新着上映者の声

「はしご」をかけること

多くの有名人や社会起業家が心からの善意でおこなっている支援が、場合によっては現地の自立化を阻んでしまっていることがある。支援をする側にいる多様な人達の動機が、いつの間にかそこにある貧困をむさぼる貧困産業を形成してします。
法整備、起業の環境整備、土地の所有権、平等な人権、貿易環境の整備等によって貧困から這い上がるための「はしご」をかけた上で(その場合の主語は支援者ではないが)、金銭や物資の支援を活かせる状態になる。何をどの順番でやればいいのか、決まった形はおそらくはない。何をすればいいのかわからない。とりあえず浅い考えで何かをしてもかえってアダになることもある。ではどうすればいいのか。
参加者各自がそんなことをモヤモヤと感じとった時間であった。その葛藤自体に恐らく意味があるのであろう。

映画『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』

フェルマータ・シネマさん 21/04/25 23:36

アースデイだからこその作品

ここで描かれているような大量消費主義の弊害は、パーム油に限らずファッション業界、工業的畜産、大量の化学薬品の販売先である農業など、多くの産業で起こっています。

グリーンウォッシュ
SDGsウォッシュ

逆に言えば、ウォッシュがおこるのは、それだけ重要な課題ということ。
商品や認証に疑問を持ったらメーカーに問い合わせる、こんなアクションも大切です。

小さなアクションで何が変わるんだ?
という人もいます。
でも、小さなことすらできない人は大きなことに辿りつけません。
「3.5%の法則」というのがあります。
非暴力的な活動は、そのコミュニティの3.5%の人がポジティブに参加すれば成功する。というものです。
参加された皆さんには、その3.5%になってほしいとお伝えしました。

映画『グリーン・ライ~エコの嘘~』

Likoさん 21/04/25 20:46

安らぎはどこにあるのでしょうか

2021ウナギネマvol.2『リベリアの白い血』

観終わった時、なんとも言いようのない感情が
胸の中にもやもやと残ります。
出口の見えない迷路でもがいているような感じ。

作品中で主人公のシスコが、
行き止まりの道に入るシーンがありますが、
まさにこの作品の象徴とも思える場面です。

リベリアでは貧しいゴム農家として、
日の出前から日が沈んだ後まで働いて、
それでも貧しさからは抜け出せない。

搾取されている現状を打破しようと立ち上がるが、
より強い圧力によって仲間が1人ずつ減り、
同時に仲間からの信頼も失われていく。

逃げるようにして訪れたニューヨークは、
まったく別世界のように豊かな毎日。
ただそれを楽しむことができたのはわずかな時間。

いつまでも、どこまでも、
振り切ってきたはずの過去が追いかけてくる。
シスコの心が休まる場所も時間もありません。

リベリアにいたときのシスコの目は輝いていました。
子供たちのために現状を変えなくてはいけない。
その熱い思いで先頭に立って行動していました。

しかし、変えたいけれども変えられない。
ニューヨークに行ったシスコの目は
日に日にどんよりと曇っていきます。

平等の国、多様性の国アメリカ。
短期の旅行者にはいいが、
そこで暮らす意味には冷たい国だと、
留学経験のある知人は言っていました。

リベリアでの生活は過酷でも、そこに家族がいました。
アメリカでの生活は別の過酷さがありました。
物質的に満たされても、精神的に追い詰められる。

電話機能しかない携帯を使っていたシスコが、
最後の場面で手にしているのはスマホです。
でも、呼び出しても家族は出てくれません。
古いケータイのときは嬉々として出てくれたのに。

監督が日本人ということも関係あるのか、
少ないセリフの中でストーリーは進んでいき、
観ている私たちはそれぞれのシーンの意味を考えさせられます。

映画のラストは、パンクしたタイヤを交換するシーン。
黙々と作業するシスコの姿に、
私たちはどんな意味を感じたのでしょうか。

タイヤのように、役に立たなくなれば
すぐに新しいものと交換させられるのが移民ということか。
それとも、都合の悪いことは捨ててしまって、
新しいタイヤで何もなかったように振る舞うということか。

あなたはどう感じて、どう行動するのか、
それを一人一人の心に訴えかけてきます。

あなたはこの作品をどのように観ますか?

