このガザ上映会企画は短い期間でのとりくみでしたが、いろんな方が「上映会を成功させよう」と力を貸してくれました。
とりくみの中心部隊は、子育て中のお母さんたちをはじめとする、まんなか世代のメンバーです。
ニュースや報道でガザ侵攻の深刻な様子が流れています。もっとガザのことを知りたい、私たちに何ができるか模索したいと思っている矢先に、この映画の自主上映システムを知りました。地元の映画館で「ガザ 素顔の日常」は公開されていたけど、短期間だったため、観に行くことができなかったという声もあり、だったら自分達で上映会をしようという話になりました。チラシ配布やラインを使って自分の知り合い、グループにどんどん広げていきながら今回の上映会を成功させることができました。
「ガザ 素顔の日常」は、2019年に製作された映画です。その4年後に、2014年の戦争を上回る規模の今度の2023年10月からのガザ侵攻は、想像を絶する酷さで、毎日入ってくるニュース報道を見るたびに、この地の紛争を今度こそ終わらせなくてはならないと感じています。
中学生から高齢者の方まで、幅広い層の方から映画を観た感想をいただきました。
中学生からは「『5分後には何があるかわからない』というセリフが印象的だった。自分と同じくらいの子どもたちが、いつ爆弾が落ちてくるかわからない恐怖におびえながら、紛争からくる貧困でガリガリに痩せていて、ご飯をまともに食べれていないのだろうという姿に胸がザワついた」という真っ直ぐな感想がありました。子育て世代のお母さんからは、「子どもたちに何度も戦争を味わせた…と苦悩する母親の姿が目に焼きついた。今この映画の中で実際にどれだけの方が生き残っているのだろうと、思わず残酷な想像をしてしまいました」という声、また、非正規で働く人からは、「日本は現在もアメリカの植民地だと例えられていて、度重なる紛争によって、大学を出て正規の仕事がないガザの状況は、産業も農業も立ち行かず、若者の希望を奪っているという言葉に、今の日本の若者の状況とつながる一面もあるのでは」など、さまざまな目線でみなさんからの感想が出ました。
あまりのガザの悲惨さに苦しくなる方もいましたが、いっぽうで、何かできることがないか、署名行動などをして実際に動くことをやろう!など前向きに戦争をなくす意思表示をしていこうということになり、今回の上映会で集まった方と情報を共有していくためのLINE公式を立ち上げました。募金を募ったり、街頭でスタンディングやデモを企画してアピールしたり、署名や政府へコメントを送ったり、今後もガザのことを通じて平和のとりくみを広げていきたいと思います。
この映画に出会えたから、みんなで何か行動しようという思いがここまで形になり、実現できたと思います。これからも続けていきます。
立川由美さん 23/12/18 14:34
高校生主催の上映会を開催させていただきました。準備段階から初めは難しいと感じたメンバーでしたが、準備を進める中で互いに学び、自分達の想いを伝えたいという気運が高まってきました。当日は、高齢者から中学生まで多くの世代の方が集まってくださり、それぞれに考え、考え同じ時間を共有することができました。映画を観ることで、これから飛び込んでくるニュースが全く違うものに見えてくると実感しています。まずは知ること、知ろうとすることから始めたいと思います。なお18歳以上の参加者からいただいた参加費の半額16000円と募金箱に入れていただいた16200円はパレスチナ子どもキャンペーンへ送金させていただきます。
furukawa-m4@fku.ed.jpさん 23/12/18 09:26
2023ウナギネマvol.8『ガザ 素顔の日常』を上映しました。
来場者のおひとりが上映終了後にこんなことをおっしゃいました。
「この映画には嘘がない。」
画面に映るのは、仕事の合間にラテを飲んでひと休みしたり、イベントで踊る人たちの姿。
チェロを弾く少女や、仲間とカードを楽しむ老人もいます。
私たち日本で暮らす人々となんら変わることのない日常の姿。
タイトルが「素顔の日常」というのもうなずけます。
そんな彼らの頭上にミサイルが飛んできて、大きな爆発音と地響きが鳴り響く。
病院に担ぎ込まれる血にまみれた人たち。
一瞬にしてこどもを4人失った男性の向こう側には、海で泳ぐこどもたちの様子も映されます。
私たち日本と同じような暮らしも、ミサイルや銃弾の飛び交う様子も、ガザでは日常なのです。
冒頭の言葉をおっしゃった来場者は次のようにも語りました。
「特定の政治的な偏りもなく、淡々とガザの日常を撮っているだけの映画で、とても気持ちがよい。」
いま、ガザの人々の危機を、遠く離れた日本から私たちは眺めています。
しかし、私たちはガザについて、いったい何を知っているのでしょうか。
多くの場合、テレビで報道される数分のニュースで紹介された内容しか知らないでしょう。
戦争に関係するようなニュースは見ないようにしている方も少なくないかもしれません。
私たちの身体は、私たちの口で食べたものでできている、とよく言われます。
それでは、私たちの精神や感性、価値観、善悪の基準などは、どうやってできるのでしょうか。
まさに、自分の目や耳を通して知ったものによって作られるのではないでしょうか。
健康な身体のために食べ物を選ぶように、健全な精神のためには、学ぶものを選ぶ必要があります。
いくつになっても、どんな状況であっても、前向きな学びを重ねていきたいものです。
