サバイビング・プログレス - 進歩の罠

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上映会開催可能期限:2019-08-31

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サバイビング・プログレス - 進歩の罠

ジャンル 環境 政治経済 多様性 伝統文化 科学技術 問題解決  口コミ数 3件 時間 86分 製作年2011年  監督 マチュー・ロワ 共同監督:ハロルド・クロックス
review!
3

映画界の巨匠マーティン・スコセッシ製作総指揮!
21世紀を生き抜くための選択とは?めまぐるしいスピードで変化する世界で人類がサバイバルできるかは私たち次第。壮大なスケールで人類の生存について問うドキュメンタリー映画。

「1970年に世界的なシンクタンク、ローマクラブが『成長の限界』という報告書を発表し、人類がこのまま経済成長を続けていくと、人口爆発、食糧不足、資源枯渇、エネルギー危機、環境破壊という五つの問題によって、その経済成長は100年以内に限界に達し、世界全体が急激なカタストロフィーに向かうことを予言した。それから40年余りの歳月を経て、問題は何も解決していないばかりか、さらに深刻な様相を呈している。この映画は、その変わらぬ現実への強い警鐘であるとともに、「進歩」という言葉と、「進化」という言葉の真の意味を、我々に深く問うてくる。」
田坂広志
多摩大学大学院教授、元内閣官房参与
デモクラシー2.0イニシアティブ 代表発起人

Screening Information

2017/09/23
[ 兵庫県 ] 【サバイビング・プログレス −進歩の罠】上映会@トランジション西宮シアター

市民上映会 開催者募集

Synopsis

21 世紀を生き抜くための選択とは?めまぐるしいスピードで変化する世界で人類がサバイバルできるかは私たち次第。壮大なスケールで人類の生存について問うドキュメンタリー。

人類はどこへ? 21 世紀を生き抜く私たちへのウェイクアップ・コール

5万年もの間、人類の頭脳はアップグレードされていない。それにもかかわらず同じ頭脳をオペレーションシステムとして、21世紀に私たち人類が直面する難解な問題解決を図ろうとしている。人口増、大量消費社会や地球環境破壊など、問題は深刻さを増すばかりだ。問題解決のために生物化学や宇宙開発という進歩への挑戦が試みられるなか、ベストセラー作家で『暴走する文明「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ』の著者ロナルド・ライトは、目先の利益のために将来を犠牲にする「進歩の罠」によってこれまでの文明が繰り返し破壊されてきたことを指摘し、現在、人類が文明の崩壊の瀬戸際にあると警告する。ライトがナビゲーターとなり、コリン・ビーヴァン(『地球にやさしい生活』)、ジェーン・グドール(霊長類学者)、スティーヴン・ホーキング(理論物理学者)、デヴィッド・スズキ(遺伝学者/活動家)、サイモン・ジョンソン(前IMF チーフエコノミスト)たちと人類の未来を考察する。製作総指揮にアカデミー賞受賞監督のマーティン・スコセッシ、『ザ・コーポレーション』監督のマーク・アクバーを迎えて、壮大なスケールと圧倒的な映像表現で人類の進歩史を描き、21世紀を生きる私たちに警鐘を鳴らす渾身のドキュメンタリー。

<トロント国際映画祭2011 バンクーバー国際映画祭2011 アムステルダム国際映画祭2011 ほか>

Story

『サバイビング・プログレス – 進歩の罠』は、人類の進歩の物語が荘厳なものであると同時に諸刃の剣であることを表現している。私たちのノウハウの集積である頭脳が5 万年もの間アップグレードされていない古びたハードウェアであるにもかかわらず今も動き続けていることは、21 世紀における甚大なリスクである。表現豊かな映像、そして臨場感あふれるサウンド。映像作家マチュー・ロワとハロルド・クロックスが、洞窟の住人から宇宙探検家に至る人類の進歩をじっくり見つめる旅へと導いていく。

本作の土台になったベストセラー『暴走する文明「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ』の著者で本作のナビゲーターのロナルド・ライトは、魅惑的な技術は直面している課題解決に役だったとしても、将来を犠牲にしていることが多いように、いかに「進歩の罠」によってこれまでの文明が繰り返し破壊されてきたかを明らかにする。中国のエコツアー主催者、現代文明の制御不能を訴えるウォール街の住人、環境問題に熱烈に取り組む金融エリート、焼け焦げたアマゾンを守る環境保全が任務の警官たち。この映画ではそれぞれのストーリーが「進歩の罠」の実態を明らかにしていく。かつての人類は、地域の資源を使い切ったとしても、次の地域へと移ることが出来た。しかし今日のグローバル文明が過剰消費によって崩壊したら、もうそこまでだ。なぜなら私たちにはバックアップ用の地球などないのだから。

『サバイビング・プログレス – 進歩の罠』には私たち人類の過去、脳、そして社会を徹底的に調べた思想家たちが登場する。ライトの差し迫った警告に拍車をかける者もいれば、進歩が招いた人類の危機こそ、人類を救いへと導く鍵だと信じる者もいる。宇宙学者スティーヴン・ホーキング博士は、他の惑星での故郷づくりに目を向けている。ヒトゲノムを解読した研究チームの生物学者クレイグ・ベンターは、人類生存のために人工食糧や人工燃料の設計にチャレンジしている。

