今回の映画は今、観たいものだと思い企画した。同時に、この奥能登地域の状況や人々の心境を考えた時迷いもなかったわけではない。自分自身がいくつもの悩みや苦しみを抱えている中、この映画を観ることで心の負担が増えてしまったら、という不安があった。実際、直接、お誘いした友人のひとりは「観たくはない」と。ご自身の状況の他、宗教や戦争をやめないことへの理解ができず、そのことに対する怒りがあるとのことだった。それは平和や理解するという願いの裏返しのように聞こえた。
当日の上映直後は言葉にならない重い空気が流れていたように思う。対話の時間では驚き、恐怖、平和、教育の大切さ、疑問などが話された。驚いたのは、いつもより対話の時間への参加率が高かったこと。それだけ、何かた強い衝撃を見る側が受け取ったのかな、と思い、実施できたことを嬉しく思った。
わかちあい劇場さん 25/05/26 21:13
今回はごく少人数の参加となったため、主催者も積極的に発言する感想シェア会となりました。
本編の途中でベラが語る「専門家に会いに行けば答えが分かると簡単に考えていたがそうではなかった」という戸惑いには共感したという声が上がりました。環境問題を考えれば考えるほど答えが分からなくなり、人類を憎み、自然と動物を愛するという考え方に陥りがちです。この映画は「その先」を探そうとしているところに価値が感じられました。
一方で、世界中の動きを俯瞰して眺めているように見えて、実はアジア地域がほとんど登場していないという指摘もありました。ウサギ工場でのやりとりから見られる経済合理性至上主義というのは全世界に及んでいるかも知れませんが、少なくとも自然を支配しようとしてきたというのは欧米の西洋的価値観だと思います。日本を始めとした東洋の価値観、精神性が取り上げられていないのは意図的なものなのか無知なのかというところが気になったという話も出ました。
良くも悪くも意図的にオーガナイズされたストーリーであることは否めませんが、それでもトータルに、生物多様性を始めとした環境問題を扱う映画としては優れているとの感想が得られました。cinemoで扱う他の映画と組み合わせることで、勉強会のよい教材とできるという手応えが得られました。そこは主催者の編集力(組み合わせ力)の見せ所と言えるのかも知れません。がんばります。
山小屋シネマさん 25/05/26 14:55
地球の現状を解決し、みんなで未来へ向かって想像はたらかせて創造する時代だと思いました。メガソーラーだけは環境を破壊するのでそこがとても気になります。
ありがとうございました。気候変動が待ったなし!!という危機感を覚えました。子供たちの願いがメッセージとして心に響きました。文化の進歩と保護を上手く融合させるのが大切ですよね。
「知っていること」と「行動すること」は違うということを改めて考えさせられる映画でした。今は、行動する時だと本当に思います。教育の仕事をしているので、「私たち」という意識を持たせることの大切さを感じます。これは、今の日本でも重要!
環境再生型農業で農業をし、パーマカルチャーを学んでいるので知っていることは多くあった。やはり、利権絡みで進まないこともある。チェンジを起こすためには一人一人が行動を起こす必要があると思った。「ラディカルラブ」でサティシュ・クマールも言っていたが、とにかく行動を起こすべきだ。何か、命の循環のしくみに取り組めていることがわかるような、仕組みづくりも良いかもしれない。
子どもたちが話す未来を願う一つひとつの言葉が、純粋でかわいらしいものから、現実を嘆くものまで、大人として刺さるものばかりだった。大人びた言葉も印象的で、これを日本の子どもたちに聞いたらどんな答えが返ってくるのだろうかと思った。現実を知っているからこそ出てくる言葉だと思うと、日本でこうした現実を子どもたちに伝えているのか?伝わっているのか?知らないままでは今を変えることも、未来を想い描くこともできないので、教育が担う責任は大きいと思った。現状を知ることも大切だが、どうしても重くなりがちなので、こうした前向きなメッセージ、自分たちの選択や行動で変えられるんだという光を見出す映画はもっと多くの人に伝わるといいと感じた。娘を想う父の姿が共感しやすく、2040年の姿に未来に希望をもつことができた。ただ、実際どこから手をつけ、変えていけばいいのかが難しい。具体的な方法を見た人の中で提案したり考えをシェアしてみたいと思った。
制作年が2019年なので、現在から2040年を予想すると映画の内容と異なる部分が大きいと思う。解決策が正しくない方向になってしまったものもあるが、今後に向けて修正していければと思った。
底抜けに楽観的に見えるデイモン監督がみせる、環境危機に対処するための処方箋は、たいへん説得力がありました。それ故、今は、自然科学なアプローチよりも、人倫道徳的なアプローチの方が重要なのではないかと。2019年以降のウクライナとロシアの戦争、ガザの無差別空爆、ミャンマーのクーデターなど、地道な自然保護の活動を一瞬にして無に帰すような振る舞いを、先になんとかせねば、どうにもならないのではないかと思いました。
小さくても希望を感じる事が出来たのは、娘が大人にという視点があったからかな。トンネルの先の光でも、遠い光で周りは暗いよ。
大竹財団さん 25/05/26 11:34
「ジェンダー・マリアージュ」上映会、スタッフ含め17名で鑑賞しました。
2時間弱という長めのドキュメンタリーでしたが、ドラマチックな裁判闘争の展開に全然長さを感じさせなかったね、と見た人たちが口々に言っていました。マイノリティの人権を考えるうえでは本当に考えさせられたり、学びが多かったです。
まさに日本でも今同性婚裁判が実施されていて、そちらの動向にも注視していきたいと思いました。
嬉しかったです。いい映画でした。
映画『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』
つながる映画館さん 25/05/26 10:53
今回もありがとうございました!
