昨年1月の「ガザ 素顔の日常」に続いて、母島で2度目のなるガザ関連作品の上映会でした。
上映会の開催自体は5回目となりますが、毎度少しずつプログラムを変えており、今回は第1部ではシネマダイアローグ付き、第2部ではトークイベント付きにしてみました。
昨年よりも参加者は少なかったのですがそのぶんシネマダイアローグでは内容の濃い対話が実現したと感じました。
シネマダイアローグのあとに「いろんなことを感じたけど今は言葉にできない」とお子さんが話していたことが印象的でした。
第2部の上映後トークイベントでは、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」の海老沼正幸さん(樹木医)、宮島達男さん(現代美術家)をゲストにお迎えしました。長崎の原爆を生き延びた柿の木の子孫の苗木を世界中に植樹しながら子供達と平和について考えるプロジェクトのために母島に来島されたおふたり。「この映画のようなことが起こらないようにするために、じぶんたちはなにができるか考えましょう」とお話ししてくださいました。
長崎の原爆、小笠原島民の強制疎や硫黄島の戦い、そして今起きてるガザのこと。
過去と今を繋げて考えることで未来の平和を構築できると深く実感することができました。
アブラエーシュ博士の言葉は、親を持つ子、子を持つ親、つまり全ての人の心を揺さぶる力があります。この映画をみたら、世の中の紛争、虐殺は他人事じゃないとと痛感するはずです。母島は東京から1050kmも離れ、船で26時間もかかる人口450人の小さな島ですが、上映会に参加した全員がガザとの繋がりを感じ、他人事ではないと感じたのではないでしょうか。
最後に、参加者の感想を一部抜粋します。
『正直ガザの戦争のことを詳しく知らなかったのですが、知れるいいきっかけになったのと、子供たちにとっても世界や、戦争の事を知れるいい機会になったとおもいます!アブラエーシュさんの思いが遠い母島まで届いた事は凄いことだと思います。素晴らしい企画をありがとうございました。』
『幼少期の地元広島での平和学習、大学で国際紛争や貧困問題について勉強していた時の気持ちを思い出しました。
大学でJICAや国連の説明会を受けていた時の気持ちはどこに行ったんだろ、とちょっと自分が情けなくなりました。
色々考えるいい機会をいただいてありがとうございました。』
KAREN Mさん 25/03/06 23:11
・NHKの映像の世紀バタフライエフェクトのテーマ設定、番組構成、編集、スピード感になれているので、モノ足らない。
アニマルSDGs★ワールドカフェシネマさん 25/03/06 15:04
・今、戦争をしている場合ではない。人間がどこまでおごってい
るかと思った。人間の思うままにしようとする傲慢さが感じられた。何か行動をがんばろうと思った。
・人間である私たちはどうなの?前半は混乱してしまい、涙がでそうになった。
・衝撃を受けた。息子に映画のような体験や旅をさせてたいとおもっていた。こどもの時に、知識の無さから、環境問題などと聞くと人間は良い方法を生み出せることを知らなかったから、人間でごめんなさい、生きていてごめんなさいと思っていた。多くの子どもたちに見てほしい。
・技術の発展は悪くはないが、その結果を責任とっていないのが問題。その解決のためにはお金も必要になる。
・食物連鎖が1つ崩れると、みんなが困る。
・家畜を殺す人の気持ちを知り、複雑な気持ちになった。捨てられてしまう動物の気持ちも。
・気づくことの大切さを感じた。子どもたちが言っていた「憎んでいても何も変わらない」というところが私たちの信念に似ている。何が出来るのかを考える。
・そのままで過ごすのではなく、何かしらしないといけない。特に、日本は被災者の死体などはニュースに流さない。命は失われるんだということを知らない。隠す文化がある。
・ゲーム感覚になっている。実際に触れる体験がない。関西では、体験した命の大切さを絵に書く。
・環境問題に絶望を感じていた子どもたちが、自然の美しさに触れ、もっともっと自然を知りたい、関わりたいと前向きに変化していったことが嬉しかった。感じたことを伝える、対話をしていくことが大切だと思った。
・深く考えさせられるいい映画だった。また、その後、みなさんと思いを話し合う場があってとても有意
義な時間でした。楽しかったです。
アニマルSDGs★ワールドカフェシネマさん 25/03/06 15:02
・映画が日本語だった事。カフェの場を設けた事。
・柿沼さんの語りかたが自然で温かな感じで良かった。
・インストラクターの中に、環境課の人がいたので、宇部市の取り組みも、しっかり市民の方に説明できて良かった。(市民の方の疑問に対し)
・映画の内容が身近(食べ物)だったので、観やすかったのではないかと感じた。
アニマルSDGs★ワールドカフェシネマさん 25/03/06 15:00
・コンビニやフランチャイズの食品ロス問題はシステムを変えなければいけないと思った。
・福岡県より移住してきたが山口県は遅れていると感じる
・食が身体を作り、身体が心を作り、心が生き方を作り、人生が変わっていく
・宇部市には「出会い課」があるといい。パートナーを見つける、おせっかいが必要
・情報を大事に。
・図書館の人に今日の映画について聞いたら、知らなかった。よい映画なの に図書館の人が周知しておくべき。良いことは広げる必要がある。
アニマルSDGs★ワールドカフェシネマさん 25/03/06 14:59
・ニンゲンも自然体験が必要だ
・自然界の恐ろしさと同時に美しさや慰め、いろんなドラマだと感じた
・息子にこのような「旅」をさせたい
・環境学習に活かしたい
・戦いのエネルギーから 出会い出来事の中から、愛、調和が生まれ良い時代を迎えられる
アニマルSDGs★ワールドカフェシネマさん 25/03/06 14:56