著名な環境学者のヴァクラフ・スミルは、”持たざる者”が裕福なライフスタイルを目指し、”持てる者”が無尽蔵にエネルギーや資源を使い尽くす社会は、やがて大惨事に直面することになると警告する。その他、霊長類学者ジェーン・グドール、作家マーガレット・アトウッド、またコンゴ、カナダ、米国の活動家らは、私たちの知恵と道徳観の進歩に希望を抱いている。

『サバイビング・プログレス – 進歩の罠』は、私たちに一つの課題を残す。それは、類人猿より賢くなったことが、人類の進歩の行き詰まりではなかったと、これから私たちが証明することだ。

Data

原題 SURVIVING PROGRESS 製作年 2011年
製作国 カナダ 制作
配給 ユナイテッドピープル 時間 86分

Cast & Staff

監督 マチュー・ロワ 共同監督:ハロルド・クロックス 製作総指揮 マリオ・ジャネール
プロデューサー ダニエル・ルイ、デニース・ロバート、ゲリー・フライブ 原作 ハロルド・クロックス、マチュー・ロワ
脚本 音楽 パトリック・ワトソン、マイケル・ラムジー
撮影 マリオ・ジャネール 編集 ルイ-マーティン・パラディス
キャスト マーガレット・アトウッド エニオ・ビータ コリン・ビーヴァン チェン・チャンニエン チェン・ミン ビクター・チーカイ・ガオ ジェーン・グドール スティーヴン・ホーキング マイケル・ハドソン サイモン・ジョンソン マーク・レヴィーン ゲイリー・マーカス ダニエル・ポヴィネリ キャンベル・ムサヴァリ マリナ・シルヴァ ヴァクラフ・スミル デヴィッド・スズキ ラケル・タイツォン-ケイロス ジム・トーマス J.クレイグ・ベンター ロバート・ライト ロナルド・ライト

Review(3)

14/05/16 17:10

関根健次 さんのレビュー
感動 役立ち 学び 人生変わる
これから人類はどこへ行くのか、向かうべきなのか。これほど壮大なスケールで、私たちに疑問符を投げかけてくる作品もそうそうないと思います。映画界の巨匠、マーティン・スコセッシ製作総指揮の超大作ドキュメンタリーに思います。

このドキュメンタリーの特徴は結論を言わないこと。世界の第一線で活動する専門家たちが次々とそれぞれの考えを吐露し、選択は私たちに委ねてきます。見終わった後、何だったんだろうと、後を引きます。ぜひご覧頂きたい。

この映画のナビゲーター、ロナルド・ライト氏はこんなことを書いています。大切なメッセージに思います。

「ものごとがあまりにも速いスピードで進行するため、手を打たないこと自体がもっとも大きな過ちのひとつになる」

「必要なのは、たんに短期的な思考から長期的な思考へのシフトであり、無謀と行き過ぎから、節度と予防原則へのシフトなのである」

「私たちには、資源を分かち合い、汚染を浄化し、基本的な保険医療や産児制限を実行し、自然の限界に合わせて経済活動を制限するための道具や手段がある」

『暴走する文明―「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ』
ロナルド ライト (著),星川 淳 (翻訳)より

14/05/13 11:56

うっちー さんのレビュー
学び 人生変わる
現代の世界が抱えている問題を様々な角度から描くとても重い内容となっています。しかし、変えていくためには現状を正しく認識することが必要。この映画を見て、覚悟をもってこれからの生き方を考えなおしていきたいと思いました。

17/07/24 19:18

Shake-Handsシネマ&トーク さんのレビュー
感動 学び 人生変わる
2017.2.23 参加者アンケートより

・様々な思いが錯綜しました。教育者は子ども達に「精進」を促し、人類の進歩・発展に寄与する人材の育成に努めます。しかしそもそも「進歩、発展」とは何を言うのか。私たちはどこへ行こうとしているのか? 改めて考えたいと思いました。

・思考が止まるくらい激しい映画でした。映像の流れも怒涛のように語られる話も、この地球全てがまるで資本主義で出来ているかのように。

・進化の罠、今後私達が生き残っていくには、地球外に脱出するか、遺伝子を組み替えるか、二つの選択肢が示されていましたが、他に選べる道は無いのか考えて続けています。

2017.3.21 参加者アンケートより

・アマゾンの森林伐採の発端は、IMFだった、国際銀行だった、ということに驚いた。

・エンディングの壮大な自然映像が心に迫ってきた。

・共産圏に住んでいた方の言っていたことが自分と一番近いと思った。日々の生活の中で努力できることと我慢できないこと。バランスだと思う。

・理科の授業で科学技術と人間の進化という授業を今日やった。とてもリンクしている。科学技術は使い方、使う人のあり方が問われる。

・人間はサルの毛が抜けたくらい。進歩していると思いながら、実は退化しているのかもしれない。

・環境破壊が戦争につながるのだ、と思った。

・これからは人間の道徳が試されていく時代になるのだと思った。

・森林伐採は良くないというけど、それをしないと生きていけないと言っている人がいた。そういう人たちのことを考えると難しい問題だと思った。

・バイオテクノロジーについて関心を持った。どこまで人間が手を出すかということ。

・人口の増加を止めるという解決策について、みんな触れないようにしている感じがした。

・印象に残ったのは、「進歩」を信じるか信じないか、という言葉。進歩は選択なんだと思った。日々の一つ一つの言動にそれは進歩なのか?と問える。

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