イタリアでのスローフードの祭典テッラマードレに東北の農家からはただ1人の代表団員として参加し、その成果をどうしていくか。
開催をひとり決意してから1か月あまりで、たくさんの方々にお導きいただいて、最終的には100人を超える参加をいただく上映会になるまでとなりました。
仙台の地において、スローフード運動や食と農のつながりづくりの取組みが、
あらためて関心持たれていることを体感実感することができています。
在来作物を栽培する農家としても、
勇気もらい決意あらたに未来へむけた生業づくりへと、
前をむく契機となる映画でした。
重ね重ねありがとうございました。
「食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~」
三浦隆弘さん 24/12/02 15:05
昨年、この映画製作のためのクラウドファンディングに参加し、映画視聴の機会をいただきました。何十回も繰り返し観てその内容にとても感動し「これは多くの方にみてもらうべきだ」と思いました。
そこで今回のキャンペーンを機に、思い切って映画会を企画することにしました。
会場は、おいしい革命にちなみ、市内の薬膳料理のお店とコラボしました。お店はオーガニック食材を使用しており、投影に良さそうな大きな白い壁があったことが決め手でした。
映画自主上映会は初めてで、申し込んでから本番までの1ヶ月弱。人は集まるのだろうか?音響は大丈夫だろうか?席はどのようにしようか?食事のタイミングは?内容は?など、考えなくてはならないことが山積。メンバーと悩みつつ1つずつ解決していきました。少しずつ口コミやSNSを通じて次々に申込が入り、きっと大丈夫、と信じて準備しました。
結果、上映会1週間前には満席、キャンセル待ちも出るほどとなりました。奇跡のようでした。当初は赤字覚悟でしたから、まさかこんなに埋まるとは思わなかったので嬉しい誤算でした。
時間は、昼の部、夜の部ともに映画の時間も含め、約2時間半の設定にしました。上映会では、参加された方々の「美味しいつながり」を意識しました。地域でオーガニックなお店や楽しい活動、農家さんなどをされている方々もいらっしゃったので、その方々の紹介も映像で簡単にしてみました
映画終了後は、交流しながら薬膳カレーのお食事、そして簡単なワークショップをしました。「どのようなおいしい革命がこの街でできるだろう?」というお題です。時間がない中、皆さん素晴らしいご意見を発表してくださいました。
アンケートでは、大満足が9割、満足が1割という結果でした。手作りの映画会だったので、とても嬉しかったです。
~アンケートより抜粋~
地域の方々との交流もでき 食や農業についての意識も高まった/とても素敵な会でした。おいしい革命は観てみたかったので、開催していただいてありがとうございます。オーガニックが特別なことでなくなりますように!!/食の大切さを改めて感じました。素敵な会に参加させていただきありがとうございました/いろいろな方のいろいろな思いがつながり美しい調和がとても心地よかったです。ありがとうございました/食はただ食べるためだけのものではなく、人と人、人と農、農と食を繋ぐことで、社会全体を豊かにするものだと感じ、こういった形の食改革をローカルの視点からやっていくのが必要だ、ということをますます実感しました。/とってもヒントやためになる言葉たくさんあり来て良かったです/食に関する意識が高まる会でした。ありがとうございました/たいへん意義深い時間でした。食に留まらない大切なメッセージだと感じました。交流の場もとても楽しかったです(中略)お料理も味、ボリュームとも満足でした/同じ想いの方々が多くいらっしゃって驚きました。自然食のお店を始めるきっかけはアリスの特集を見てだったので改めて今やってることが間違いないことが理解できました/料理が美味しく新たな出会いもあり楽しかったです。映画は何度も見たくなる内容でした。ありがとうございました/ずっと観たいと思っていた映画だったので、参加できて嬉しかったです!同じテーブルの方も楽しい方ばかりで、こう言うコミュニケーションの場が増えると嬉しいです/色々な思いが重なりました。きちんと食材を選んで生活&食べる力があれば、未来は豊かに生きられる&未来へ繋がる!というメッセージを受け止めました
※写真について:上映会後に食事をいただきながら交流したあと、簡単なワークショップの発表している様子です。
「食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~」
mikicova@gmail.comさん 24/12/02 11:31
今回はこの9月のピースデーで鑑賞した作品『トゥルーノース』を選びました。非常に重いテーマではありますが、アニメーションとしてもストーリーとしても素晴らしい作品でしたので。
たった数名の参加者でしたが、とてもいい映画だったとの反応でした。監督の生存を心配する声があがりました。
KOSUGI-de-Cinemaさん 24/12/01 22:09
「ガザの素顔」とはまた別の生活を知ることができます。大変な状況の国の人たちはこうであってほしい、というような自分の思い込みが裏切られるかもしれません。
ひろんた村母屋さん 24/12/01 20:31
1度この映画を上映したら農家さんや地域の方々との出会いがたくさんありました。映画を観てくださった方が口コミで広げて、「また上映して欲しいです。」「いつ観れますか?」という声を複数いただき、3回目の上映会開催となりました。
上映を重ねるほどに、性別、年齢層ともに多様になって、若者から杖をついて歩いて来てくださる高齢の方まで映画を観てくれています。自分たちは小さな上映会を開催していますが、また機会があれば企画させていただきたいです。
「食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~」
鎌倉シネマさん 24/12/01 17:21
とても恐い。信じられない。現在の話なの?と、参加者の方々から、抑圧されている隣人への驚愕と同情、怒りのの声が上がっていました。高度経済成長期に生まれた自分も、「日本に、民主主義の国に生まれて本当によかった」と、空気のように享受していた、人間らしく生きる権利が保障されていることがどんなに尊いものかと、思い知らされました。今の平和な、食料も住居も、自由にものが言える日本でのほほんと暮らせるのは、先人のおかげなのだと、感想をのべられた方もいました。アンケートでは9割以上の方がこの映画に5点満点をつけておられました。横浜出身の若い清水監督(日系4世になられるのでしょうか?)がクラウドファンディングで作られた3Ⅾアニメ作品とのこと。脱北者から取材をかさねて、丁寧につくられたストーリーは芸術作品としても秀でており、それゆえに、北朝鮮の身も凍えるような厳しさを浮かび上がらせていました。作者の目線が前を向いていて、希望を捨てずに人間の尊厳と生きることの尊さを訴えかけてくれました。最後はショッキングでしたが、勇気をもらえた、と感想を述べていた方がいました。自分も同感です。ハードで辛く暗い気持ちになるだけでは、、と危惧し、観る前に敬遠してしまう人がいるのかもしれません。でも、そうゆう人にこそ、観て欲しい作品だと思います。このような素晴らしい作品、もっと多くの方に鑑賞して欲しかったなあ、つくづく、宣伝の難しさを痛感いたします!
