新着上映者の声

2021ウナギネマvol.22『気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~』

北京冬季オリンピックの最中にこの作品を鑑賞しました。
若い世代が自分の限界にチャレンジし、それを国籍に関係なく称え合う姿に心を熱くし、
同様に、この作品に描かれる思いを持った人々に未来への可能性を確信しました。

折しも、この平和の祭典の期間にも関わらず、ウクライナでは情勢が緊迫しています。
どちら側の指導者も、相手を非難することに終始し、本質的な解決に向けての動きはありません。
対立という構図からは、未来への道が見えてこないのではないでしょうか。

この作品も、ところどころに「勝利」というメッセージが表れます。
「戦士」と名付けられたタイトルも、それを象徴しているかのようです。
いったい私たちは何と戦わなくてはいけないでしょうか。

政府や大企業に対して戦いを挑み、未来への可能性を勝ち取るということ理解できます。
しかし、この「闘う」ということに大きな違和感を感じます。
私たちが向かうべきなのは、相手を打ち負かすことではなく、対話による未来の共有なのではないでしょうか。

おそらく今の若い世代は、これを無意識のうちに理解しているのだと思います。
だからこそ、オリンピックでも結果に関係なく、お互いのチャレンジを認め合えるのでしょう。
個人レベルではこれができるのに、国家や企業がそこに介入するとたちまち困難になります。

映画でも触れられているように、既得権益を持つものにとって変化は脅威です。
だから、あの手この手を使って、現状からの変化を防ごうとしています。
そして、その先の未来に何が待つのかは見えていないことにしています。

確かに、現状で経済を優先しなければ社会は成り立たないかもしれません。
しかし、そのことが未来への視点を排除することにつながってはなりません。

0か100かではなく、その中でバランスを取りながら、未来へのステップを歩むこと。
このことを私たちはしっかりと自覚する必要があります。
それを一人でも多くの人に伝えるためなら、私も「戦士」の一員となりたいと思います。

次回のウナギネマは、2022年3月5日(土)『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』
天才ピアニストとうたわれたデイヴィッド・ヘルフゴット。
やがて精神を患い11 年の闘病⽣活。
奇跡の復活を果たした彼の⼈⽣は⽣きる喜びに満ちあふれている。
ふたつの個性が共振することで⼈⽣の豊かな⾳⾊が⽣まれる。
奇跡的な夫婦愛を描いたドキュメンタリー。

ぜひ次回のウナギネマもどうぞお楽しみに。
詳細・ご予約はこちらからどうぞ!
https://2021unaginema23.peatix.com/

映画『気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~』

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 22/02/20 09:47

【台北カフェ・ストーリー】2回目の上映を行いました。前回と同様、映画のテーマに合わせて物々交換としてお客様に何か持ってきて頂ければ交換として映画を提供するというイベントを行い3名の方々が本やポットなど持ってきてくださいました。

台北が好きでこの映画を観に来てくださった方が多く、映画の中のおしゃれでゆったりとした雰囲気が良かった!と気に入っていました。
今回も終わった後に【物の価値】について話せる時間が持ててよかったです。

映画『台北カフェ・ストーリー』

Sibilankaさん 22/02/19 10:46

「戦火のランナー」オンライン映画上映会+講演会開催!

2022年2月13日(日)、オンラインにてJICA海外協力隊ナビを開催しました。
2021年度第11回目となる今回の協力隊ナビでは、「戦火のランナー」のオンライン映画上映と国境なき医師団 川内氏による講演会を行いました。当日は23名の方にご参加頂きました。
映画「戦火のランナー」はスーダン、南スーダンを主な舞台としたドキュメンタリー映画です。スーダンで生き延びるために走った主人公の彼は、その後難民としてアメリカに移住しその「走る」という行為によって人生を切り開いていきます。彼が、南スーダンのオリンピック代表になるまでの軌跡を描いたこの作品は、ちょうど冬期オリンピックが開催されている今月のイベントにぴったりという事で、この度の上映に至りました。
映画の中で多くは語られませんでしたが、映像から見て取れるスーダンでの生活は察するに余りある悲惨さで、主人公も命からがら逃げ伸び、主人公は彼以外の兄弟7人全てを失っています。しかし、そんな中に於いても祖国を思い、そこに生きる人たちの想いを背負って走る彼の姿を応援せずにはいられませんでした。スーダン・南スーダンの方々が経験してきた過去は、私たちの生きる日本とはかけ離れており、自分事として捉えるには難しい内容でしたが、国際社会に身を置くものとして、決して我々にとっても他人事ではありません。そんな現実に対し、私たちには何が出来るだろうかと考えさせられる機会となりました。
映画上映ののち、スーダン・南スーダンにて国境なき医師団ロジスティシャンとして活動されていた、川内勇希氏(元青年海外協力隊タンザニア隊員 職種:自動車整備)にお越し頂き、両国の現状に関しご講演頂きました。まず、国境なき医師団に関しご説明頂き、団体として行われている支援活動についてや両国の文化的背景・宗教等について、両国に於いてのロジスティシャンとしての活動に関してお話されました。その後JICA海外協力隊での活動紹介や、協力隊からのキャリアチェンジのお話を分かりやすくお話頂きました。ご参加頂いた皆様からも積極的な質問が出され、活発な質疑応答の場となり、現地状況や川内さん自身について、それぞれでの活動内容に関して、深く知る事の出来る機会となりました。