映画『リベリアの白い血』

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 21/04/25 14:01

参加者の参加票に感想を書く欄を設けましたので、後日、集計したものをお送りしたいと思います。

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』

花崎哲さん 21/04/22 09:43

食を通したコミュニティづくりもいいと思いました!
日本は食料自給率が悪いこともあり、映画の視聴を通して、見直していきたい雰囲気が出ていました。

コロナの情勢もあり、在宅の方も多くいらっしゃいます。
時間にゆとりができた分、スーパーで買い物ではなく畑で作物を育てている方もいらっしゃいました。

ベランダ菜園などもありますし、会社で小規模でも自分たちで野菜を育てるのも勉強になるのではないかという意見もできてきました。こういったことでも人と人のつながりができますし、ぜひ挑戦してみたいものです!

映画『都市を耕す エディブルシティ』

肥後橋rita-cinemaさん 21/04/21 11:37

上映会は中止となりました

4月17日に開催を予定していた「プラスチックの海」の上映会は、徳島県県内でのコロナウィルスの感染拡大の影響を鑑み、非常に残念ではございますが、中止としました。

映画『プラスチックの海』

エコみらいとくしまさん 21/04/20 10:51

多様性を対立ではなく、可能性にしていくために

この映画は、とても多くの問題、気づき、学びを与えてくれるものでした。

先生は、常に生徒を一人の人間として尊重し、甘やかしすぎるのでもなく、強制するのでもなく、まっすぐに目を見ながら一人ひとりの気持ちに寄り添っていました。

そして、一人ひとりがどういう経緯でここにきて、どういうものを大切にして、どういう夢があってという、自分との対話をさせ、そのようすを他の生徒に対して語らせることで、自分を、そしてお互いを深く知ることが出来るように導いていました。

お互いの違いと共通点を知ったうえで、皆で一緒に挑戦することで、対立は可能性になり、素晴らしい学びと友情が生まれました。

これは、大人にもとても影響を与える素晴らしい作品ですが、それだけでなく、子ども達にも観てもらいたい作品です。
自分がどう感じているかを素直に表現し、それを先生、そして仲間が効いてくれる場所。そんな場所が対立を可能性に変えることが出来る。

わきまえて、空気を読んで何も言わないのではなく、お互いを表現することで、お互いを知り合うことができる。
そしてお互いを知り合って、一緒に何かやってみることから友情、平和は生まれていく。

映画の感想シェア会もそんな場所を作ることに少しでも役立てば良いなと思っています。

映画『バベルの学校』

里山映画部@綾部、京都さん 21/04/19 00:11

話したいことの多いとても良い作品でした。
価値観の違いをどう乗り越えるのか、どんなアプローチで伝えるのか、登場人物の想いに焦点が当てられていて、考えさせられる内容でした。パンフレットも完売しました。

映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』

浦田千恵さん 21/04/18 19:55

LIGHT UP NIPPON -日本を照らした奇跡の花火-

いつ観ても感動。たった1人の高田さんという方の情熱がいっきに多くの人たちへと熱気が伝わり、打ちあがった希望の花火。
今まさにコロナで世界は一変してしまったからこそ観たい1本。
行動変容は、なにも難しい知識を詰め込んで難しい顔して、勇気を出して頑張らないといけない、なんてことではない。
高田さんや東北の人たちを見てみれば、元気な気持ちになれる。
行動変容は、元気な心から生まれるんだ。

映画『LIGHT UP NIPPON -日本を照らした奇跡の花火-』

宇奈月温泉ソーシャルシネマトリップさん 21/04/15 23:23

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