おかげさまで第1回を無事に開催することができました。映画の内容はもちろん、映画の内容に沿った企画(家に余った食材を持って来て、みんなで調理)も好評を頂きました。
当日報告は下記にもまとめています。
https://hotch-pr.com/n/n04d7f65313c2
ほっちのロッヂの映画部さん 21/04/14 19:57
意識を向けて知識を得ることで、小さくても行動は変わると思います。どこか遠くの話しではなく、そして悲観的な思いになるのではなく、どうしたらよりよくなるか、前向きな考えと技術の力を感じることができる映画でした。
会場である232でも、太陽光パネル、蓄電池を設置し、全てではなくとも緊急時に賄える用にと、自然エネルギーの取り入れを実践しています。
参加者からも、何かできることを少しずつ取り組めたらなあと思いました。と感想いただきました。
232 CINEMAさん 21/04/14 10:14
たくさんの仲間がいる、もしかしたら政治も動かせるかもしれない、発電を自分もやってみようか、都会でも畑が作れるんじゃないか。見るたびに自分が実現できるかもしれない明日がみつかる作品。映画の頃と今とでは世界はすっかり変わってしまったけれど、やっぱり未来は自分たちが作りたい、そんな感想が寄せられた。
「やっぱり感染が落ち着かないのが心配で」というキャンセルはまだあるけれど、リアルに見たい、一緒に見た人の意見を聞きたいという声も多い。
ロータスシネマさん 21/04/12 22:47
エディブルスクールヤードプログラムの提唱者アリスウォータースさんが2018年来日し滋賀で講演会を行った際に参加した方が鑑賞され、映画にまつわる様々な情報を提供してくれました。
地元倉敷市でも木村式事務局田辺さんが代表となり、エディブルスクールヤードが始まっているそうです。
鑑賞された方が、友人にも見てほしいと再上映を希望されて、次々に映画が広がっています。
岡山ユニセフシネマさん 21/04/12 20:16
2021ウナギネマvol.1『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』
ほんわかで、ほわっとする心温まる映画でした。
アートってこれでいいんだ!!
とにかく仲の良いご夫婦の姿に癒されます。
アートは決して特別なものではありません。
高尚なものではなく、私たちの身近にあるもの。
生活そのものがアートとも言えるのかもしれません。
アートは美術館で鑑賞するものと無意識に考えてしまいますが、
彼ら2人にとっては、家に持って帰って観るもの。
タクシー、地下鉄に乗るものがアートなのです。
彼らが愛しているのは、作品ではなくアーチストの成長。
アートを購入しているけれども、本当に大切にするのは、
アーチストとの交流でありアーチストを育てることです。
もちろん優れた審美眼を備えているからこそですが、
同時にアーチストの成長を見つめる温かいまなざしも
間違いなくそこにあります。
象徴的だったのは、未完成の絵に対して、
「僕だったらそのままにしておく」と断言するシーン。
作家本人はまだ手を入れようとしているのに。
同様に、何枚かのイラストで構成された作品も
「これとこれは全体の中で不必要だ」と言い切って、
結局、作家自身にそのページを切り取らせてしまうことも。
もちろん、そこに至るまでに作家と夫婦の関係性が
しっかりと構築されているからなのですが、
ここに彼らのアートとの接し方が表れています。
完成した作品を購入するのではなく、
自らもそのアートに参加して、
購入することでアートが完成する。
あたかも子どもを育てるような視点で、
アートそのものもアーチストも育てていく。
これが2人にとっては当たり前のあり方でした。
人から何を言われようが、
ただひたすら好きなことを追い続けた2人は、
彼ら自身ががアートと言っても過言ではありません。
ああ、美術館に行きたいなあ。
この映画を観終わったみんなの正直な感想です。
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 21/04/12 14:49
変化し続ける箱崎の街を中心に据えて、多様な人々が暮らす「まち」を、いかに多様な人々と一緒につくっていくのか・・。
今回も映画の鑑賞をきっかけにしながら、ご参加いただくみなさんと対話をする中から大切な指針や価値観を探っていきました。
今回も映画の鑑賞をすることから思考の旅をスタート。
鑑賞したのは「 バベルの学校 」です。
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来て、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。
果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのか…?といった、つい抱いてしまう先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれるドキュメンタリー作品でした。
鑑賞後は恒例のトークタイム。今回も参加者のみなさんからたくさんの素敵なお話が飛びだしました。ここでは、その一部始終をご紹介します。
