新着上映者の声

2021ウナギネマvol. 15『レフュジー 家族の絆』

紛争の続くシリアからの脱出を選択した家族。
経済的理由でまず母1人で国外に脱出。
父子3人もすぐに国外に出て母と再会できるはずだった。

わずか1ヶ月遅れただけで、国境は封鎖され、難民を取り巻く環境は一変。
父子が母親と再会できたのは1年以上後のことでした。
映画の中で男の子が、なぜ争いがなくならないのかを問う姿に胸が締め付けられます。

ちょうど前回のウナギネマで観た『シャドーディール』が思い出されて怒りがこみ上げます。
大きな利益を上げるために世界中から争いがなくならないようにする人がいるのです。

ドイツが積極的に難民を受け入れていることが作中にも描かれています。
ただし、それも一枚岩ではなく、難民受け入れに強く反対する人もいます。
その気持ちもわかるように思います。

自分の仕事が奪われるかもしれない不安
異文化に対する警戒心
コミュニティに言葉の通じない人がいることにも不都合が生じるでしょう。
反対する人の心が狭いとは言えません。

問題は難民を身近に感じられていないことなのかもしれません。
一般論としては理解できても、自分にその火の粉がふりかかれば話は変わるわけです。

根底には相手に対する不理解があるのではないでしょうか。
知らないから、all or nothingで判断するしかない。
難民問題は、まず相手のことを知ることが何よりも大切だと感じました。

難民による暴力などの不都合ばかりが報道される現実にも問題があります。
難民の窮状が広く伝わっていないことへのメディアの責任は大きいと思います。
しかし公正中立に報道することはもしかしたら限りなく難しいのかもしれません。

さまざまな国で極右政党が躍進をしています。
排他的な姿勢で強い国を訴える姿勢には、以前の悲しい歴史が重なって見えてしまいます。
どうして助け合うという発想が持てないのでしょうか。

自分ひとりでは何もできません。
自分とは違ういろいろな人がいるからこそ社会は回るのです。
そこに私たちが気づいて行動できれば、現状は変えられるかもしれません。

映画『レフュジー 家族の絆』

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 21/11/09 10:43

2021ウナギネマvol. 13『ハーブ&ドロシー2 ふたりからの贈り物』

ハーブとドロシー
2人のバランスというか距離感が絶妙。
見ていて実に心地が良い。

一般的なコレクターは、コレクションして満足してしまいます。
でもこの2人は違います。
自分たちのコレクションが使われていることに価値があると考えます。

だからこそ、50×50の取り組みに賛成したのでしょう。
一つの美術館に置いておけば、ほとんどの作品は日の目を見ることがありません。
50ずつ別々の美術館におけば、多くの作品が人々の目を楽しませられます。

50×50に分けることが、逆に彼らのコレクションを一つにまとめました。
多くの美術館に分散して、多くの人の目に触れることで、2人の世界観が認められる。
彼らの作品を通じて、人々が一つにまとまっていく。
なんと素晴らしいことでしょうか。

作品が彼らの部屋のベッドの下にあるとき、作品は彼ら2人のものでした。
それを寄贈することで、多くの人がハッピーになりました。
作者も、美術館も、地方に住む人々も。
幸せの循環がそこに起きていました。

アートそのものには答えはない。
アートの意義は「考えさせること」。
それを見る人がそれぞれに答えを見つけようとすることに意味があります。

象徴的だったのは、美術館でのプログラムの一コマです。
「無題」の作品に対して、子どもたちが自由にタイトルを考えます。
答えを出そうと考えるアプローチこそがアートなのかもしれません。

日本では、作品は作家のものです。
アーチストを「先生」と呼ぶ姿勢に「私たちとは違う」というスタンスが表れています。

ハーブやドロシーが集めた作品の中には、ノートに書き殴ったようなものもあります。
あるいは、まだ完成していない途中のものもあります。
それを見た人は「これなら私だってできそう」と思います。

実はここがミソです。
自分でもできる=アートを自分の身近なものと捉えたということです。
特別なものではなく身近なものとなることで、アートは初めて生きるわけです。

この映画は、彼ら2人の「人生のしまい方」でもあります。
2人で築いたものを、2人でしまっていく、そのあり方が実に素敵です。
エンディングに一つだけ壁にかかった絵を見て、目頭が熱くならない人はおそらくいないのではないでしょうか。

映画『ハーブ&ドロシー2 ふたりからの贈り物』

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 21/11/09 10:41

【3-11 & 9-11反転週間】11/7(5日目)『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』zoomオンライン・Rolling20'sシネマ

本『武器ビジネス(上)(下)マネーと戦争の最前線』アンドルー・ファインスタイン読みます。
大きな相手と戦うには、事実を積み上げて公にしなければなりません。私もそういう戦いをしていきます。
とても重い映画だと言われました。夜は眠れますように「良い夢が見られますように」「おやすみなさい」

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』

Rolling20'sシネマさん 21/11/08 14:08

4回目の上映会でした。
前回まではなかなか告知が上手くいかず少人数での開催でしたが、今回は今までで1番沢山の方と一緒に観ることができました。

観たあとのシェア会では「"真実は心で見なければならない"という言葉が印象に残った」、「認証マークが付いていたとしてもそれが真実とは限らないと知り、自分で判断できるようにならないといけないと思った」などたくさんの方の意見や感想が聴けてあっという間の時間でした。