ここで、参加いただいたみなさまの声を紹介します。※一部抜粋
・映画で南スーダンの状況をだいたいわかってからの、川内さんのお話だったので、話がわかりやすかったです。南スーダンについて、分離・独立したくらいしか知らなかったので状況を知れてよかったです。(30代女性)
・いい映画とお話でした。ありがとうございました。(60代男性)
・映画の話から,経験者の川内さんの話まで12歳の私には将来を考えていく中でとても参考になりました。(10代女性)
・グオル氏はアメリカ行きの難民に選ばれたということでしたが、その選考はどのように行われたのか気になりました。そして、選ばれなかった人たちのことを思うといたたまれないです。そして、難民をほとんど認めない日本という国のあり方を考えさせられます。軽くしか触れられていませんでしたが、壮絶な過去のことを語るのはものすごく大きな精神的負担だと思います。彼と南スーダンの今後が幸せであるように願っています。(40代女性)

映画『戦火のランナー』

JICAデスク佐賀さん 22/02/17 19:31

台北カフェストーリー

今回映画のテーマに合わせてお客様と物々交換をしました。こちらが映画を提供する代わりにお客様に何かを持って来ていただき映画を無料にしたところ、6名の方がTシャツやおぼんなど色々持って観に来てくれました!
映画の内容が所々分かりにくく見終わった後みんなであれはどういう意味だったんだろう?ディスカッションしました。少し曖昧な部分があったもののテーマである物々交換の描かれ方はとても面白かった!と盛り上がりました。台北好きなお客様も数人いて終わった後のディスカッションを沢山出来たのも良かったです。

映画『台北カフェ・ストーリー』

Sibilankaさん 22/02/17 11:07

うーん。

もう少し深く掘り下げて欲しかった。

映画『バレンタイン一揆』

JunkanWorksさん 22/02/16 19:13

電力自治で循環を

以前は多国籍企業しか発電できなかったのが、今では個人で発電できる時代に。
2012年と少し昔の映画ですが、小さな輪から始め、地域の人に呼びかけて、電力を融通し合う人々の姿に可能性を感じる映画です。

サムソ島では、財政破綻の後に抜本的改革として、電力の自立と地域循環を考え、100%を実現。雇用がなくなった島で、再エネの利益を収入源として、配分。
社会性と企業家精神を併せ持つ社会起業、協同組合が電力自治を可能にし、投資に対する利益も高いそうです。
映画の中で、「将来石油は高騰する。自分とまちを救いたい」という発言がありましたが、今の世界がまさにそうなっていると思います。
また、分散型資本主義を提唱し、成功には社会との密接な関係が重要で、交流と信頼、団結、連帯感が鍵に。知っている人だからという信頼に基づいた運用が行われているそうです。グローバルから顔の見える資本へ。

全ての住宅が発電所になりうるという点で、日本の住宅の1割程度しか太陽光発電が普及していないことを考えると可能性しかないですね。
日本でも市民電力が立ち上がっていますが、コストも下がり続けている状況ですので、売電だけではなく、分散し、自立していく形が広がることでしょう。
多くの学びがありました。

当日は東北大学の明日香先生のトークがありました。
・2012年に比べて太陽光発電は10分の一のコストになっており、映画と比べて、さらに儲かる状況が出ています。
・2022年から2026年まで新たに作られる電気の95%は再エネになると言われています。太陽光発電はその中でもキング。
・日本は国際価格と比べて、今も1.5〜2倍高い。東京都は太陽光発電をつけることを義務付ける、そして、省エネ基準を強化することを議論しています。
・日本では建築物の1割程度しかなく、まだまだ少ない状況で、屋根の上に可能性がまだまだあります。畑のソーラシェアリングも進んでいます。耕作放棄地や荒廃農地なども可能性があります。
・ポイントは銀行にお金を預けても利子はほとんどつきません。再エネへの投資は経済的にもプラスになりますし、地域も豊かになります。

