アメリカのミレニアル世代が社会課題をビジネスで解決しようとする動きを紹介した作品。環境問題、貧困、不平等といったグローバルな問題に対して、既存のビジネスモデルや企業文化とは異なるアプローチを取り入れていることが分かる。
ミレニアル世代は、「ソーシャルインパクト」と「経済的利益」を同時に追求する企業モデルを志向し、社会課題解決を自身のキャリアの一部と見なしている様子がうかがえる。
ただし、課題も多い。ソーシャルインパクトを拡大しようとする一方で、多くの社会起業家は資金調達や規模の拡大に苦戦している。
参加者からは評価のための指標が標準化されていないため、効果を実証することが難しいのではないか、また、大企業が同様の取り組みを始めたら資本力で太刀打ちできない恐れがあるのではないかという指摘が寄せられた。
さらに、消費者の間では、エシカルな商品を購入する意識が高まっている一方で、価格が高いなどの理由で持続可能な商品を日常的に購入する層は限られており、限られた効果しか得られないという意見もあった。
それでも、彼らの取り組みは従来のビジネスに新しい価値観を導入する重要な動きとして評価されるだろう。
日本の若い世代に鑑賞してもらいたい作品である。
からびなシネマさん 24/09/29 15:08
9月28日(土)杉並区善福寺のカフェ・カワセミピプレットを会場に、「プラスチックの海」の上映会が開催されました。参加者は小学生のお子さんから大学生、70代の方も。映画上映の後環境NGO職員の方からのプレゼンがあり、その後質問や感想の時間となりました。脱プラスチックの道は険しい!けれども地域やそれぞれの生活の中で実践していくしかありません。次回は10月26日「ザ・トゥルー・コスト」です。
ソシアルシネマクラブ杉並さん 24/09/29 09:36
東洋大学公認サークル社会科学研究会では、あらゆる社会課題/事象に目を向け、メンバーによるイスラエル/パレスチナ問題への勉強会を7月に開催しました。今回は弊サークルメンバーだけでなく、多くの方にイスラエル/パレスチナ問題について知ってもらう機会を作ろうと、映画『医学生、ガザへ行く』の上映を行いました。
学生が主体的にイスラエル/パレスチナ問題について取り扱う場が学内にはこれまで全くなかったものの、上映会・感想交流会を開催できたことで、「ガザで起きている虐殺を止めるためにできることは何か」という問いを深めることができました。同じ関心を持つ学生とも繋がれる機会が制限されている中で、上映会は学生同士が繋がり、映像を通してガザの現状/過去を知り、パレスチナに生きるすべての人々への想いを馳せて語ることのできる空間となりました。
参加者からは
「自分は何も知らなかったので、こちらの映画会に申し込みしました。映画を通して、ほんの少しだけ、ガザに住んでいる人たちの毎日の恐怖の気持ちがわかりました」
「ガザにはわたしたちと同じように普通の人がいて、日常の延長に恐怖があることに気付かされた」
「空爆の中、死ぬかもしれない状況下で冗談を言い合う様子は、イメージが付かずとても真実味があった」
などの感想をいただいております。
参加者一人ひとりが上映会・感想交流会で感じたこと、知ったことを友人・家族・所属するコミュニティで共有していただき、私たちが蒔いた種がいつか芽となり、停戦へと実を結ぶようできることを着実に続けていきます。
shaken.toyo@gmail.comさん 24/09/27 19:47
ユナイテッドピープルの年間ライセンスを利用して、第一回目の上映会を行いました。70作品以上の中から、一年の間にいつ、何の作品を上映するか、非常に悩みました。しかも、記憶に残る第一回目。誰が来てくれるだろう、と想像したとき、わたしの周りにいる人たちの顏が思い浮かびました。
自分の好きな道にまい進してる人。
30年以上続くNPO法人を最近引き継がれた友人。
地域のために、子どもたちのためにと動いてきた人。
どんな子も存在を認めてもらえる社会と場所があってほしいと活動する人…。
個人だったり、所属する団体はバラバラでしたが、共通していたのは何かに追随するのではなく、自分から何かアクションを起こした人。ゼロからイチを始めた人。
そして、この社会を地球を良くしたい、という思いが共通していました。
良いこととわかっていても、ひとつのことを続けるって大変なことです。勇気もいること。だから、みんな別々の活動だとしても、共にがんばろうね、そういう意味を込めて。
立ち上がる勇気、何かを始める力を共に感じたくて、この映画を選びました。
映画に出てくる時代の空気感は、ひと昔前のものに感じました。そのくらい、今は「社会をよくしよう」と「経済活動」がそう離れたものではなくなっている…というか、取り立てなくても当たり前の前提になっているのを感じました。