今後、上映会を 主催している仲間と感想シェアの記事も投稿させていただきます。
ぜひ読んでいただけると嬉しいで。
https://tochanto.com/life/cinemamugi-20250523-2/
シネマ牟岐さん 25/05/26 10:38
映画を見た後に地元の生産者さんたちの話を聞き、感謝を伝える会でした。
農地を代々受け継ぎ、農地を農地として残すことが私たちの地域でも困難になっています。
改めてFARMERS FAST
農家さんが1番、農家さんありがとう
とお伝えし、どうやって持続可能なものにするのか、消費者も一緒に考えるいい機会となったと思います。
参加者からの感想にもつながりができるイイ会だったといただきました。
あいにくの天気にはなりましたが、無事に開催できて良かったです!
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
yokkoさん 25/05/25 15:11
『ラディカル・ラブ』上映会を開催しての感想
このたび、京都・パタゴニア京都店様の会場をお借りして、サティシュ・クマールさんのドキュメンタリー映画『ラディカル・ラブ』の上映会を開催いたしました。
サティシュさんの存在をはじめて知った方も多かったのですが、上映後のシェア会では、みなさんがそれぞれの経験や日々の暮らしと重ね合わせながら、熱い想いを言葉にされていたのが印象的でした。
「とてもよかった」「心が洗われた」といった声が多く寄せられ、サティシュさんの静かで力強い語りが、観る人一人ひとりの内面に深く届いたようです。
88年の人生を通してサティシュさんが語る「愛」のメッセージは、今この時代にこそ必要なものだと、あらためて感じました。「ラディカル(根源的な)な愛」がもつ静かな力は、社会を変える前にまず自分自身のあり方を見つめ直す大きなヒントを与えてくれます。
映画の中でたびたび登場するサティシュさんのお母様の生き方にも心を打たれました。名もなき人々の献身的な暮らしが、世界に平和の根を張っているのだということに気づかされました。
忙しい日々の中で、ほんの90分という時間が、こんなにも豊かで深い気づきの時間になるのだと、主催した私たち自身も驚いています。参加者のみなさんと共に、静かに、でも確かに、心が動いた一日となりました。
このような機会を与えてくださったcinemo様に、心より感謝申し上げます。
映画『ラディカル・ラブ ~サティシュ・クマール 巡礼の旅~』
TT京都さん 25/05/25 13:33
参加人数は少なかったのですが、スタッフも入っての感想シェアでは感想にとどまらず、アフリカの歴史的な観点からの現地の現状、気候変動、貧富の差からくる格差などなど話が広がり、若年層の貧困や精神的なよりどこをの弱さなど、今の日本を振り返る場面もあり、濃密な時間になりました。海外をとりあげた作品を見ても日本の現状と引き比べたり、身近な貧困に目が向いたりと、視点の違う人が語り合うことの面白さを毎回感じます。
スタッフの手の足りなさは毎回のことですが、理解ある参加者に支えられています。
ロータスシネマさん 25/05/25 13:26
5/21(水)夜、第220回 銀座ソーシャル映画祭を開催しました。
前回に続き、平日夜の開催でしたが、今回は参加者少数でしたが、その分、みんなで濃いおしゃべりができて楽しかったです。
銀座ソーシャル映画祭さん 25/05/25 12:08
5/14(水)夜、第219回 銀座ソーシャル映画祭 x デモクラシーフェスティバル・ジャパンの共催で開催しました。
最近には珍しく平日夜の開催ですが、新しい人、よく来る人、懐かしい人など、思いのほかたくさんお越しいただき、ありがとうございました。
今回は、北欧、欧州で盛んなおしゃべりの祭典「デモクラシーフェスティバル」を、早くから日本開催を地道に続けるDemocracy Festival Japanが共催でした。代表のSanae Fujitaさんは、デンマーク発祥「デモクラシー・フィットネス」の「日本人初の公認インストラクター」です。デモクラシー・フィットネスは、「デモクラシーを実践するために、筋トレ同様、デモクラシーの筋肉をつけるフィットネス」で、これを「日本で最も早くからワークショップを開催・継続」している人です。北欧とは異なる環境の日本で、日本人に適したプログラムを独自に開発を重ね、実践しています。昨今の北欧人気でビジネス化が進む中、目立つことなく日本で最も古くから地道にDemocracy Fitness Japan (デモクラシー・フィットネス)を立ち上げ活動しているパイオニアです。
キラキラした人がたくさん集まるソーシャルイベントとは異なり、小規模で地味な上映会ですが、本物の方には心地良いコミュニティになっています。
・来週5/21(水)夜も上映会あります。気軽にご参加ください。
銀座ソーシャル映画祭さん 25/05/25 11:58
※ 上映者の声投稿数で集計