探求学習のテーマにフェアトレードを選び、学んでいる高校1年生4人と一緒に、共同でオープン開催しました。
上映会にはフェアトレードについて知らない方も参加されることから、上映前のフェアトレードについての情報提供を学生に担当してもらい、説明を聞いてから上映に入るという流れにしました。そして上映後に主催者からガーナの現状についての補足説明を行い、そのあとシネマダイアログを行いました。
今回、コロナ感染の急激な拡大を理由に学生が急遽オンラインで参加する形になってしまいましたが、情報提供やシネマダイアログへの参加を通して学生と参加者共に大きな学びにつながった場になったと思います。
~参加者の感想~
・ガーナの子供たちが周りの環境に感謝しながら一生懸命勉強しているのが印象に残った。
・(シネマダイアログで「何のために勉強しているのか」という一般参加者から学生への質問を受けて)何のために学問を学ぶのかすぐに答えられなかったけど、ガーナの子供たちはきっとそうではないんだろうと思った。自分は環境を与えられているからこそ、しっかり考えたい
・自身も寛大な心を持たなければならない。世界を変える前に自分の改善できることを改善し、世界を変えるのはそこからだと思った。
・私たちがあまり夢もないのに、ガーナの子供たちは夢を立派な夢を持っていて、色々な価値観の違いなども分かった。
・児童労働、格差、貧困などチョコレート一枚とっても、問題はあまりにも大きくて根深いということを痛感した。けれども、私たち一人ひとりがどんなに無力でも、知ること・考える事・伝えることをやめてはいけないと思った。
SATOKOさん 22/01/15 21:02
今回も小学生から社会人まで様々な世代が参加した映画祭になりました。
映画の映像そのものが
かなりメッセージ性が強いということもあり、
考えさせられたという感想が多かったです。
中には1年間どのくらい自分がプラスチックゴミを捨ててきたのか計測されていた方もいらっしゃり、
知らないうちについついプラスチックを使用していることも目の当たりなりました。
まずはこの問題を周りに話したり、自分がプラスチックをたくさん使ってしまっているという事実を受け入れながら日々できるようなアクションをそれぞれが見つけていくのが無理なく削減できるのではないだろうかというディスカッションになりました。
haishopソーシャル映画祭さん 22/01/15 12:51
パナソニックセンター大阪の会場とオンライン、44名の方にご参加いただき、映画『最後の楽園コスタリカ ~オサ半島の守り人~』を上映しました。
コスタリカ南西部にあるオサ半島は、単位面積当たりの生物多様性が世界一、四国と九州を合わせた程度の範囲に、地球上の全動植物種の約5%が生息しています。
一時、乱開発で森林が激減していましたが、「守り人」たちの活躍により豊かな自然がみごとに復活していることを映画で学びました。
上映後は海外協力隊としてコスタリカで活動されていた、JICA関西のトランティ美佳さんにご出演いただき、楽しい資料とお話で、現地の様子をたくさん聞かせていただきました。
コスタリカでは軍隊を撤廃し、使わなくなった軍事費を教育や社会福祉や環境保護に充ているとのこと。
豊かな自然を守りつつ、人々が生活できる経済も維持していて、すばらしいバランスを保っていることを教わりました。
また、コスタリカの人々は自国の環境のすばらしさに誇りをもっているからこそ、自然を保護する意識が高いことも学びました。
参加された方からもたくさんの感想をいただきました。一部をご紹介します。
・環境保護というと誰しも大切だと思うことだが、日々の生活で意識することが少なくなりがちな問題で、映画というわかりやすいコンテンツで知る入り口としてよかった。
・希望の持てる話と課題がバランスよく表現されている内容だった。
・ネット記事では表面的な課題について知ることはできますが、より深い内容を、現地の当事者の方々の声で聞くことができる映画を見れてとても良い勉強になりました。
\私たちのカエテク宣言/~映画を映画を見て「変えていきたい」と思ったこと~
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●大きな目標を意識し、小さな活動を行う。
●手にするもの、買うものに気をつけたり、周りの人と環境に対する会話をすることから始めて行きます。
●大規模より小規模環境配慮型農業!
●住んでいる地域の魅力を探します。
●持続可能な社会を前提に、行動を選択していきます!
●情熱と信念を持って進みたい。
●経済だけでなく、環境保護の視点でも仕事を考えていきたい
●身近な自然の中で遊んだり、エコツーリズムに参加してみたい!その中で、貴重な自然の大切さ、面白さを体感したい。
●自然や動植物というより、「地球」について考えていきたい。
●自分のできることから始めていきたい。
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気候変動が進み環境が危ぶまれる今、オサ半島の成功例を知り、未来に希望が持てる上映会になりました。
カエテクシネマさん 22/01/14 16:19
上映後に参加者と感想共有を行なった際に、映画の中の印象的なセリフやディスカッション内容についてのコメントもありましたが、日本の教育についてや自身の地域にくらす外国籍の方との関わりについて触れる方が多かった気がします。
生徒や先生の生の声をひたすら届ける構成なため、知るというよりも、感じる、考えさせる要素が強いのかもしれないと感じました。
そのため、参加者の方々も積極的に発言してくださって、活発な感想共有会となりました。
あさはたシネマさん 22/01/13 21:30
・映画をみて、幸福感(生きている存在感)を再認識しました。いい映画をみられてハッピーになりました。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。感謝!
