イカリア島の住民の人々は、8時間などの決まった労働時間で働いているわけではなく、生活に必要な基本的な活動を労働として、毎日を送っていました。
必要なものは買うのではなく、自分たちで作り出し、生産することも本当の意味での労働であると。種があり、この大地と太陽があれば暮らしていける。
お金があれば何でも出来るといった現金志向は、このような人々の前では通用しないと感じ、改めてお金の在り方も考えさせられる作品でした。
映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』
錢屋シネマさん 19/04/02 21:13
映画はフードロスという社会の課題をテーマにしていますが、軽快な音楽とドキュメンタリーの楽しげな雰囲気から、誰でも見やすい上映会となったと思います。上映会の会場では、リクライニング付きの席を用意するなど、くつろげる空間を演出し、来ていただいた方にはリラックスして映画を観ていただけたと思います。
牛山翔太さん 19/04/02 13:20
参加人数は少なかったけれど、小学生から年配の方まで幅広い世代に鑑賞していただき、大変有意義な時間でした。
トークセッションでは、昔の日本でも余った食材で鍋をしていた、大量生産、大量消費の時代になって捨てられる食品が増えた、などの意見が出ていました。映画でやっていたチョップパーティーを自分たちでもやってみようという意見も出ていました。
料金は今後の活動資金募集も考え、500円から2000円の投げ銭方式で行いました。(平均1000円位でした)
春日シネマ&トークさん 19/04/02 10:04
ドキュメンタリー映画を通じて、それまで知らなかった世界との繋がりや、鑑賞者同士のコミュニケーションを楽しんでもらいたいと思い、上映会を企画しました。
今回上映した映画『バレンタイン一揆』は、参加者にとってあまり馴染みのないテーマだったようですが、映画の感想をお互いにしゃべりながら帰られる参加者がいらっしゃり、勇気付けられました。
今回は、企画を一緒に進める仲間を募ることができなかったこもあり、企画内容を十分に練られませんでしたが、回数を重ねながら、練度を上げていきたいと思います。
小西慶信さん 19/04/01 22:41
途上国で作られた日常品や食料品を、私たちはびっくりするほど安い値段で手に入れることができます。
バレンタインデーチョコレートの原料であるカカオの生産を担っているのはガーナの学童期の子どもたちであり、彼らはチョコレートを食べたことがない、という現実。
知ってはいたもののその状況を映像で目の当たりにし、あらためて衝撃を受けました。
考えてみれば、本来日本では原料が手に入らないチョコレートは贅沢品。板チョコが1枚1000円でもおかしくありません。
フェアトレードのチョコレートをハレの日にひとかけらずつゆっくり大切にいただく幸せを、今後も自分へのご褒美にしていこうと、あらためて思いました。〔チョコレートだけではありませんけれどね)
2012年の作品ですが、今年の新聞記事にも同じ問題提起をした記事を見つけ、それを集まった皆さんにシェアしたので、上映会に参加された方々それぞれの行動につながっていくよう願っています。
以下は、参加した方々の声の抜粋です。
「私たちが安いからと買ってしまう商品の裏に、幼い子どもたちの悲しい生活があったことをあらためて知ることができました。映像の力はすごいです」
「児童労働の問題や現地の生産者の低賃金の問題については漠然と知っている気がしていましたが、現地にいるかのような感覚と問題を突きつけられると、今後の購買行動を考えなければと思わされました」
シネモCafe所沢さん 19/03/31 00:46
貧困国に対する寄附、援助が貧困国にさらなるダメージを与えていること。長く続く無料の支援物資が、地域の産業復興を目指す企業を逆に廃業に追い込んでいる現実。自国で自立して生きていける国がグローバル企業の安い安全と思えない商品に埋め尽くされ、地域経済の農業や中小企業が破壊される。これは現代的な植民地化のようにも見えました。
上映後の意見交換では、国際的な寄付や援助はしっかりと調べて意図した使い方がされるべき、結論部分で自給的生活を低く評価しているところが気になった、など、活発な意見交換がありました。
溝口つばささん 19/03/27 20:39
食は国をも変える力をもっている。
食はたくさんの可能性を秘めている。
ペルーだけでなく、日本や他の国々も同様にそんなポテンシャルを持っている。
そんなことを、笑いあり感動ありで教えてくれる映画です。
上映会では、マダガスカルバニラを現地で仕入れて日本に紹介されているゲストをお招きし、そのバニラを使った特製スイーツをご提供しました。
映画の内容も相まって、トークもスイーツもご好評頂きました。
SDGs映画上映会さん 19/03/26 19:24
反対運動を起こしたり、争うことにエネルギーを使うよりも、なぜ自然を壊してまで作らないといけないのか、国と我々がしっかり話合いの場を設けるべきだと感じました。
我々が犠牲者としての意識では決して解決につながらない。
神秘的で神のようなシンボリックなZANは争いを好まないはず。どうすれば良いのか、ただ良い結果を祈ることしかできないのか。
沖縄・辺野古にまた関心が高まりました。
宇奈月温泉ソーシャルシネマトリップさん 19/03/26 18:26
立場が違えば、それぞれの正義がある。監督が言われるように、単なる反捕鯨と捕鯨の対立から、グローバリゼーションとローカリゼーションの対立を重ねてみると、何か解決の糸口が見えてきそうだと想いました。争ったり、反対運動したりするエネルギーよりも、いかに相手の意見を受容し傾聴し、第三案を双方で打ち出すかにエネルギーを費やすことが重要なのではないかと感じました。とても良い作品です。
宇奈月温泉ソーシャルシネマトリップさん 19/03/26 18:17
作品の舞台はアメリカでも、
日本でも戦後続けられてきたダム開発と
今後も国内で1000にも及ぶダム建設計画があるということも踏まえて
環境や経済の課題に取り組む入口を提示できる作品だと思います。
ZAN同様、地味ではありますが
今後も紹介したい作品です。
旅するシネマ&カフェさん 19/03/26 14:57
※ 上映者の声投稿数で集計