参加していただいた方のほとんどがまた次回も参加したい!楽しみにしています!と言っていただけて私も今から次回開催が楽しみです♪

映画『グリーン・ライ~エコの嘘~』

宮竹俊介さん 21/11/08 08:08

【3-11 & 9-11反転週間】11/6(4日目)『戦火のランナー』zoomオンライン・Rolling20'sシネマ

東京五輪2020に南スーダンの選手が前橋市で2020年から1年延期になった2021までの1年9ヶ月を前橋市で過ごしていたと、観てくださった方が様子を知らせてくださいました。グオル選手はいなかったけど、同じように足の長い選手だった。映画を観て、南スーダンのことを知って驚いたと話されました。
グオルが故郷に帰り、母と再会するところから泣けました。

映画『戦火のランナー』

Rolling20'sシネマさん 21/11/07 12:46

高校生のフードロス削減啓発イベント成果報告会を兼ねて映画上映会を行いました。

岡山ESDプロジェクト事業 フードロス削減啓発イベント成果報告会兼SDGs映画オンライン上映会『0円キッチン』を行いました。

主催の岡山高校スパイダーずは、岡山でフードロス削減に取り組む各団体・高校をつなげることで多くの子どもたちにそれぞれの取り組みを届けることを目指し、2021年8月10日(火)に学童保育対象オンラインイベント「やめられない?とまらない?やめなきゃいけないフードロス!」を実施しました。

協賛していただいたフードバンク岡山様・岡山県学童保育連絡協議会様・株式会社ウィライツ様からは大きなご支援をいただき、カルビー株式会社様からは教材としてお菓子(8月10日は「かっぱえびせんの日」です)をご提供いただきました。当日は就実高等学校、岡山後楽館高等学校、岡山一宮高校のグループと協働して約1200名の児童に楽しい啓発イベントを届けることができ、このたびの成果報告会では、2月に行われた取り組み発表会でのスパイダーずとの会話がイベント立ち上げのきっかけとなり一緒に企画を進めてきたおかやまJKnote、食糧問題についての高校生の取り組みをプレゼンテーションコンテストの実施を通してつなげようとする創志学園高等学校にも参加いただき皆様に一連の取り組みについてお伝えすることができました。

ゲストとして講演をいただいたフードバンク岡山理事長の糸山智栄様からは、フードバンク事業に関連する諸問題を提示いただき、本企画開始に至る岡山県内外での取り組みのつながりを整理してお話しいただきました。アクションを起こすことの大切さを、そしてつながることで取り組みをより広く届けることができることをあらためて感じることができました。

映画『0円キッチン』

コラーニングスペース すまいるさん 21/11/07 10:03

参加者の方の反応

政治について考えさせられる内容で面白かったです!など、タイトルや予告だけの印象とは少し違った感想が聞けました。

映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』

サタデームービークラブさん 21/11/06 22:13

800万トンのプラスチックが海に流されていく

プラスチックをプランクトンや魚、鳥が食べることで排出できず、栄養が摂取できないためになくなる。
プラスチックへの添加物が環境ホルモンとして生物の体内に蓄積していく様は、結局は人間に返ってくるため、回り回って、人間の首を閉めていると感じます。
映画の中では、解決策として、ドイツが製造者の製造責任を持たせる法律を作り、回収や廃棄に責任を持たせたという話や、ルワンダでポリ袋が禁止されたという事例など、解決策についても提示してり、希望が持てます。
世界で考え直す時であり、社会全体で解決策を共有していく必要を感じています。

映画『プラスチックの海』

ancient beat clubさん 21/11/06 19:32

豊かに暮らす知恵の詰まった映画

タイニーハウスで暮らす人々の営みに焦点を当てている、知恵の詰まった映画でした。
印象的だったのが、シンプルという言葉の豊かさが忘れられているということでした。必要のないものを削ぎ落としていく中で、本当に大切なものを見つめ直す。愛着を持つこと。

映画の中で、『変化を受け入れられるようになる。それがシンプルに暮らすことの魅力。フレキシブルであること』というセリフがありました。私たちは、家というものに縛られて、経済的にもローンが負担としてかかり、そして縛られているのだと感じます。
選択肢があることで、人生を変えて行きやすくなる、という提案のようにも思います。
そして、シンプルに暮らすコミュニティーのお話でもあったと思います。
DIYが流行っている現代で、いかにスペースを活かすか、カスタムメイドで暮らしを考える時に参考になると感じます。

映画『simplife』

ancient beat clubさん 21/11/06 19:28

やっぱりローカリゼション。

グローバリゼーションが生み出す人々の孤独、環境破壊、気候変動、人々の生活の破壊、アイデンティティの喪失、消費者と生産者の溝などの問題を明らかにしていきます。
GDPで経済成長を図るバカらしさ。それは、癌が増えても、環境汚染はがひろがってもGDPは増える。社会の豊かさをGDPで測るのは誤りで、GPIという環境なども含めた包括的指標が出てきたそうです。

グローバリゼーションに対するローカリゼーションが対抗軸とのことで、様々な実践を紹介してくれます。
地域でつくれるものは、地元の価値に基づいて、地域で作り、地域で使う。それは自分の選択が直で影響を与える、地元を育てる仕組みで、公平で持続可能な経済。
もちろん、国際的な交流や協力は必要。
先進国はもので溢れ、様々な問題が出ていることを後進国の人々にも伝えていかなければならない。
様々な実行策も紹介されていました。キーワードとして、エコビレッジ、トランジッションタウン、ローカルフード、ローカル市場etc。

映画『幸せの経済学』

ancient beat clubさん 21/11/06 19:22

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