今夏で10周年を迎える銀座ソーシャル映画祭です。6/10(土)昼、第158回銀座ソーシャル映画祭と第6回プロギング部ラン&ピースを開催しました。
6月20日の「世界難民の日」に合わせ、過去上映した難民テーマの作品から「ミッドナイト・トラベラー」を再上映しました。今回も、 古くからプロギング活動しているSpossaと、難民問題にも詳しい国際NGO プラン・インターナショナルのランニング部とご一緒しました。
奇しくも、難民認定や収容所問題が表面化している中で、難民受け入れに大きな影響を及ぼす改正入管法が、強行採決で、自民、公明、維新、国民民主の賛成により可決したばかりでした。日本では難民問題が遠い存在に感じがちですが、関心の高い参加者が集まり、上映後のいつもの感想共有では、活発な意見が交わされていました。
上映会後は、希望者でプロギング(ランニング+ゴミ拾い)を楽しみました。今年2月から東京マラソンに合わせて始めた新企画の6回目です。歩行者天国の銀座中央通から築地市場へ向かうと、波除稲荷神社のつきじ獅子祭が開催されていて、神輿や屋台で賑わっていました。墨田川沿いでゴミを拾い、今回は浜離宮を経由して戻りました。出発する内幸町からは、銀座方面だけでなく、皇居や東京タワーを観光するプロギングもできそうです。おしゃべりしながらゆっくり走っていますので、ぜひ、お気軽に参加してみてください。
銀座ソーシャル映画祭さん 23/06/13 00:46
2023年6月9日、明治大学駿河台キャンパスで映画上映会を一般公開形式で実施し、上映会後にデンマーク研究者による解説とフロアとのディスカッションを行いました。
今回「コペンハーゲンに山を」という映画上映会を開催したのは私自身この映画をどうしても視聴したかったのが理由です。ですが、現状として「コペンハーゲンに山を」は個人レベルでは、なかなか視聴することが難しい状況でした。そこで弊学図書館のレファレンスに相談したところ「学内で映画上映会を開催しては?」とご提案いただき今回の上映会の実現につながりました。
実際に上映会をやってみて個人で見るよりも多くの学びがあったと思っています。映画のおかげで、北欧や環境問題に関心のある方々と多様でオープンな議論をすることができました。通常の学会や研究会は一般の方々には少々敷居が高いですが、今回の形式であれば多くの方々が自由に意見交換ができるのが魅力的です。何よりも多くの参加者の方々に楽しんでもらえたのが嬉しかったです。今後も北欧を題材にしたドキュメンタリー映画がありましたら、定期的に映画上映会を開催し、さまざまな方とコミュニケーションを図っていきたいと思います。この度は事務局の皆様、学内の関係者の皆様、参加者の皆様、誠にありがとうございました。
倉地真太郎(明治大学政治経済学部)
kurachi@meiji.ac.jpさん 23/06/12 17:26
江田島の海のビーチクリーンなどを行う団体「ベイネット広島」さんをお招きして、映画上映の後に、活動紹介や江田島の海ゴミなどの話をしていただきました。
広島では牡蠣養殖のプラスチックごみが一番の問題になっています。一説には80%が県外に流れているそうです。環境に配慮した取り組みを行っている事業者さんや、リサイクルやアップサイクルする取り組みもあれば、なかなか手が回らないという事業者さんもあります。事業者さんだけの問題ではなく、市や県ぐるみで取り組むものだとの意識も高まり、動きもはじまっていますが、まだまだこれからです。…決して手が回らない事業者さんが悪者ということではありません。
島の中には、今回お招きしたベイネット広島さんの他にも海の環境を守ろうと活動する団体があり、社会全体の取り組みとしてプラスチックごみを減らしていけるようなうねりにしていくためには、どうしたら良いか?などが投げかけられました。
作品の中で海鳥の胃袋から出てきたプラスチックの中に、牡蠣養殖のパイプにも似たものがあり、皆さん「はっと」していらっしゃいました。
海の現状を知り、大切な海を美しい海として何世代の後にも繋げていけるように、もっともっと多くの方に観てもらいたいと思います。
子どもたちにも観てもらいたいので、短縮吹替バージョンも活用しながら、繰り返し上映したいと思っています。
しまのぱんsouda!さん 23/06/12 11:25
プライド月間ということでこちらの映画をチョイスして上映会を開催しました。
単に性的マイノリティに焦点を当てた映画ではなく、人種だったり性別だったり社会的背景だったり、あらゆる多様性やそれらを取り巻く差別について考えさせられる映画でした。
恐ろしいのは40年近く昔の話であるにもかかわらず現代社会が抱えている課題がこの頃とほぼ変わっていないということ。
多様性について叫ばれるようになってきたとはいえ、差別意識や価値観を変えることがいかに難しいかということを改めて感じました。
鑑賞後には参加者の方々と感想のシエアも行いました。
重いテーマではありますが人間の本質について深く考えることができる良い作品だと思います。観れてよかったです。
SALTさん 23/06/10 15:54