<Q&A>
Q 私たちにできることは?
A 気候ネットワークの行動アクションで、できることが段階づけられ参考になります。
また、ライフスタイルを変えるのは大事ですが、それだけだと実はCO2は大きくは減りません。電力が石炭火力発電のものを使っていたら減らないのです。太陽光や風力にしてと、大手電力会社に伝え、変えていくも大事です。
Q 化学物質過敏や電磁波過敏があり、電磁波、灯油で体調が悪くなることが。どっちも値上がりしていて、値上がりされる中で、そのままなのもつまらないなと。体調にも良いものをと考えていたのですがピッタリのものがなくて。
A 一般的に言われるのは、断熱住宅。断熱材を入れるだけで、冷暖房を入れない環境も作れます。工務店と相談することで、生活しやすい環境も作れますよ。日本は断熱性能が低く、ヨーロッパよりも何十年も遅れています。
地中熱を使う、ヒートポンプという手段も。
Q 大型の風力発電の設置の話があり、生態系への影響などどうなのでしょうか。
A それぞれ一長一短があります。地域の人がどう考えているか、コミュニケーションが大事です。洋上風力をおしているという話もありますが、漁師やサーファーが生態系や波が変わるのではと反対するということもあり、より沖合に作るという検討もあります。
魚が取れなくなるという話もあれば、逆に魚が集まるということもあります。グリーンとグリーンが戦う時があります。どういう時にうかくいくのか?という研究もありますが、地域の人にお金が回るとうまくいきやすいそうです。外からの人がワッときてお金だけぶんどるという形はうまくいきません。

Q 再エネは大きい電力ととって変われるの?維持や耐久性は?
A 意思の問題だと思います。例えば、原発は安全コストが高く、世界では原発はとても高いというのは常識になり、つくろうとしている国は少ないです。日本は太陽光発電が化石燃料よりも高いけれども、海外では再エネの方が圧倒的に安くなっています。
太陽光は実は当初の想定よりも長持ちします。30〜40年もつと言われています。最近では太陽光パネルを作る際に、最初から廃棄の分もお金を払うという仕組みも制度かされています。ただし、どこで作られているのか、どういう材料なのか?例えば、中国ではシリコンがウイグルで作られている話も。それぞれが判断をして、優先順位をつくっていく必要があります。
アメリカでは、政府がすでに太陽光発電が安いと宣言しています。

映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ~』

ancient beat clubさん 22/02/15 00:18

問題提起と解決への道筋

今回のイベントは、下記の流れで行いました。

「プラスチックの海」上映⇒3者トークセッション⇒二胡とピアノによるミニ・コンサート

この3要素を組み合わせることによって、色々な方々にご来場を頂くことができました。

そしてまた、<海洋プラスチック問題を状況の把握から対策、そして、今私達にできること>という流れで、問題を追うことができたと思います。

映画『プラスチックの海』

Sera Creationsさん 22/02/14 09:16

学びから次の一歩へ

 会場とオンラインと両方で同時上映し、上映後には関心のある参加者がワークショップ形式で、感想を述べ、自分たちにできることは何か、話し合いました。すでに海辺の環境活動に取り組んでいる方や環境教育に取り組んでいる方、スゲのストローを販売している方やヘチマたわしの取り組みを広めている方などの実践者の方にもゲスト参加していただき、大きな学びを得ることができました。
 映画を観ることで、知識として知っていることがここまで大変な現実問題として起こっていることを感じることができ、さらに感情を動かされることで、何かやらなくてはいけないと突き動かされます。これを機会に、行動を起こさなくてはいけないと思いを新たにしました。

映画『プラスチックの海』

hice03@hi-hice.jpさん 22/02/13 18:43

北丸雄二さんの講演会つきの贅沢な上映会!

今回で3回目となる「レインボーはこだてシアター」では、函館市でパートナーシップ宣誓制度の導入に向けた検討が進んでいることもあり、同制度の意義を市民の皆さんと一緒に考えることを目的として、「ジェンダー・マリアージュ」を選びました。

また、より深い理解につなげるため、書著『愛と差別と友情とLGBTQ+〜言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体〜』(人々舎、2021年)が話題になっているジャーナリストの北丸雄二さんをお招きして「歴史を語り直すこと、作ること〜民主主義の新たな対抗〜」と題した講演会を上映後に開催しました。

この贅沢な組み合わせが秀逸でした!上映会後、北丸さんが映画の背景を含めて、性的少数者の権利獲得をめぐる歴史の大きな流れを示しつつ、函館や日本で「結婚の平等」というテーマに取り組む意義を力強く語ってくださいました。参加者の方々にもご満足いただいた上映会となりました。

映画『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』

HUERHPさん 22/02/13 17:38

観た人が実践したくなる

上映後に毎回開催している参加者同士の感想共有で、
今回は実際に家庭菜園や市民農園を借りている方が多かったので、どのように活動を広めていくか、「農業」や「食料生産」に止まらない「市民活動」として観た方々にとって大いに刺激になったようでした。

映画『都市を耕す エディブルシティ』

あさはたシネマさん 22/02/13 13:47

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