紛争の絶えない地域でワインを作り続ける。
内戦のない私たちの生活からは到底考えられません。
「戦争があっても現実的に生きることが大切」
戦争があろうがなかろうが、酵母の働きは変わることはない。
良質のブドウを無駄にしないため、作り手たちはワインを作り続ける。
人生の本質を彼らは教えてくれます。
カリスマ的存在のセルジュ・ホシャールの言葉は非常に含蓄にあふれています。
爆弾が落ちるたびにワインを一口飲んだ。
そして気づいた。
ワインを口に入れてしまえば、あとは脳しか使わない。
爆弾が落ちてくるところでは爆弾の味になる。
ワインは人生そのもの。
最後の一口を飲んだ時に涙がこぼれたと。
ある時は、午後いっぱいかけて1本のワインを飲もうと言います。
同席者が感想を述べようとすると「まだ早い」
すでに飲み始めて3時間も経っているのに。
まだ最後まで飲んでいない、これからも変わるのだと。
私たちは「いま」の状況でいろいろと判断を下します。
人間関係においても、相手を「いま」の関係で見てしまいます。
しかし、セルジュに言わせれば「まだ早い」
これからその人はいくらでも変わる可能性があるのです。
幸せとは何か。
よく生きるためにはどうすればよいか。
そんな問いの答えになるものが、たくさん見つかる映画です。
ぜひ機会があれば、みなさんもご覧ください。
次回のウナギネマは4/26(金)〜29(月祝)の4日間です。
上映作品は『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』。
ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー
詳細はこちら
http://unaginema.com/2024/03/24/2023ウナギネマvol-12『ザ・トゥルー・コスト-~ファスト/
ぜひこちらの作品もお楽しみに。
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 24/04/12 08:36
個人的には2度目でしたが、主催者としてはもちろん始めての視聴となりました。
おだやかな革命、の「革命」の部分は地域での再生可能エネルギーの開発、ということを指すのだということが、感想シェア会で(自分の中)で判明して、なるほどそうだったのか〜と久しぶりに腑に落ちました。というのも、登場した地域の大半に縁があるせいか、ただエネルギーの話だけでなくその周辺のことも含めて圧倒的な共感を感じていたからでした。
おだやかな革命を起こせる地域とそうでない地域の違いはなんなのか、ということを考えつつも、自分自身が革命そのものを生きることをしていこうと、改めて心に誓ったのでした。
とは言え、革命という言葉はいささか刺激的なようで、参加者からはとまどいの様子というか、「…キューバ?」といったような反応が多かったのも事実ですが。
山小屋シネマさん 24/04/11 20:03
監督の堀潤さんをお招きし、上映後、撮影した当時のエピソードなどをお聞きしました。10年以上経っても、解決していないことや、今、あらためて気づくことなどを参加者のみなさんとシェアいたしました。映像を映画として残すことの意義を感じました。
御苑でシネマさん 24/04/09 12:17
続編ということで、3月4月と2作品続けての上映でした。
前編に比べて痩せ細り、どこか気力も無くしてしまっているかのように見えるハーブ。彼を献身に支えるドロシー。
少し寂しい展開となりましたが、アートに対しての姿勢は衰えることなく精力的で、生き生きしていました。
アパートの一室いっぱいに詰め込まれたコレクションが全米に渡り、それぞれの場所で日の目を見ることになった壮大なプロジェクト。映画で紹介されていたのはほんの一部に過ぎませんが、相当な時間と労力だったと思います。
それでもアートに対して真っ直ぐ向き合い、軸がぶれないふたりは素敵だなと正直に感じました。
生涯を通してこんなに夢中になれるものがあるふたりが羨ましい!
iroirocinemaさん 24/04/09 10:32
ハマスの人質拉致から半年がすぎ、イスラエルによるパレスチナ人に対する虐殺、それも3万人を超える死者の中に子どもたちの犠牲が伝えられ、この映画のなかの人たちがどうしているのかと、ため息しか出ません。
昨年11月にこの映画の上映を考えました。上映の4月には、なんとかせめて停戦になっているのではないかと希望を持っていたのですが、さらに大半の人々が飢餓状態に追い込まれる状況に、どう自分たちが動いたらいいかと、焦りに似た気持ちになります。救急隊の方が「パレスチナ以外の国に怒りを持っている」のような言葉を吐いたことに、胸が痛かったです。
毎年、春の討論集会という小さな会を開きますが、今回それほど人が集められなかったことに、パレスチナの人々に後ろめたい思いです。若い人たちの将来が破壊されるどころか、今の命さえ奪われるイスラエルの蛮行に、会場からも怒りの声が上がりました。それは私たちにも向けられた怒りでもあることを、また自覚しなければと感じています。
戸恒香苗さん 24/04/08 22:34
40〜70代までの年代の人達にご参加いただきました。映画から勇気をもらったという感想がありました。早速地域のために考えていたことを行動してみようという意見もあり、楽しい会となりました。
岩井駅前交流拠点 boccs(ボックス)さん 24/04/08 20:49
世界的アーティスト 草間彌生さんの人生と芸術を追いかけたドキュメンタリー映画。
芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、
第二次世界大戦下の日本での生活、
単身アメリカへ渡った以降も芸術界における人種や性の差別、自身の病など、、、
様々な困難に立ち向かってきた草間さんの人生を知ると、作品の見え方がまた変わったように思います。
”生きる”ためのエネルギーを感じます。
ドアレスアートオキナワの代表 呉屋マリヤさんと参加者の皆さんで、映画の後にトークセッション。
”アート”について、様々な角度から深く考えを共有し合いました。
素晴らしい時間となりました、ありがとうございました。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:48
慣習として今の時代にも続く人身売買。
ひとりの人を売り買いすることが当たり前に起きている現実。
何ができるか答えは見つけられませんが、
まずは事実を知り、理解すること。
たくさんの人に事実を知ってもらいたいと思います。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:43
今回上映したのは、シリア紛争により家族が離れ離れとなり、苦しい生活を強いられる中でも再会を目指す難民一家に密着したドキュメンタリー映画でした。
故郷を離れ、命がけで他国の難民キャンプを目指すも、苦しい生活を強いられる罪のない人々や子どもたち。
子どもたちの明るい未来、人間の尊厳を切に求める声。
私にとっては容易に想像し得ない、悲惨な紛争と難民の実態に、言葉を失いました。
この映画を見て、難民となり、生活や家族との別れに苦しむ人々の生の声を聴いて、昨今も続く世界の紛争や災害など、ニュース等で状況を耳にした時、それらを単なる事象として捉えていないだろうかと、改めて自分に問い直しました。そこには、私たちと同じように大切な家族がいる人々や、罪なく平穏な生活を奪われる人々がいて、一人一人が生きています。
私たちが紛争や災害の事実を知った時、そんな人々がいるということを、また、どんな気持ちなのかを少しでも想像しようとすることで、宗教や文化の垣根を超えて様々な人を受け入れることができる、助けようとなにか行動にうつすことができるのではないかと思いました。それらはちっぽけなように感じられますが、そんな想像力や行動が広がっていけば、社会全体としても変わっていくのではないかなと、どうか変わっていってほしいなと思います。
haishopソーシャル映画祭さん 24/04/08 16:39
※ 上映者の声投稿数で集計