ファッション業界が、自然環境をはじめとする世界への影響がこれほどまでに多大だった、ということを今日初めて知りました。もっと多くの人たち、学生さんや若い女性などに観て知ってもら
いたい。この映画の上映会をもっとたくさん開催してほしいです。
映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
柴山真さん 23/07/03 19:17
今回の映画上映会のテーマは『1年の折り返しの夕べに、ホテルで映画とともに心にも“味わい深い”時間を過ごそう』。
皆様にとってちょっぴり贅沢な体験にしていただければと、ワンドリンク付きで開催いたしました。なお当日+300円でレバノンワインにアップグレード可のオプションもご用意し、多くの方に楽しんでいただきました。
雨天にもかかわらず22名ものお客様にお越しいただき、スタッフ一同大変感謝しております。皆様からは概ねご好評のお声を頂戴することができ、ぜひ今後も選りすぐりの映画で再び開催を検討したいと思っております。
なおレバノンワイン(シャトー・ミュザールを独自に用意いたしました)は、お客様も一様に仰っておりましたが、葡萄のウフルーティさが際立っており、とても美味で驚きました。
ニッコースタイル名古屋 Nikko Style Nagoyaさん 23/07/03 19:01
・500円なので当然赤字なのですが、昨年の別テーマの上映会は
17名だったことから、大成功とスタッフ一同大喜び。
・観客からは、感動した、何回でも見たい映画、元気が出ると好
評価で、ありがとうの言葉もいただきました。
・初見のスタッフもいたので、今後の活動に力をもらいました。
・展開が早いため、字幕を読むので精一杯、出演者の顔がわから
ない。「吹き替え」のほうが良かった。(スタッフの意見)
<これは、担当の阿部が最初の思い込みで、字幕のみと勘違い
の結果。送付書をよく見れば防げた。残念>
・観客、スタッフとも意義ある一日でした。感謝
阿部進さん 23/07/03 16:18
毎月SDGsや水環境、自然環境の課題をテーマにした映画をお届けしている自ら考える上映会。6月は映画『コペンハーゲンに山を』を上映しました。
こちらは2020年にデンマークで制作された、比較的新しい映画です。デンマークは2013年、「首都コペンハーゲンを2025年までに世界初のカーボンニュートラルな首都にする」と目標を掲げたように、環境への意識が高い国です。
2011年、デンマークの首都コペンハーゲンで行われたある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペで、デンマークの建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所が考えた、飛び抜けて奇抜なアイデアが採用されました。それは巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものでした。
映画では処理場建て替えの過程を順を追って紹介していますが、様々な困難や課題にぶつかりながらも解決していく様が見られます。
そして、市民に良く思われていなかった「ごみ処理をしながら有毒な物質を出す建物」が、市民が楽しく集える場所になる、さらに環境に配慮しつつゴミ焼却により発電もしているという、まさにサステナブルな社会を実現する施設に生まれ変わりました。
建築物としての観点からも多く語られており、上映会には建築関係の方も数名ご参加いただき、建築家ならではの視点でご覧いただけたようです。
やはりどの業界でもSDGsを意識することが当たり前の世の中になっていると感じます。
参加者様の感想の一部をご紹介します。
* * *
・ごみ処理場とレジャー施設を分けずに一体化することで、ごみ問題に人々が関心を持つきっかけになると思います。
・建築事務所の上司が物事に対して柔軟な姿勢だったのがとても素敵だった。
・日本でこのような奇抜なアイデアが通るのかと考えた。自由な発想を受入れることが大切。
・街と人々とのつながりを考えた。
* * *
感想共有タイム
毎回ご好評の感想共有タイム
幅広い年齢層の方にご参加いただき、日本との比較や身近な施設のことを考えたというお話や、ごみそのものを減らしたいという気持ちになった、などのご感想をいただきました。
興味を感じた点はそれぞれ違っているからこそ、他の方のお話を聞くことで新たな視点で考えられるという声をいただいています。
同じ場所で映画を見て感想を共有したことが、考えたり行動するきっかけになれば幸いです。
みずから考える上映会さん 23/07/03 08:46
ホテル内のレストランにて開催。
予約なしでもお越しなれるように整え、
だれでも大歓迎のスタイルで開催をさせていただきました。
ホテルの宿泊の方がふらっとご入店くださり映画祭に参加いただけ新たなお客様の層にリーチできたのかなと思います。
haishopソーシャル映画祭さん 23/07/03 07:42
初めは「プラスチックの海」の通常版(字幕)の上映のみで計画していたのですが、こどもたちにも見てもらう機会になればと吹き替え短縮版の上映もすることにしました。
当日は行楽日和の晴天で、こんな日に子ども連れで来る人はいないかも…と不安になったのですが、6組の家族が参加してくれてとても良い時間となりました。
参考した方からも好評で、
「小学生2人がいる今の自分の家庭環境では、約20分という長さと日本語吹き替えはすごくありがたかった。こどもたちも内容を理解したみたいで、親子の間だけでなく兄弟同士の会話の中にもゴミのことが自然と話題になっていたよ。すごくよかった!ありがとう!!」
と感想をいただきました。
約2年間上映会を続けてきた中で、参加してくれる人をどうやって増やしていくかが課題となっているのですが、この映画のように子どもと一緒に観ることができると家族連れの参加が増えていくかもと思いました。
下川すまっこシネマさん 23/07/01 10:16
「プラスチックの海」はコロナ禍に一度オンライン開催をしました。その時に、この映画を観たことによって自身の生活のあり方を変えるきっかけとなったスタッフから「もう一度みんなで見る機会があってもいいかも」との提案があり、今回、リアル上映会を開催することにしました。
