレスチナを攻撃するべきだという教育受けると聞いた。教育の影響は大きい。
・日本に住んで家具職人として反戦運動をしている人に日本は好きかと聞いたら答えがなかった。私たちはパレスチナへの攻撃に疑問がなかったのではないか。その方が日本はいい国だと思ってくれたら嬉しい。何かできることがないかと思う。
・確かな情報を取る必要がある、と思った。
・普通の生活の重み、というのが自分の中に残った。本当の意味での自由がない。
・理不尽に命を奪われている人がいる。こんなことが起こるのはなぜなのか。戦争を止めるために自分ができることをする。こうやって映画を観て話したことがいろいろなことに繋がっていったらいい。
・死と隣り合わせ。これまでそんな生き方を自分はしていない。いろいろな物を持っているが、それでもまだ欲しいと思うことができる日常に感謝を。(救急救命士の言葉で)日本人のことも嫌われていることが刺さった。知らないこと、知ろうとしないことが罪だ。全部を知るのは無理だが、知ろうとしたい。
・救急救命士の「パレスチナ人以外の~」という言葉は、「あなたたちは、これを放っておいていいのか!」と自分に投げつけられたように感じた。知ることがそれに応える第一歩だと思う。
・反戦デモをいつしかやらなくなった。声を上げても変わらないということが溜まっていた。そのきつさを感じる日々の暮らしが続いている。戦争がないことを望んでいる。蓋をしないようにしたい。
・パレスチナの難民キャンプにいたことがある。女の子が「私がここにいることを忘れないで下さい」と私に言った。
・無関心はいけない。諦めずに声を上げていきたい。
ママパパシネマ実行委員会さん 24/04/07 07:06
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