・お金がたくさんあることが幸せなのではなく、自分がどう生きたいか、誰かのために何ができるかを考えるのが大切だと思いました。寒い日でしたが、良い映画が見られて良かったです。
こなかだいシネマさん 22/01/13 15:25
サティシュの学校
~みんな特別なアーティスト~
サティシュさんは、とてもシンプルで明確な英語で、世界の見方を伝えてくれました。
これまで見えていた世界が、まったく違うように見える。
不思議な魔法にかかったような、素晴らしい体験でした。
内容としては、人間が自然と調和して生きるための原則について、
余すところなく語られた映画でした。
備忘録として、特に心に残った部分を以下にまとめました。
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▸産業について
そもそも、200年前は会社も雇用市場もなかった。
雇用と生きるための仕事は別のものである。
日々の暮らしに必要なものは人の手によって作るべき。
産業の真の目的は、地域に貢献すること。
利益を目的としない小規模であれば、持続可能なビジネスができる。
そうして、みんなが今いる場所を大切にするなら、地球全体は守られるでしょう。
▸教育の原則
現代の教育:物質主義、外側にあるものばかり
本来の教育:内在的な価値を持つ自然と私たちの繋がり、内側にあるものを大切にする
植物に様々な種類があるように、人間の才能も多様である。
バナナやマンゴーに優劣をつけないように、人間も比べる必要がない。
自然はそのものが善であり、私たちもその一部である。
植物の種は、ものすごい力を秘めている。人間も同じ。
▸教育で大切にすべきこと
身体全体を通じて学ぶこと、行為や経験から学ぶこと。これが一番大切。
何もないところから、自らの手を使って、何かをつくることの意味。
想像と創造が一致することで、現実が生まれる。
アーティストは特別な人ではない。
誰もが生まれながらにして、アーティストである。
▸オリジナルとは?
Originalはorigin(起源)を持つという意味である。
つまり、Original=Rooted(根差している)とも言える。
古い知恵や伝統を生き生きと蘇らせる、そこにオリジナリティがある。
▸現代の資本主義
想像力は排除され、一部の人間のものとなり、すべては商品化されている。
コピーされ、大量生産されるものに、創造性はない。
そして、アートは美術館に閉じ込められ、
私たちは自分たちがアーティストであることを忘れている。
▸美しい人生の原則
Slow:ゆっくりは感謝を生む
Small:小さいことは人間らしさ
Simple:シンプルなものを心と頭は欲している
どんな仕事もアートになるが、急ぐこととアートは両立しない。
そして、Efficiency(効率)をSufficiency(充足)に置き換えよう。
▸学校とは
学校は自己変革の場である
自分と世界のつながりを発見するための場である。
だから、学校は小さくなければならない。
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この映画を観た後のフリートーク。
とある学校の先生が言った言葉が強く印象に残っている。
「学校では考える所まではさせているが、想像してもらうことはできていない」
「考えてみて、とは言う…しかし、想像してみて、とは言わない」
「子供たちが想像することを、私たち大人は受け入れられないのではないか?」
そうか、今の問題の多くは、そこから生まれているんだ。
▸最後に
世界の見方ががらりと変わるサティシュさんの魔法が、今でも続いているのを感じます。
これまで、多くのことを勉強してきましたが、これほどシンプルで本質的な学びはなかった。
“Slow・Small・Simple”
“アーティストとして生きる”
これからは、この魔法を一人でも多くの仲間に伝えていきたいです。
岡住建郎さん 22/01/12 14:39
食とその周りにあるコミュニティー形成ということで、
私たちに身近な問題として捉えやすく、
ディスカッションがとても盛り上がりました。
土や畑を通じて地域の人とつながることで、
もしもの時のセーフティーネットになったり、
なぜ私たちが食べることにこれほど情熱を注げるのか、
その根源を映画から学ぶことが出来ました。
空き地などが問題になっている日本でも
何か良い取り組みができそうなヒントを得ることもできた
参加者の方もいらっしゃいました。
haishopソーシャル映画祭さん 22/01/12 12:32
オンラインと対面のハイブリッド形式で開催しました。上映後、オンライン参加の方々と会場をつなぎ、意見交換の時間を設けました。参加者は女性が多く、過去にファストファッションを購入した経験や、流行の服を買わなければという焦りにも近い気持ちで買い物をしていた…といった話が挙がりました。その服がどのように作られたのかを知らずに購入することは、誰かを苦しませることに加担すること。身近な「ファッション」というテーマだからこそ、ショックも大きかったです。感想を共有したことで、「服を選ぶときにどのような基準を持つべきか」「今ある服を大事に使うことが最優先ではないか」など、今後の一人ひとりの行動につながるステップまで進めたように思います。また、参加者の皆さんが感想をSNSでシェアしてくれたことで、ファストファッションの事実について知りたい、というコメントもいただきました。再度この映画で上映会を開催することも検討したいと思います。
映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
&JOYさん 22/01/11 16:41
様々な社会課題に気づけるとても深いテーマの映画でした。
ディスカッションでは、それぞれの多様な価値観に触れるいい機会になりました。
映画『ナディアの誓い - On Her Shoulders』
サタデームービークラブさん 22/01/11 11:54
※ 上映者の声投稿数で集計