一度オンライン上映会をしていたこともあり参加者数はそんなに多くなかったですが、観終わったあとは、プラスチックによる海の汚染問題を切実に感じ、どうしたら良いだろうか…という会話が自然と会場内で起こっていました。
<参加者の感想>-----------------
ゴミの分別をしても結局はプラスチックの総量が減るわけではないので、そもそも作らないで他の物で代用していかなくてはならないと思う。もう限界を超えている事態をみんな知るべき
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若いころに知った地球のキキを何とかしたいと思っていたのに、いつのまにか中年で、このまま老いてゆく(次世代に先送り)ことになっていたと思うけど、やはりそれは申し訳ないと感じました。観に来て良かったです。
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思っていた通りプラスチック製品の行き過ぎた使用による環境汚染は深刻で、決して楽しむための映画ではなかったけれど、自分達人間の今持つ「当たり前」の生活スタイルから抜け出すためにはまず事実から目を背けず、知る事と更に知識を得る事は非常に大切なことだと改めて思いました。
こうした映画を選び、提供してくださるすまっこシネマスタッフの方々に感謝します。
ありがとうございました。
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下川すまっこシネマさん 23/07/01 09:56
前回に引き続き、人工芝のプラスチック問題などに対する違和感を指摘するむきもあったが、環境問題に万人が納得する正解はない、それよりみんなが議論することが大切、という前向きな意見が出てきた。
タイニーシアター・ガイアさん 23/06/30 21:26
エコクリティシズム的には生物の扱いはどうなのか、とか、人工芝のスキーってマイクロプラスチックはどうなの、という意見はあったものの、障害を乗り越えて実現する決断がすごい、日本では考えられない、世界の注目を集めることが議論の高まりにつながる、など、いろいろな意見が出ました。
タイニーシアター・ガイアさん 23/06/30 21:22
2023ウナギネマvol.3『1日1ドルで生活』
「貧困の原因は人でなく環境」
この一言がズシンと心に響きます。
一般的なアメリカの家庭に育ったクリスとザックのふたり。
両親がそろい、スポーツや趣味に時間を使いながら過ごした学生時代。
そんなふたりが、貧困の現場でその生活を実際に体験します。
舞台は中米のグアテマラ。
住民の多くが貧しい暮らしを送るその村で一夏を過ごします。
支出の大きな部分を薪代が占めたり、
寝床ではノミに身体中をくわれたり。
食費を抑えたために十分なカロリーがとれないことも。
あんなにバナナを美味しそうに食べる姿はこれまでに見たことがないほどです。
日雇い仕事などで収入が不安定な生活にできるだけ寄り添おうと、その日の収入をくじ引きで決めることにします。
大きい数字が出たときはいいのですが、0や1が続くと、生活はたちまち行き詰ります。
クリスは途中で感染症と寄生虫にかかり、病院で診察を受けます。
体調不良の原因がわかり、薬を飲めばいいとわかっているのに、その薬代がありません。
病院には行ったけれど、結局、薬を購入できずに帰ることに。
このような不安定な生活の中で現地の人たちは365日、実際に生きている。
日雇いの仕事がもらえなければ、悪天候で作物がとれなかったら、たちまち命が危うくなる。
こんなギリギリの暮らしをする人々を支えるがグラミン銀行。
一般的な銀行ではお金を借りられない人でも、簡単な手続きで融資が受けられる。
それを元手にして新しく仕事を始めたり、学校に通うことができるようになる。
そこで見られる笑顔のなんと輝いていることか。
仲間内でお金を出し合い、それを順番に受け取る「貯金グループ」の存在も大きく役立っています。
12人のグループでひとり12ドルずつ出し合い、その合計144ドルを順番にもらっていくシステムです。
家屋の修繕や結婚などの行事など、一時的に大きな出費をする際にとても有効です。
日本でも、沖縄にある「模合(もあい)」は同様の仕組みです。
1日1ドルの生活が2ドルになったら?
私たち日本で暮らす人にはあまり違いがないけれども貧困層には大きな違いが生まれます。
ほんの少しの収入の違いが、特に子どもたちに大きく現れます。
What can I do to help?
私たちはいったいどのようなことができるのでしょうか?
この問いに対するクリスの一言がこちら。
「貧困の人よりも貧困でない人のほうがはるかに多いだろう。
そのひとりひとりが1人を支えることができれば。」
small changes make big impacts
世界を変えるには、私たちひとりひとりの小さな変化が必要なのです。
鑑賞後、参加者の方々も様々な気づきを共有してくれました。
・学べないことで、職につけないという環境をなんとかしたい。
・こどもたちが働かざるを得ない状況が続くのがつらい。
・スタッフがこれまで経験したことない生活をすることに意義があるし、それを映画で追体験できることにも意味がある。
1時間程度の短い上映時間ですが、1人でも多くの方に観ていただきたい作品です。
次回のウナギネマは、7/21(金)〜23(日)の3日間です。
上映作品は『草間彌生∞INFINITY』。
60年代のニューヨーク。
女性芸術家が単独で個展を開くことが不可能とされた時代、草間彌生は苦境の中でも創作活動を続け、不可能を可能に変えていく。
これは天才芸術家の。そして1人の女性のパワフルでドラマティックな人生が詰まった感動のドキュメンタリー。
詳細はこちらから。
http://unaginema.com/2023/06/27/2023ウナギネマvol-4『草間彌生∞infinity』/
ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 23/06/28 15:59
※ 上映者の声投稿数で集計