「ー まずは「接点」を。歩み寄れる場を積極的につくる
ご参加者:職場が多国籍な状況なので、日頃からコミュニケーションの取り方を意識しています。感謝の気持ちを持つとか、笑顔や挨拶…。人と人が関わり合う上で当たり前のことこそ、大切にしています。また、箱崎、まちというところでは、あまり意識して接点を持てていないので、もっと違いを知り、お互いに歩み寄れる企画や場があるといいなと思っているところです。」
「ー 一方的に押し付けるのではなく、お互いが価値観を提示し合う
ご参加者:箱崎は外国の方が非常に多いですが、日常的な関わりという部分では、つい(ルールを守らないなどの)「問題」に話題が行きがち。でも、そういった部分についてももっとお互いあゆみ寄れる部分があるのかな?と思いました。
今回の映画の中の(子供たちが所属する)「適応クラス」は、フランスで暮らし学ぶ上でフランスの言葉や文化に適応していくためのクラスではありながらも、それぞれのバックボーンも取り上げて、そこの議論をしっかりしていく土台があるように感じました。そういう意味では、日本においても外国の方に日本のルールを伝えていくだけではなく、お互いが文化や習慣、価値観を提示しあっていくことが大切だと思うし、そういう場が必要なのではないでしょうか。」
「ー 多様性はメリット
ご参加者:現在の箱崎に目を向けると、福岡市で一番外国人比率が高い東区の中でも色濃く高い地域。昔から箱崎はいろんな国の方が混じり合って発展してきた歴史がありますが多様性はメリットだと思うので、そのメリットを活かしたまちづくりができるといいのではないでしょうか。まちが成長していくためには多様性が必要だと思いますし、福岡は政策として「スマートイースト」がありますが「スマート」は多様性のためにあると思うので、そのことを念頭に置きながら、今後もこういう場で意見交換をしていければと思っています。」
「ー 目的を共有することで生まれる絆
ご参加者:目的を共有するから友達になれたり、認め合ってがんばっていけるのではないかと感じました。箱崎に関しても、このまちから何を変えていくのか?、こんなまちにしていこう!…、そんなメッセージが生まれていくことで共感し合えたり、それを成し遂げるために多様性を認め合って、その先でおもしろいまちになっていくのではないか?そんなことを感じました。」
今回もオンラインでの限られた時間ではありましたが、本当に感慨深いお話がたくさん飛び出しました。
シアタームメイジュクさん 21/04/10 14:26
ウナギネマvol.24『静寂を求めて-癒やしのサイレンス-』
映画冒頭部分の証券取引所のシーン。
静寂の中、瞑想でもしているかのような人々が、
開場の鐘が鳴り響いた途端、
音の洪水とともに動き出す場面が印象的でした。
静寂は祈りなのかもしれない。
静寂は争いを忌避して平和をもたらす。
そんなメッセージが伝わってくる作品でした。
作品にはたびたび日本の禅寺や茶道が登場します。
「静寂とは音である」
「沈黙は体で覚えていく」
静寂とともに暮らしてきた先人の叡智です。
戦国時代という騒乱の中にあって
静寂を極めた千利休の卓見には
畏怖の念すら覚えます。
私たちの日常は音に埋め尽くされていて
どこにも逃げ場がありません。
私たちには余白が必要です。
どこにも属さないぽっかりと空いた時間や空間。
忙しく暮らす毎日の中で
いつの間にか失ってしまったのかもしれませんね。
どんなものでもギチギチにしてしまうと、
新しいものが入ってくることができません。
俳人・松尾芭蕉はこのような言葉を残しています。
「言ひおほせて何かある」
すべてを言い切ってしまっては何も残らない。
余白がそこにあるからこそ意味がある。
極限まで言葉を削ぎ落としたところに
俳句の深みがあるというわけです。
閑さや岩にしみ入る蝉の声
これ以上に閑寂を表す芸術はないのではないでしょうか。
以下、交流会の声をまとめましたので、どうぞご覧ください。
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・勤務先が渋谷で、映画にもたびたび登場するほど毎日騒音の中で生活している。しかも羽田発着の航空機のルートが変更となって、いま渋谷の真上を飛ぶようになった。仕事をしていてもゴーッという音が耳に障る。
・テレビをつけっぱなしにしていることが最近いやになってきた。音楽も同じで、だらだら見たり聴いたりするのではなく、ちゃんと見たり聴いたりしたい。
・東京で暮らしているときは耳栓を持ち歩いていた。目はパッと閉じられるけれども、耳はそうはいかないから。
・山歩きが趣味だが、最近は山頂近くにも携帯電話用の電波塔がたくさん建っている。危機管理には役立つかもしれないが、携帯電話がつながらない空間も必要だ。
・静寂とは高尚なものだ。現代はSNSなどのように、ひとりぼっちがよくないことのような感じだが、自信を持ってひとりの時間を満喫しようと思う。
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 21/04/08 15:11
※ 上映者の声投稿数で集計