そして、この映画にも出てきたキーワード、
“寄付”や“買い物は投票”といった消費行動。これらがまた、次に観たい映画へと繋がっていくのを感じました。
例えば、「グリーン・ライ エコの嘘」や「ザ・トゥルー・コスト」や「ポバティー・インク(あなたの寄付の不都合な事実)」
こうして思考や行動を変える力、そういうものが一本の良質な映画にはあるのを感じます。更にそこから、次に観たい映画に繋がっていく。点が線になっていく過程を楽しめるのも、単発ではない上映会ならではと感じました。
また、映画を観終わったあと、希望者でランチを囲みながらのシェア会、これが大変楽しい時間でした。
こんな捉え方があったか~!という自分にはない視点。
私が発することに共感してもらえたときの喜び。
一人で映画鑑賞するときには得られない、深い生き方への投影となりました。
マチリノさん 24/09/27 13:34
「この作品を見せたい人がいる」
そうリクエストを受けての鑑賞会でした。
共通したひとつの関心事のために集った参加者でしたので、鑑賞後の感想や問題提起などの深さと広がりは、これまでよりも活発なものでした。
これまで先入観、潜在意識を持たれることないようにと、できるだけフラットな文句で告知・集客してきたのですが、小規模での上映鑑賞会を目的とする者として、その告知方法を見直すポイントの鑑賞会となりました。
CrossKさん 24/09/27 11:15
株式会社 日比野設計です。
私たちが上映会の開催をさせていただいた理由は、この映画を観る事で地産地消の大切さ、農家さんの大切さ、地域には素晴らしい活動をされている方がたくさんいることに気づいていただき、そして地域に対して自信と誇りを持っていただきたいと思ったからでした。
今回は、市の文化会館にて映画の上映会を、その後運営している地産地消レストラン 2343DEPARTMENTで座談会・懇親会(地域の有機農家さんのお野菜で作ったお料理のご提供)・地域の有機農家さんによるファーマーズマーケットを一緒に開催しました。
また、イベントには農家さんを複数名招待させてただきました。農家さんのお話を伺いながら野菜を購入すること、農家さんの野菜を作るにあたっての想いやこだわりを直接伺うことは普段の生活ではなかなかないため、この映画をきっかけにような機会を提供できたことを本当に嬉しく思います。
この上映会イベント生まれた新しいつながりを大切に、これからのよりよい地域社会に向けてみなさまと力を合わせて進めていければと思います。
本当に素敵なこの映画をたくさんの方に見ていただく機会を、ありがとうございました。
「食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~」
ymasukawa@hibinosekkei.comさん 24/09/26 18:06
3月に次いで、2度目の上映会でした。
初めての上映会での衝撃とインパクトの大きさに「これはもっと多くの人に観て欲しい映画だよね!」という声が上がり、今回はゲストに胤森なお子さんをお呼びしての開催となりました。
私達全員が関係している洋服がテーマ。映画の内容の濃さ、世界を巻き込んだ経済システムがこんなにもガッチリ出来上がってしまっている事に改めて衝撃を感じました。
胤森さんからは、映画が作られた2015年以降のファッション業界での変化について、そして問題意識を持った時に声を上げる時のポイント、一人一人の消費者が企業に対して出来る事などについて話してくださいました。
その後のシェアタイムでは、次々に挙手でのシェアが続きとても盛り上がりました。
衝撃を受けた、という人が多いのはもちろんでしたが、胤森さんからのお話を聞いて、これからの自身の行動を具体的に考えた人が多かった事が、とても意義深く感じました。
また、参加者の方からも「また上映して欲しい!」「これはもっと多くの人に観て欲しい映画!」という声が上がり、背中を押される想いでした。
「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」
Mind Seeds Cinemaさん 24/09/26 06:47
パレスチナ、ガザ、そしてイスラエルのことは東洋の東の端の日本に生きる私たちはとても遠く感じてしまいます。
でも、一方で世界中で今回のイスラエルによるガザ攻撃への反対の声が高まっているのに、私たちはわからないままでいいのだろうか?関係がないと思っていいのだろうか?
そんなときにこそ、
この作品のようにガザをパレスチナを理解できる入り口になる映画の力を感じます。
一日も早い人々の平安を祈ります。
旅するシネマ&カフェさん 24/09/25 22:54
※ 上映者の声投稿数で集計