ちょうど改正入管難民法が可決されたタイミングでの、シリア難民問題の映画でした。登場する難民家族らに同情したのにも関わらず、シェア会では日本人は周りに住む外国人を受け入れきれない雰囲気だという意見が交わされ、皆に関わる解決すべき問題というコンセンサスが得られました。また、初めて来場されてあらゆる社会問題についてどんどん語る方がいて、今までいかに皆が意見をほんの少ししか発信しなかったかに気付かされました。
CATFLIXさん 23/06/10 09:48
以前から気になっていた作品で、ようやく上映にこぎつけることができました。それなりに広報にも力を入れたつもりでしたが、結果はいつものメンバーのみ。他のイベントと重なったりして日程が合わなければどうしようもないとは言え、少し残念でした。
というのも、やっぱり作品が素晴らしかったから。
情報量の多さや、もったいないキッチンの考え方の変遷を追いきれない部分もあったにせよ、見た人それぞれが、記憶に残った場面から思考を深掘りしていけるような、そんな多面的な作品だと感じました。
そして題材からしても、映画上映だけで終わらせるには「もったいない」作品で、ゲストを呼んでのトークセッションや、実際にもったいないキッチンをやってみるなど、映画上映と他のアクティビティを組み合わせてのイベント企画がやりやすそうだと感じました。
作中では、前作「0円キッチン」とのつながりには特に触れられていませんが、連続上映することで見えてくるものもあるように思えます。上映後に、作品中で扱われていたテーマを整理・分析してさらに探求していく題材にもなりそうです。
何よりも、主人公と言えるダーヴィドの屈託の無さに救われました。ややもすると小難しく考えてしまいがちなテーマでもあるので、彼のシンプルな発想をヒントに、また上映会を企画したいなと思いました。
山小屋シネマさん 23/06/08 18:01
急遽開催を決定したので、参加者が2名であった。どちらも未就学児、小学生のお子さんを持つ保護者の方で、お子さんの教育について、自分たちの学びについて興味関心のある方だった。上映後の感想会では、たくさんの良い言葉がでてきたが、すぐには咀嚼できないので、家でじっくり考えたいという意見や、今自分がやっている仕事のありようにも繋げていきたい、という意見があった。
岩井駅前交流拠点 boccs(ボックス)さん 23/06/06 20:34
貧困や不平等、環境破壊といった社会課題をビジネスの手法で解決しようと挑戦している、アメリカのミレニアル世代の社会起業家たちを捉えたドキュメンタリーです。
理想を追い求める日々の中で、きっと大変なことはたくさんあったかとは思いますが、映画の中の彼らは明るく活力に満ち、とても前向きなのが印象的でした。
「買い物は未来を選ぶための投票」という言葉がありましたが、私も、今後は物ができるまでのストーリーを想像しながら買い物をしたいと感じました。
上映後の感想会で出た意見の一部をご紹介します。
・「自分で家族を養いたい」という一言が印象に残った。お金や場所を与えるだけではいけないと思った。
・講演をしていた黒人女性が何をきっかけに今の立場になったのかが気になった。
・学校で社会を変えられると教えてほしい。日本の子どもたちは、ずっと変わらないままだと思っている。
大東市 アクロス&DIC21さん 23/06/05 19:43
ただ1ドルで1日をすごす話ではなく
海外協力隊にかかわるような内容もあり、
面白い映画でした。
n-syounai@okamoto-group.co.jpさん 23/06/05 10:28
参加者は、おとな9名(スタッフ含む)、こども1名、計10名でした。
以下、わかちあいの時間での感想です。
・いい映画だった。
・「物の価値はその人の心が決める」と映画で言っていた言葉に共感した。
・カフェでの物々交換は物だけでなく、物語や歌とも交換していた。その人が価値があると思えば物でなくても交換の対象になるのが面白かった。自分は何を選ぶのかが大事だと思った。
・物との関わりに人との関わりがあり繋がりあっている、物を通して人と人との繋がりもできる。
・物との関わり方と別れ方、物への執着や熱量は人によって違う。
・明治生まれの祖母は「物にも命がある」と言って物を大事に使っていた。今は全てが使い捨て。物に対する価値がこの数十年で変わってしまっている。
・所有物にはいろいろな記憶や物語を持つ物がある。大事だと思っている物もいつか手放さなければならない時が来る。その時ちゃんと折り合いを付けてお別れできればいいな、と思った。
・店主が最後に自分の物語をつくりに旅立ったところに共感した。
・地球までも脅かす今の社会の在り方には疑問がある。私たちは店主のように束縛から自由になって、物だけでなく、生き方そのものから社会、地球まで考えないといけないと思った。
・今の社会は全てのもの、行為にまで値段がついている。この映画は「値札」ではなくて「価値」を付けていると思った。
・台湾という侵略され続けた歴史と多文化を受け入れてきた人たちだから、このカフェストーリーができたと思う。
・10年前にこの映画を観た時と感じ方が違う。自分の感じ方が変わるし、物に対しての自分の価値や、今の自分にとって大事なもの、ことも変わってくる。それを大事にしたい。
今回、オーガニックカフェ・ウインドファームさんの出店があり「カフェの映画を観ながらコーヒー。映画を五感で楽しむことができた」と皆さん喜ばれていました。
ママパパシネマ実行委員会さん 23/06/02 22:45
※ 上映者の声投稿数で集計