みどりアートパークさん 24/11/30 14:42
親子で映画をみた家族から、「子どもたちが肉を食べたくない」と言うとお話がありました。肉食がいい悪いという二元論ではなく、それをきっかけに肉を食べるということ、現在の飼育や流通や大きいシステムのこと、人が生きるということ、生きものとの関係や尊厳、様々なところを家族で学んだり話したりしながらそれぞれの考えや選択が育っていくという希望を感じました。
柳島シネマさん 24/11/28 15:15
参加者は2名(うち1名は初参加の方)でした。
上映会2回で1名ずつです。
参加者の感想:
・そういえば昔、そんなニュースがありしたよね。忘れていましたが......改めて思い返しました
・好きな人と一緒にいたい、人生の喜びも哀しみも共有したい、相手が同性であろうが異性であろうがその想いは同じはず。人間愛の作品ですね。同性しか愛せないのは獣、何と心の狭い考え方なのか、哀しくなりました。
主催者の感想:
正直あまり関心事項でなかったので、主催者が興味をもてるかドキドキして視聴しました。予想に反してとても引き込まれ、最後まで観ることができました。レズビアンの原告者が「差別は日常的にあるけど、自分らしくいるほうがずっとマシ」と涙を流すシーンは自分も泣いてしまいました。
裁判や法律という点でもとても興味が強くなりました。
よい映画をありがとうございました!
「ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~」
二階シネマさん 24/11/27 06:07
3.11以降、生き方を見直し、持続可能な暮らしへシフトした人たちをフランス人カップルが訪ね、のべ15か所に取材を重ねていきます。
循環型の生活を営む屋久島のエコビレッジ。都会の真ん中でのパーマカルチャーの実践。ゼロ・ウェイストに自治体をあげて取り組む上勝町などなど、サステナブルな未来へのヒントがたくさん散りばめられています。登場する方々も生き生きと楽しみながら実践していて印象的です。私たちが何を選び、どう生きるかで地球の未来が変っていく。映画全体を貫く「できる」の合言葉が私たちに希望を与えてくれます。
参加人数は少なめでしたが、上映後にみんなで感想をシェア。それぞれの関心や、自分にできそうなこと、今実践していることなどを話しあい、いい時間を持つことができました。
自然派シネマならさん 24/11/26 23:19
とてもいい映画でしたが参加者があまり多くなかったので少し残念でした。主人公の2人と年齢が近い中高生にも見てもらえたらいいのにね、という声もあったので、可能であれば別の機会を設けられたらと思っています。
(参加者の感想)
----僕もかつて、主人公の少年少女と同じような怒りや疑問を持ち、明快な解決方法があるだろうと感じていたことを思い出しました。
そして根本の産業構造や社会システムに抗う術を持てぬまま、身近な生活や消費行動を見直すくらいのことでお茶を濁し正当化することで、自分を納得させていたと思います。
今回の映画で、環境問題に気づいたころの怒りと疑問に結局逆戻り。
どうしたらいいのか、堂々巡りです。
映画のなかで言っていたとおり、産業界のロビー活動は強い。
世界を大きくシフトするにはどうしたらいいんでしょうね。答えは見つからぬままです。
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とても勉強になった。
私も時には人間(人類)が居なければよいと若い頃は考えた。
しかしいろいろな物を見、人と会い、自然にあううちにそうでない事に気づいた。
確かにバランスが一番大切だと思う。
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人類は正しいバランスの中でしか存在できないと私も思っている。
自分も悪い現実を知るたびに悲しい気持ちになり、自分を含めた人間の存在が嫌になり・・・。
でも良い方向に動いて変わっていくことはやはりできるのだろうし、彼らのようなパッションを持った人々がいるだけで勇気とやる気をもらえる!!
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子どもたちの、ストレートな質問にドキッとしたのと、同じ人間を憎んでしまう世の中にした責任を、もっと多くの大人にも理解して欲しいと思った。「人間も同じ動物」と話をしてくれた大人に出会えて良かった。私たち大人も行動に移さないと!
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下川すまっこシネマさん 24/11/26 12:28
※ 上映者の声投稿数で集計