今回の上映会は、つぶつぶつむぎ研究舎主催で企画している「食と農を考えるイベント」の第2弾として開催しました。下川町で毎月1回ドキュメンタリー映画の上映会をしている「すまっこシネマ」さんと共同で開催し上映のサポートをしていただきました。
映画は2本立てとし、「食べことは生きること」以外にもcinemoの作品ではありませんが、リジェネラティブ農をテーマとした「君の根は〜大地再生に挑む人々〜」を上映しました。
また北海道でリジェネラティブ農を実践されている長沼メノビレッジのレイモンド・エップさんと荒谷明子さんをゲストにお招きしてランチお話会も開催。ランチには、地元で安心安全な食事を提供してくださる美花夢さんにお願いして特製ランチを作っていただきました。
今回は、子育て中の方にも来てもらいたいと思い、子連れ歓迎回や託児も用意したところ、とても賑やかな上映会になりましたが、事前に説明したこともあってか、会場に聞こえる子どもたちの声に苦情が来ることもなく、会場全体がゆるくおおらかな雰囲気でとてもいい感じでした。
色々と詰め込んだ欲張り企画となってしまいましたが、たくさんの方が来てくださり、文字通り老若男女で賑わってとても良い場になっていたと思います。いただいた感想も前向きなものが多く、これから雪が溶けて春を迎えて畑仕事を始める前のこの時期に、このような作品の上映会を開催することができて本当によかったなと思っています。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
つぶつぶつむぎ研究舎さん 25/03/06 08:01
アリス・ウオータースさんの、まず農家を大事にすること、それが安心して食べられること、環境を守ることに繋がる、という言葉は、シンプルですが、レストランの経営を成功させているからこその説得力を感じました。
鑑賞された方々からも小学生以上に見てもらいたい、食がいかに大切か改めて感じた、食でコミュニティを広げていきたい等の熱い感想をいただき、実施してよかったと思いました。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
秋山かほりさん 25/03/05 12:04
「ガザ 素顔の日常」上映しました。
1年以上前に、別の主催者さんのところで観た映画です。
あれから何度も爆撃のニュースを耳にするたび、
あの時のあの映画にでてた人たちは、今も無事だろうかと頭をよぎりました。
今回、終わったあとのシェア会で、何人かの方が話してくれました。
「ニュースなどで見聞きしたときは、顔が映っていてもどこか知らない人たちの出来事だった。今回、映画をみて隣人のような痛みを感じた」
「もし今後(起こってほしくないけど)、ニュースで流れたら違う感じ方で受け止めると思う」
ドキュメンタリー映画を通して、スクリーンの向こう側で一方的に出会う人たちは、
向こうはわたしたちのことは全く知らなくても、わたしたちは向こうを知っている、
そんなある種、会ったことはない、遠い親戚くらいの距離感にしてくれます。
はじめてこの映画を見終わったとき。
もし、自分がガザに生まれていたとしたら…
そう考えた先に、あまりの希望のなさにドヨーーンと沈み込んで一人帰りました。
問題が根深くて、なかなか
「よし、わたしはこう動こう!」と、直接的なアクションがみつかりませんでした。
その後、ドキュメンタリー映画の上映会を主とする「マチリノ」の活動を立ち上げたのは、あの映画の後押しが少なからずあるのだと思います。
楽しいことが背中を押すのと同じくらい、
悲しいことが、エンジンとなって背中を押すこともあるのだと知りました。
ささやかで、ありふれた日常。
贅沢でも強欲な願いでもない、誰もが手に入れて然るべき日常。
これを、いとも簡単に踏みにじられたとき。
わたしの中で、普段息をひそめてる怒りや力が底からわき上がってきます。
でも、ガザの人々は
自分たちの力では、どうしようもない、理不尽で屈辱的で絶望の日々が何十年と続いているのです。
きっと、いっときの怒りや感情だけではどうにもならないくらいの…
絶望とイコールになるのかはわからないけれど、希望の見えない日々。
当たり前の日常が何より大切。
平々凡々上等、最高な幸せなんだと思います。
1年前のあの日、沈む気持ちで1人帰る足取りは重かった…
先日は、上映会後、みんなの想いを聞けて、吐き出せて、気持ちが軽くなりました。
直接的な解決策は見つからないとしても、今を大切にしよう、今の幸せを見つめ直せてよかったです。
次回、3/13(木)の第12回マチリノシネマで「ガザ 素顔の日常」を再上映します。
マチリノさん 25/03/04 16:56
二階シネマでは住み開きで自宅2階を開放して毎月テーマを決めて上映会を行っています。3月テーマは「ちがいを話そう」
今回参加者はリピーター4名でした。
参加者の感想
・どちらが正しいとは言えないなあ
・伝統だから、は続けてよい理由にはならない
・シーシェパードの行動や思考は理解できない
・漁師さんの理由は論理的でない、外国人活動家に負けてしまうのはしょうがない
主催者として4回観ましたが、
「相手を知ろうとしない」「自分を分かってもらおうとしない」平行線がなんだか切なくなりました。
小さな町は酷いやり方ですが外部から揉まれたことにより、
ラストに新しい試みが始まったことだけは良かった点と思えました。
自分含め残念に思うのは日本人は話し合いが下手な人が多い。
学校でディベートの練習をしてきた欧米諸国の人にはかないません。
自分の意見を言う、相手に質問する、相手の言葉を聞く、これが難しい。意見と人格を同じにして関係が悪くなることってありますよね......
今の子達には「話し合い」ぜひ学んでほしい。
教育関係者さま、よろしくお願いいたします!
良い映画をありがとうございました。
二階シネマさん 25/03/04 11:19
※ 上映者の声投稿数で集計