次回のウナギネマは1/25(木)〜28(日)の4日間です。
上映作品は未定です。
詳細が決まり次第、あらためてご案内しますのでお楽しみに。
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ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 23/12/18 08:33
政府が防衛費を拡充し、増税をしようとしているという社会情勢を受けて、戦争を回避するためには防衛費を増やすことが最善なのかを考えたく、企画をしました。
意図が伝わらなかったのか告知不足なのか人数は集まりませんでしたが、常連の方々と、上映後の話を深めることができました。
コスタリカだったから可能だった、とか、実際には…という声があるのは承知の上で、それでも今の日本が参考にできることはないのかを考えました。しかし映画からの情報だけでは、そこまで考えるのに予備知識が足りないことも痛感しました。
勉強を想定した上映会を開催するなら、その予備知識も整理し、参加者へ共有する必要があります。しかしながら、そのための時間を確保できないのが歯がゆくて仕方ありません。これならいっそ、読書会形式というか、コアメンバーをある程度固定して、連続した事前勉強会を開催した上での上映会とした方がいいのかも知れないと感じました。
映画を楽しむことを優先するのか、そこから得られる学びのシェアを優先するのか。いつも難しいバランスを迫られますが、今後も続けていきたいと思います。
山小屋シネマさん 23/12/18 02:14
人気アーティストのドキュメンタリーということもあり、参加者の方の作品に対する反応が良かったです。
草間彌生という人間の、表にはあまり知られていなかった幼少期の出来事や、海外での挑戦、差別、注目され始めて起こる問題や葛藤など、生々しく描かれていました。
ただおしゃれ、可愛いといった表面だけで見ていた作品(私見ですが)が、彼女のバックボーンを知ったことで、今まで以上に、より深く彼女の作品に対して考えさせられることになるであろう良いきっかけになりました。
iroirocinemaさん 23/12/17 21:47
少しでも、平和のために貢献できていたとしたら、有難い。
シネモのしくみに感謝した夜でした。
ひろまるシネマ~地球と地域の未来のための映画上映会さん 23/12/17 16:23
11月の上映会は中止し、1月27日に延期して開催しました。上映希望が最も多かった映画です。
参加者の感想
⚪︎正直なところ、モヤモヤ。偏りを感じました。
ドキュメンタリーよりファンタジー?
⚪︎意識することで脳のつくりが変化する驚き
⚪︎本質的なゴールと物質的なゴールのバランス
⚪︎笑顔を忘れないことの大切さ
⚪︎自分の幸福ってなんだろう?
明日から実践したいと思ったこと
⚪︎食べるものをきちんと味わい、親しい人と静かな交流
ひろまるシネマ~地球と地域の未来のための映画上映会さん 23/12/17 16:10
たぶん、昨日観た「コスタリカの奇跡」の感動のせいもあると思う。私の中では、「スミス都へ行く」を初めて観て以来のモチベーションに火をつけてくれる動画でした。
軍備よりも教育を選んだ国家のドキュメンタリーだったが、戦争か平和かという選択の前に、人間にとって何が必要なのか、ほんとうの強さとは何か、法や政治や道徳を信じ続けたリーダーと国民の話だった。
もちろん、今のコスタリカは、また厳しい選択肢の中にいるだろう。理想郷はどこにもないし、ただ、ひたすら、私たちの選択の積み重ねが、私たちの生きる現実を、子どもたちの未来を作っていく。
コスタリカの奇跡、まだ、観ていない方は、是非、おすすめです。私は、たぶん、最低年1回、特に9月21日のピースデーには上映会を開催したいと思う。
ひろまるシネマ~地球と地域の未来のための映画上映会さん 23/12/17 16:05
12/16(土)午後、第176回銀座ソーシャル映画祭 x 第12回プロギング部ラン&ピース x 竹紙カレンダー「日本の彩2024」即売会 を開催しました。
今年最後の上映会でした。師走の忙しい中、参加者が少ないと聞いて駆けつけてくれた方も多く、ありがたい集まりとなりました。上映後の感想共有は、作品の感想にとどまらず、楽しく真面目なおしゃべりが続きました。今年はみなさんのおかげで10周年を迎えることができました。
今年から始めたランニングとゴミ拾いのアクティビティ、プロギング部ラン&ピースも、年間12回もの開催がありました。いつもは銀座界隈を観光しながら走ることが多いのですが、今日は初めて皇居を走って来ました。日比谷公園外ではゴミもたくさん拾いました。
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
銀座ソーシャル映画祭さん 23/12/17 14:31
淡々と語る住民の話や当たり前の日常の映像から、ガザ地区の住民の閉塞された状況がより胸を打って伝わってきました。
もっとたくさんに人に見ていただきたいのですが、多くの人を集められず残念です。しかし、鑑賞した人の心にはきっと残っていると思います。このような機会を与えていただきありがとうございます。今後も私たちのできる行動をしていきたいと思います。
あつみさん 23/12/16 15:27
※ 上映者の声投稿数で集計