若いフランス人カップルが日本で見つけた持続可能な暮らしの未来像
About the film
●フランス人カップルが日本で見つけた持続可能な社会像とは?
甚大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災。これまでのライフスタイルを見直し、よりエコロジカルで持続可能な暮らし方に移行した日本人は少なくない。これらの変化に熱視線を注ぎ、日本中を旅した30代の若いフランス人カップルがいる。日本とエコロジーが大好きなマチルダとジョナサンだ。将来、持続可能な生活をすることを心に決めている彼らは、エコロジカルな暮らしの実践者たちに会うため、8ヶ月もの間、ボランティアしながら日本を縦断することを決意する。
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●未来の世代のために私たちが進むべき道とは?
3500kmのヒッチハイクを含む5000kmで訪れた場所の数は15ヶ所。訪問先は、屋久島で自然と調和したライフスタイルを実践しているエコビレッジ・アペルイ、神奈川で地域通貨や自然エネルギーに取り組むトランジション藤野、東京のど真ん中でパーマカルチャーに挑戦している東京アーバンパーマカルチャー、徳島県上勝町でごみのない社会への転換に取り組むゼロ・ウェイストアカデミーなど。2人は、各地を巡り、持続可能な未来のためのヒントを発見していく。合言葉は「できる」。フランス語だと「セ・ポシブル」。さあ、マチルダとジョナサンと旅に出よう。
Data
原題 |
DEKIRU: C'EST POSSIBLE |
製作年 |
2019年 |
製作国 |
フランス |
制作 |
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配給 |
ユナイテッドピープル 後援:アンスティチュ・フランセ日本 |
時間 |
99分 |
Cast & Staff
監督 |
マチルダ・ジュリアン&ジョナサン・カレン |
製作総指揮 |
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プロデューサー |
口レンス・ラフイト、ケビン・アモン(協力プロデューサー) |
原作 |
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脚本 |
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音楽 |
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撮影 |
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編集 |
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キャスト |
マチルダ・ジュリアン&ジョナサン・カレン
三宅洋平 (音楽家・政治活動家・社会活動家)
テンダー(ヒッピー)
ソーヤー海(共生革命家)
坂野 晶(ゼロ・ウェイストアカデミー)
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上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
これは事例が豊富で、循環していく暮らしとは?とても参考になる映画でした。
パーマカルチャー、トランジッションタウン、ウーフ、地域通貨、など、私たちの暮らしを循環できるものへと変える仕組み、新しい経済のあり方を実践している人々が多く紹介され、自分たちが何を選択していくのか参考になリマス。
映画の中で、「支え合う、つながり合う、生かしあう。みんなが幸せになるための仕組みを取り戻す。少なくとも自分の住む地域では。」と言う言葉がありメモしていました。
それぞれの地域でつながり合い、さらに繋がりが他地域までに広がっていけば、世界は変わっていくだろうな、と希望が持てる内容でした。
日本で活動に取り組む人たちの「そのまま」を感じることができる作品。
フランス人カップルによる旅の記録という側面を持ちつつも、各地のトランジション活動・環境活動の実践者たちをめぐり、飾らない言葉を引き出しており、インタビュー集としても大変参考になります。
上映会では、実際にトランジション活動やパーマカルチャーに関わっているかたにも参加していただき、実践視点での意見交換を行うことができました。日本での取り組みにフォーカスしていますので、身近でわかりやすい内容になっています。
興味のある内容だったのもありとっても面白かった。
構成も良く何度も見たい映画です。
無意識にやることをなくすこと。
自分の行動が人に、地球に、どういう影響を及ぼすのかということをちゃんと考えて責任を持つ、というのは当たり前だけれど改めて認識させられました。
地方にいても、都会のど真ん中にいても、意識と工夫と行動力でやれることはたくさん。それぞれのアプローチ方法が見れて可能性を感じました。
・持続可能な暮らしを自分の暮らしの中でもっと実践したいと思いながらも、自分の暮らしの快適な部分は多くの持続可能でないものによって成り立っている。矛盾の中で生きているということに改めて気が付く。